おカネ儲けの分野では、闇のフィクサーが存在します。
闇のフィクサーは名声を捨て、人知れず巨万の富を手にし、ほくそ笑んでいます。
そのカラクリは以下。
聖杯への地図
どの経路をたどれば聖杯にたどりつくのか?
しらみつぶしで実験を繰り返し、聖杯への地図を完成させるのであります。
すなわち、実験あるのみ。
聖杯への地図を手にすることができれば、もはや他人に認められる必要はなし。
なぜそう言えるのか?
儲けた者が勝ち
とあるノーベル賞受賞者の話では、寝ても覚めても実験。
頭の中は24時間実験で、家族には迷惑をかけた、と話しています。
青色発光ダイオードでノーベル物理学賞を受賞した学者がそう言っておられました。
その方、当初、日本では全く認められず、米国発で注目されるようになりました。
日本は頭が固くてダメだそうです。
確かに、学術研究の場合には、その分野で相手にされなければ話になりません。
しかし、相場の場合にはその限りではありません。
儲けた者勝ちであり、その研究成果をお披露目する必要はないのであります。
聖杯を手にした人
相場の世界ではときおり、どこぞのご老人が巨万の富を手にします。
なぜそれが発覚したか?
申告漏れで騒ぎになったためです。
申告漏れの一報がなければ、そのご老人、自ら暴利を得たことを世に公表することはなかったでしょう。
人知れず、彼の聖杯は独占されたのであります。
なぜ聖杯は白日のもとにさらされないのか?
その答えとは?
教えてあげるの嘘
確かに、100円ショップのコップは安くて便利です。
ただし、100円以上の価値は見出されません。
なぜなら、誰でも同じものをたやすく手に入れられるからです。
そして、手に入れたところで、そのコップは利益を生み出しません。
ただ単に安くて便利、と言うだけであります。
やっと手に入れた聖杯を、100円ショップのコップとして、売り出したい人はいるでしょうか。
誰が薄利多売をやるでしょう。
聖杯が街のショップで扱われる筈もなし。
すなわち、聖杯は表に出ない特徴を持つのであります。
ノーベル経済学賞の闇
最も優れた者が投資家となり、2番目に優れた者が経済学者になる、そんな話があります。
相場において、画期的な手法を発見した人は、大儲けできます。
すなわち、学会に発表し名声を得るより、暴利を独占し、人知れず巨万の富を得たほうが良いのであります。
すなわち、経済分野においては、ノーベル賞級のレシピは、闇に葬り去られる運命にあるのであります。
ブラックショールズ方程式はおそらく、世で2番目に優れた学者たちの功績です。
フィッシャー・ブラック氏とマイロン・ショールズ氏には敬意を表しつつ。
聖杯を手にした最も優れたお方は、今ごろ何をしているか?
誰にも知られることなく、巨万の富を築き、闇のフィクサーとして君臨しているに違いないのであります。
【実録】聖杯探しの結果
聖杯のヒント発見
太陽の黒点数を数えて一覧表とし、その動向と地球上の地震の発生数の相関を研究している人がいます。
黒点数は太陽のエネルギー動向をとらえる際に都合がよろしい。
そして、黒点数が地球に対し、何らかの影響を与えるであろうことは、知られたところであります。
この黒点数、地震のみならず、地球上の経済動向にまで影響を与えます。
太陽が活発に動けば、地球上の作物の取れ高に影響。
結果として、経済活動に寄与することとなるのです。
影響は数年単位、あるいは数十年単位の周期的動向。
相場の上下動に関与すると推測できます。
太陽黒点聖杯の行く末
当方、太陽黒点数と世界の平均株価を付き合わせ、グラフにして見比べていたことがあります。
2012年夏、そういったデータから以降、平均株価が上がる、そんな見込みを立てていました。
これは画期的発見である、そう思いました。
では、実際にどうなったか?
