最近、より手数料の安い証券会社に口座開設をしましたので、使い勝手などをレビューいたします。
なお、当方は証券会社の回し者ではありませんので、証券会社名はイニシャル表示とさせて頂きます。
今までに開いた証券口座は合計10社程度あります。
しかし、実際に資金を入れて稼働しているのは現在、概ね3社です。
数多くの証券ツールを使ってきているので、経験を踏まえ、現在の証券会社のツールの使い勝手を含め、ご紹介致します。
今回、新たに口座を開いた証券会社は、某S・N証券です。
手数料安すぎの某S・N証券
今回、口座を開設した某S・N証券は
- 信用取引の手数料0円
- 制度信用の金利2%台前半
であり、信用取引でいわゆる持ち越しをしても手数料がかかりません。
これが今回、新たに口座開設をした最大の理由です。
金利も安いほうです。
今までメインで使っていた某M証券では、一日信用と呼ばれるシステムがあり、日計りの信用取引については手数料無料。
ところが、翌日に株を持ち越してしまいますと、手数料がしっかり掛かります。
当方は、デイトレのみならず、スイング持ち越しの方もかなり重視しておりますので、これはちょっと痛い。
持ち越してしまいますと、売買代金に応じた手数料が掛かり、これがなかなかの金額となる場合があります。
今まで使っていた証券会社は
某M証券は、信用の日計り取引については
- 手数料0円
- 約定金額100万円以上金利0
- 約定金額100万円未満金利1%台後半
となっており、日計りのみでトレードするに分には手数料がかからず、金利についても安い。
しかし、いかんせん持ち越しの際に苦労する訳です。
デカい金額で持ち越すと、それなりに高い手数料がかかります。
このため、当方、別の証券会社の口座を持ち越し専用とし、スイングトレードのみ、この口座で対応しておりました。
ちなみに、スイング用口座としていたのは某NK証券で
- 信用取引手数料0
- 制度信用金利2%台
となっています。
普通にスイングトレードをするには、十分。
当初そう考えておりました。
しかし、金利は今回の某S・N証券よりやや高く、別のやりにくさもありました。
証券会社独自の規制が厳しい
この某NK証券、自社の取引規制が厳しく、信用で買えない場合があるのです。
主に新興市場の微妙に怪しい銘柄、いわゆるアレな株を持ち越そうとする際、「当社の規制により信用取引ができません」と言うような表示が出てしまいます。
この規制、確かに初心者トレーダーにとっては危ない株を持ち越さなくて済むため、ありがたいのかもしれません。
しかし、いわゆるアレな株メインの当方としては、痛過ぎる。
アレな株に限って信用で買えないわけですから。
仕方ないので現物株で持ち越しをしますと、約定代金に応じた手数料がかかります。
その上、現物株でも持ち越しできない(買い禁止の)銘柄が結構ありました。
すなわち、アレな株は買えない感じの証券会社と言うわけであります。
当方、これについてはもうあきらめて、別の証券会社にもスイング用口座を作り、対応しておりました。
某S証券です。
こちらは信用で持ち越すと手数料がかかりましたが、約定代金50万円超の場合、数百円と安いのです。
ですが、今回、信用ならば必ず手数料無料となる某S・N証券をメインの口座とすることとなりました。
新規開設口座のトレードツールはどうか
今回新たに口座開設をした某S・N証券では、当方にとって、若干使いにくい点がないわけではありませんでした。
それは
- 更新ボタンを押さねばならない場合がある
- 自動返済の場合の指値が表示されない
と言うものです。
更新ボタンを押さねばならない件
これはしばらく使っているうちに慣れてきました。
当方にとって、今や無問題と言えます。
この証券会社のツールでは、例えば、値上がり率ランキングを表示させている場合、自動更新ではなく、更新ボタンを押さないとリアルタイムの情報が表示されません。
当初、使いにくいと感じていましたが、慣れてくるとむしろこっちの方が使い勝手がよいと判ってきました。
その理由は以下です。
当方の場合、ランキング表示については、銘柄名の部分をクリックして発注手続きに至る場合がほとんど。
この場合、自動更新されないランキングのほうがクリックがしやすいのです。
リアルタイムで自動更新されるツールの場合、瞬時にランキングが入れ替わり、クリックできない場合が少なくありません。
「逃げた」銘柄を追いかけてクリックしたら、また逃げられた、なんてことも。
デイトレードでは慌てていますので、「クリック逃がし」は痛い。
その意味では、自動更新されないツールと言うのは、確実に該当銘柄がクリックでき、かえって使いやすいのです。
自動返済の場合の指値が表示されない件
自動返済とは、最近の証券会社で準備されることが多くなった仕組みで、設定により買ったらすぐ返済注文が出るシステムです。
当方、デイトレード(買いから入る場合)においては、
- 自動での返済売り
- 自動での逆指損切り(成り行き)
を同時に出してしまうことが少なくありません。
某S・N証券でもこの方法に対応しています。
しかし、何とこの某S・N証券、自動発注で出た返済売りについては、板表示に指値が表示されないのです。
最初は困ったなぁと思っていました。
なぜなら、指値が板表示に出ているからこそ指値変更がスムーズにできるし、発注取り消しもいつでもできるからです。
ですが、これも慣れで対処できるようになりました。
注文がひと段落してから、注文変更のための注文ボタンを出しておいて、身構えておくのです。
こうすればいつでも発注の変更・取消ができ、相場の急変に対応できます。
他に使いにくい点は
PTSが使えない
新規開設した某S・N証券、PTSが使えません。
このため、PTS用の別口座として、某S証券にも資金を入れておく事としました。
あちこちの証券会社に資金が分散するのは、管理と言う面では若干わずらわしい。
こればかりは今後の改善に期待するのみです。
手数料が安すぎて大丈夫なのかと言う不安
某匿名掲示板で調べて見ると、この証券会社で過去にシステム障害があった旨の書き込みがありました。
ログインできないとか、注文が出せなかったと言う内容です。
当方も他の証券会社で何度かシステム障害を食らっています。
そのために損をしたこともありますので、これはいささか不安です。
手数料が破格に安いと言うことは…、等とついつい考えてしまいます。
是非今後、より一層システムにおカネをかけてもらいたい所であります。
今のところ、何の問題もなくトレードできていますし、今の状態が続いてくれるなら全く問題なし。
当面はこの証券会社を信じてトレードする予定です。
さて、本日のトレードですが。
朝方、主力株は海運、機械、自動車に来ていたので、そのうちどの銘柄でデイするかの選択となりました。
主力の超大型株と言えども、やはり値動きは奇怪。
値動きの率は小さいですが、瞬時に素っ飛びまわります。
アルゴのせいじゃないですかね、と言う。
思ったほど利益が伸びませんでした。
毎度のことですが。
スイング銘柄も一部ギャップダウンあり、トータル微益。
デイ微益とスイング微益でトータル微益と言う、微妙な結果に終わりました。
日経が上がり、今日こそはイケると思ったんですが。
損しなかっただけ良かったと言う、ありきたりな大引けとなりました。