BNFの手法|5つの結論と謎多き男の正体

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BNFのまとめ。

逆張りのスイングトレードを主体に、相場を席捲してきた男。

最近の彼はメディアに出ることもありません。

が、ときおり、大株主の一角に名前が上がることも。

彼はトレーダーと言うよりも、投資家になったのでしょうか?

巨額の資産を作り上げた彼の取引方法はどんなものなのか。

そして、現在の彼の動向は?

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BNFのスイングトレード手法

  1. 日足上昇・陽線引け銘柄多数買い
  2. 日足下降・爆下げ銘柄多数買い
  3. 理由不明の新興株大量買い
  4. とんでもない握力で1~3日買い持ち越し
  5. 東証1部大量資源株買い

どのようにBNFの取引方法を調べたか

以上、5つのトレード手法は、ネット上に残されている本人の投稿データや、テレビ出演の際の映像などから推測した内容です。

ネット上には、BNF本人による投稿(某匿名掲示板)が残されています。

その中には、スイングトレードで大量に株を買った際の銘柄名(日付含む)などもあります。

また、テレビ出演の際、売買している銘柄名が映り込んだこともありました。

これらについて、私なりの個人的見解を述べたいと思います。

BNFとは

2004年頃よりネット上(某匿名掲示板)、後にテレビ出演などにより名を知られるようになった個人投資家。

年齢は当時20代。

資産を急増させ「億った」のみならず、その後も株のトレードで稼ぎまくり、資産数百億円に達したと言われる伝説的な人物。

取引手法は、当初、逆張り主体。

短期のスイングトレードがメインであるとされています。

2009年頃よりメディア等へのお目見えは、当方が知り得る限りありません。

1.日足上昇・陽線引け銘柄多数買い

某匿名掲示板の過去ログには、BNFが買い持ち越しした銘柄を、みずから書き込んだとされるデータがあります。

その日の朝(寄り付き後)、売り決済し手放したとされる銘柄群です。

時期は2004年の春頃。

銘柄名と日付をもとに日足のチャートを調べてみると…。

当日の日足チャート

BNFの順張り売買ポイント

(イメージ図です。)

このような日足チャートの銘柄ばかり50銘柄前後。

順張り。

中にはストップ高張り付きを持ち越した銘柄も少なくなかったです。

多い時には50以上の銘柄を買い持ちしている日もありました。

どちらかと言うと新興市場の銘柄が多い印象。

市場の別にはあまりこだわっていない?

雑誌のインタビューなどにもそう書かれていましたが…。

テレビにしても雑誌にしても、本人の思っていることと違う部分が切り取られることもあると…。

ですので、本当のところはよくわかりません。

実際にやってみた結果

【結論】あまり上手く行きません。

下手をすると普通に損をします。

陽線引け大量買いが儲からない理由

  • 最近の銘柄はギャップアップの幅が小さい
  • それどころかギャップダウンする場合もある

実際に最近の銘柄について、日足チャートをざっと見ていただければわかります。

前日終値から翌日始値のギャップアップの幅。

それがあまり開いていないのです。

むしろ、ガクンと下がっている場合さえ多い。

BNFが買った日は、5%以上ギャップをつけて寄っているような、爆上がりの株が多数。

値動きがヒント?

新興市場の銘柄は、比較的値動きが大きく、今でもギャップアップする銘柄もあります。

しかし、出来高を伴う銘柄で、かつ、そのようなギャップアップの値動き。

そんな銘柄が同じ日に50も見つかりません。

探せばちらほらあるかな…程度。

そもそも数が少ないものを当てるのは難しいです。

地合いの良い時の新興株ならどうか

地合いに依存するチャートパターンなのか…?

そう思って、実際に地合いの良いイケイケドンドンの時に、このやり方を試したこともあります。

しかし、やはり効果薄。

リスクを押してまで大量に買い持ち越しする程ではない、そういう結論。

何せ、大きく上がらないのでは意味がありません。

2003年~2005年までの期間は、今とは比べものにならない程、相場が活況であったことは否めません。

地合いの見極めか、はたまた当人の投資能力のおかげか。

投資手法はベールに包まれたままです。

2.日足下降・爆下げ銘柄多数買い

爆下げ銘柄多数買いの日足チャート

BNFの逆張り売買ポイント

これはテレビ出演した際にも見られた逆張り手法。

実際にやってみた結果

【結論】地合いを良く見定めれば、そこそこ効果あり。

効果が今一つである理由

  • 下げ相場の底近くなら効果アリ
  • 外すと思い切り損切り

確かに、下げ相場が続いた後、ガクッと全体相場が落ちた時に持ち越すと、翌日ギャップアップするので効果があります。

しかし、それって誰でもやっていることじゃ…?