2013年初頭、アベノミクスにより相場は急騰しました。
当方の見込みは、明らかに的中していました。
しかし、目測が立ったところで、実際に手が打てるか否かは別の問題。
すなわち、太陽黒点聖杯に資金を全振りすることはできなかったのであります。
資金が無限にあれば、あらゆる策を講じ、完璧に対策できます。
しかし、費用対効果を考えると、何でもかんでも手を出す訳にはいきません。
資金を振り向ける先は限定的とならざるを得ない。
聖杯の候補からどれを選び、実際に手が打てるか否か、それが問題です。
聖杯は一つでよい
聖杯は一つさえあれば、他はいりません。
あちこちに手を出すことは、資金の制約上難しいのであります。
相場で言えば、1ヵ所のみに注目し、トレードを続ければ良し。
後は、徐々にロットを大きく。
短期売買において、この効用は顕著です。
複利が効いてきますので。
資産はチマチマ増えるのではなく、グイグイと増えることとなるでしょう。
聖杯の定義
相場において、聖杯とは、資産を最も効率的に増やせる手法を意味します。
- ある程度の高確率で利益確定できる
- 負ける時に大きくやられない
この2点が、当方の考える聖杯の定義であります。
いずれが欠けても聖杯にはなりません。
定義の1番目は、ザラバの至るところに落ちていると言えます。
ところが2番目については難しい。
多くの人はここで上手くいかないのであります。
なぜ大きくやられるのか
勝てると信じれば信じるほど、損切りが遅くなります。
聖杯であるからこそ、含み損に耐えてしまう。
データを取り、高確率で勝てるとわかっている訳ですので、奢りが出るのであります。
そして、聖杯であるからこそ、ロットは増加していきます。
ここで玉をぶち込めないと、いつまでたっても資金は増加しません。
これは計算上の事実です。
つまり効率良く事を進めようとすればするほど、負ける時にドカンと食らいかねない。
剣の達人になればなるほど、一瞬にして致命傷を食らう機会が増えてしまうと言う訳であります。
では、一瞬にして致命傷を食らわない方法とは?
切り合っているのにも関わらず、自分だけは切られずに済む。
もしくは、かすり傷で済ます方法。
そんなことが可能でしょうか。
やればやるほど切られる
いかに剣の達人と言えども、致命傷を食らう機会は常にあります。
相手が初心者だろうが、若輩者だろうが、本物の剣を持って切り合う以上、リスクをゼロにすることはできません。
ましてや、私たちは剣の達人ではないのであります。
やればやるほど食らう確率は上がります。
したがって、真剣勝負はできない。
負ける勝負は決してやってはならないのであります。
すなわち、聖杯を見つけるまでは勝負せず。
聖杯のありか
聖杯のありかはどこか?
その答えは、実は私たちの目の前にあります。
相場の荒野に落ちているのであります。
1000円の勝ちが幾千万
1分足の陽線1本分、そこで利益が1000円、これはたやすい。
誰もがそのように感じたことがあるでしょう。
問題は、継続できないこと。
1000円の勝ちを継続できれば、すなわちそれが聖杯。
利益は積みあがるし、玉を大きくすれば、1回当たりの利益はいくらでも増えます。
ロットを10倍にすれば利益も10倍。
間違いなくお金持ちになれるのでは?
ところが、この単純明快な勝利は、とてもではありませんが達成されません。
勝利未達の理由
根本原因はスタート地点にあります。
最初の1000円勝ち。
この1000円とは、いったい何なのか。
実は運だったのではないか?