3日くらい連続で下げた後に買い、スイングトレードで持ち越し。

場合によっては、そこそこの確率をもって大きくギャップアップを取ることができます。

ただし、外したらアウト。

そういう時に限って値動きが大きいですから。

下げ相場の中で「軽い致命傷食らった痛い!」

そんなシャレにならない叫びを何度発したことでしょう。

3.理由不明の新興株大量買い

ライブドアショックの数営業日後、新興市場の銘柄は壊滅的に下がっていました。

ユーチューブに残っていたテレビ番組によると、その日、BNFは前場の後半から大量の新興株を買って行き、昼休憩の時間帯にインタビューに答えていました。

実際にやってみた結果

【結論】難易度が高すぎる。

新興株大量買いが難しい理由

新興株は当方も普段から売買しているため、値動きについてはある程度把握しているつもりです。

ところが、爆下げ後の新興株と言うのは、ある時は急激なリバウンド。

またある時は爆下げの連鎖。

多数の銘柄を買い持てばトータルで利益が出ると思ったら、その逆。

良くてトントンか、多少利益が出るのか・出ないのか、そんな感じ。

何度もトライしましたが、難しすぎてダメ。

そもそもストレスがかかり過ぎて、出来ればやりたくありません。

地合いが爆下げしてから買えば良い?

新興株の恐ろしさは、爆下げしてからさらに暴落することもある、泣き面に蜂的な値動きが特徴。

顔面をボコボコに蜂に刺されて、涙も枯れました。

4.とんでもない握力で買い持ち越し

ジェイコム株大量誤発注事件

あの時、大量保有報告書にBNFの名前(本名)があることがわかり、ネット上でも話題になりました。

ジェイコム株は当日、新規上場(IPO)しており、寄り付いた直後に大量の誤発注(売り注文)が発生。

そのままストップ安まで特別売り気配が続き、S安張り付け状態へ。

その間、BNFは散発的に買いを入れていた模様。

ストップ安値でも買いを入れ、しばらく張り付いた後、一転今度はストップ高へ。

その日の分足を調べましたが、何度かストップ高から剥がれたものの、S高張り付き状態で引けました。

BNFはその間、持ち株をほとんど売ることなく(ごく一部のみ売り決済)、買い持ちしていました。

この握力の凄まじさ。

なお、今でもこれらのデータ(大量保有報告書)はネット上で確認することができます。

爆下げの「逝って来い」を耐える男

特別売り気配でナンピン買い

ストップ安買い

S安張り付き

特別買い気配

爆上げ開始

ストップ高張り付き

S高から剥がれる(ほとんど売らず)

再度張り付き

剥がれる(ほとんど売らず)

S高張り付き

この間、ずっとホールド。

あなたなら耐えられますか?

しかも、自分の資産の半分か、それ以上(数十億円分)をジェイコム株に投入。

そんな情報だったと記憶しています。

激しい値動きの中、究極の握力でひたすら買い持つのがBNFなのか?

5.東証1部大量資源株買い

今でも探せば、ユーチューブなどに動画が残っているかも知れません。

ある時、BNFは東証1部(現行の東証プライム)の主力大型株ばかり大量に買い持ち越ししていました。

アナウンサーの久米宏氏がBNFの自宅を訪問した時のことです。

買いを入れた時刻を調べると、後場の2時過ぎから買っていることがわかりました。

日足のチャートを調べたら、やはり上がり続ける日足チャートの順張り。

週末金曜日に買い、ギャップアップ後の月曜の前場には売り切ったことが番組内で明らかにされました。

資源株がまとめて上がったらギャップアップ?

【結論】普通に難しい、と言うより手法にならない

東証1部大量資源株買いが難しい理由

  • ほんの少しのギャップ幅しかない
  • 高値掴みになる

動画の情報をもとに、いろいろな時期について主力株の過去の日足を調べてみました。

しかし、やはり手法と呼べるほどのメリットは感じられません。

このテレビ番組の放送より後の時期では、主力株はほとんどギャップアップしない傾向に(筆者調べ)。

1%にも満たないギャップアップなど、ちと厳しい。

場中にじわじわ上がっていき、結果大きく上がるパターンはよくあるのですが。

ギャップダウンを食らう場面もしばしばです。

地合いの見極めが全てなのでしょうか。

メガバンク株ならギャップアップする?

同じことをメガバンク株で調べたこともあります。

すると、やはり2007年以前では日足でそこそこギャップアップしていましたが、偶然か?

最近では少ないような…。

皆が株取引に長けてくれば、値動きは徐々に小さくなります。

地合いと値動きの全てが頭に入っていないと、ピンポイントでチャンスに切り込むのは難しい、そういう結論に達しました。

消されたテレビ番組の情報に鍵が…

実はユーチューブ動画の中には、既に消されたものがいくつかあります。

私の記憶では、悪材料の出たある銘柄を番組中に買い、翌日にとんでもなくギャップアップしていた例がありました。

はっきり言いましょう。

後に上場廃止となった某証券株です。

あの日とんでもない悪材料が出て、壊滅的な下げになっていました。

「よく買えるな…」

思わずそうつぶやきたくなるような日足チャート。

その動画は、今ではどこにも見当たりません。

もう一度その番組を見て、検証してみたいのですが…。

BNFの現在

10円台、超低位株の大株主にBNF現る(2021年11月現在)。

東証1部(現在の東証プライム)、某銘柄の第9位株主。

いまだ、株をやっていることが確認できました。

しかし、よく買うなあ。

長らく数円から10円の価格帯を行き来している、そんな超低位株であります。

何らかの勝算があって買うのだとは思いますが、いったいどんな考えであるのか。

これも逆張りか?

BNFは過去にも、様々な銘柄の大株主として、たびたびネット界をにぎわせてきました。

しかし、ここのところ、動向不明の状態だったのです。

改めて相場における安否確認ができたことになります。

投資家BNFの運用資産

BNFの盟友、cisについて言えば、ツイッターのプロフィール欄にみずから230億円株トレーダーと記載しています。

この状況からすると、BNFも数百億円くらいでしょうか。

しかし、一人突出して資金を拡大させている可能性もなくはありません。

ネット情報によりますと、2000億円なんて声も。

もう少し頑張ったら、兆、イケますね。

実際、諸外国ではそんなトレーダーもいないことはありません。

ですが、兆はどうかな。

兆ってしまうと、国が放っておかない気もします。

そもそもBNFは存在するのか

BNFには、過去、サクラを疑う声もありました。

テレビ出演の際、あまりに生活感がなかったからです。

当時、タワマンの最上階に居を構えていたとされる彼。

しかし、その部屋があまりに閑散としていました。

ネット情報によると、部屋にはパンフ台が設置されていたと言います。

パンフ台とは、通常、店舗などに設置されるものです。

家にあるのはおかしいじゃないか、あれは単なるモデルルームで、彼は役者に過ぎないのではないのか、と言う訳です。

その説によりますと、テレビに出演していたのは目くらましのための替え玉、すなわち影武者だと言うのです。

確かに、資産の大きさからすれば、それもありうるのか?

ここまで資金を大きくさせた腕利きトレーダー。

その彼が、パンフ台の設置された閑散とした部屋で、カップラーメンをすすっている。

確かに不自然と言えばその通りです。

全てはシナリオがあって、彼はそれを演じている演者に過ぎないのか?

ユーチューブを見返すと

影武者説を確かめるべく、当方もユーチューブをくまなく見返してみました。

確かにありました、パンフ台。

よく気づくなあ。

ちょうど部屋の隅に、一瞬だけ映っています。

明石家さんまさん、所ジョージさんなどが出ている番組です。

ガラスのパンフ台には、何も乗せられていません。

雑誌くらい置いておくのが普通に思われますが。

空のパンフ台は、なぜ置いてあるのか?

そして、当方もいくつか、気になる点を発見してしまいました。

彼のトレード環境に関する、不可思議な点です。

はたして、BNFは本当にトレードをしているのでしょうか?

トレード環境の謎

BNFのトレード環境には、間違いなく、謎があります。

彼は当時、モニターを(時期により)5枚あるいは6枚並べています。

動画に映っている、このモニターの間隔、おかしくはないですか?

通常トレードをしていますと、モニターとモニターの間隔は狭い方がやりやすい。

間が空いていますと、意図せず視野角が広くなるだけで、何も得はしません。

自分の首を振る角度が大きくなってしまい、視認しづらくなるのです。

誰しもPCの操作をしているうちに自然とそれに気づき、モニター同士をできるだけ近くに寄せようとします。

BNFはそうしていないのです。

モニターとモニターの間を20cm~30cmほど空けたまま。

モニターの間を空けたままにしておくと言うのは、トレードをやったこともなく、パソコンも扱ったことのない、素人のやることであります。

それだけではありません。

当時の彼は、PCを3台使っています。

そして、マウスやキーボードも3セット、使っています。

実際に動画の中で、乱雑に置かれた3つのマウスを確認することができます。

3つのマウスを使い分けることは、短期売買をする上で、かなりのストレスになります。

毎日のことですから。

左の画面はこのマウスで、右の画面は別のマウス。

あれ、どっちがどっちだっけ?

実際に当方も同じことをやったことがあり、間違いなく混乱することになります。

慌てれば慌てるほどにマウスとマウスがこんがらがり、発注できない、なんて具合です。

そんな、何百億円もの資金を回しているにしては、おかしくないですか?

真偽のほどを確かめることは、誰にもできません。

実に謎めいた男、BNFです。

さて、本日の当方、トレード結果は、ノーポジ・ノートレ傍観相場。

金曜に買い持ちしておけば、ガッツリ利益が出たっぽい。

長らくこんなことやっておりますなあ。

ノーポジ継続。