信じたくもありませんが。
たまたま勝てたに過ぎないので、継続できないのであります。
トレードを反復する場合、その勝ちが運であるのか、必然か。
これが何より重要となってきます。
運ではなく、原因があって結果がある。
勝利が理屈に裏付けられて初めて、継続して勝ち続ける確率を引き上げることができるのであります。
そして、ロットを上げたところで大陰線を食らえば、すなわち大負け。
大負けがうまく行かない根本原因です。
運に支配されているからこそ、それを食らう。
これが相場の実情であります。
理屈に裏付けられた勝ち
運ではなく、確信をもって利益確定をする。
絶対勝てると思える確率でインできなくては、理屈に裏付けられた勝ちとは言えません。
さもないと、ロットを上げることができないのです。
負けそうだと思いつつ、虎の子の資金を投入するなど、愚の骨頂であるからして。
1分で大損
1分足の特大陰線を食らっただけで、大損が決定づけられます。
これを食らうと、いかに損切りの素早い特殊能力者とて、対処不能。
大負け必至であります。
すなわち、この長大陰線の出ない銘柄を何としてでも探し出し、そこにインする必要があります。
長大陰線こそ退場の原因であります。
聖杯の特徴
複雑なことをやっても、やられる時は酷い。
それが相場であります。
しかるに、トレードに単純性を組み込む。
実際にやってみると、単純な手法は退屈に過ぎます。
こんなんでだいじょぶなのか?となるのです。
しかし、簡単なやり方だけに、再現がしやすい。
どの局面においても繰り返せる。
トレードの汎用性であります。
単純性と汎用性、これらが聖杯の特徴です。
複雑を単純に置き換える
例えば、値上がりの理由を考えましょう。
さまざまな理由があるでしょう。
しかし、個別材料に拘泥していては、単純に捉えていくことはできません。
この銘柄、なぜ上がったのだろうと考えてしまいますと、答えは千差万別に個別的となり、一筋縄ではいかなくなるのであります。
複雑な事象を1本の縄で捉える。
値上がりの理由にそれを見つけた時、応用ができるようになるのであります。
小型株から大型株へ
1000円から100万円に、利益1000倍の法則。
その鍵は、小型株の手法が大型株でも展開できる、と言う応用。
小型株で1000円儲けたのであれば、その方法が大型株で使えるか。
ここを上手くつなげられた人が相場の最終的勝者となります。
大型株で使えるのであれば、当然ながら先物でも応用可能。
全てが回転し始めるのであります。
偶然性の排斥
ある条件、特別な状況に対応するやり方は、広くは使えません。
その場面で利益が出たとしても、応用が効かないのです。
どんな場合でも使える、そんな手法を探すことであります。
ではどうすればよいか?
一つのヒントは出来高であります。
出来高の低い銘柄でやっていは、応用が効きません。
出来高が大きい局面で勝ててこそ、主力大型株に応用ができます。
すなわち、常に、主力の大型株において応用ができないか?
板の分厚い、アルゴが走りまくっている銘柄で勝てないか?
単純化の手順
例えば、自動車の運転は本来、複雑な手順を追う必要があります。
しかし、いつも複雑なことを考え、運転していたのでは体が持ちません。
かえって事故に結びつきます。
全ての手順をシンプルかつ円滑に実行できなければ、危険性は増すばかりです。
すなわち、勝手に手が動く。
体で覚え、無意識下に実行できる。
そこに手法は成り立つのであります。
器は大きいほどよい
あらゆる側面において、器は大きければ大きいほどよろしい。
値上率が高く、出来高も大きい、自己資金は十分で、株価が高い、発行済株式数も大きい。
その上、私たちのトレーディング能力も高ければ言うことなしであります。
確かに物事は、小さくて助かることもなくはありません。
例えば、小型車は小回りが利き、運転も楽で、燃費も良い。
しかし、それは道路が狭く駐車場も狭い、移動時間が短い、などの特殊事情があって、初めて成り立つこと。
実際の話、車は大きい方が快適だし、荷物も乗ります。
馬力もある。
私たちは日本固有の特殊事情に、あまりにも慣れさせられ過ぎています。
このため、本来の感覚をどこかに置き忘れ、いささか屈折した状況を当然のことと思い込んでいるのであります。
その器の大きい聖杯の探し方とは?
聖杯の探し方
ググったら答えが見つかる。
それは一般社会の些末な出来事に限ってのお話であります。
わんさか儲かる魔法の聖杯、それがそうそうネットに落ちている筈もありません。
落ちていたとしても、見つけられては陳腐化します。
であるならば、探し方を考えなければなりません。
皆がやりそうもない探し方。
例えば、ネットの墓場を探す。
退場ブログ、その中にヒントが落ちていやしまいか?
退場ブログの2パターン
退場ブログには2つのパターンがあります。
一つは、普通の退場者であり、スカンピンで追い出されたケース。
もう一つは、聖杯を探し出した後に、何らかの理由でブログをやめた人達。
それらはたいていネット上の墓場となり、中途で打ち捨てられています。
例えば、昔のデイトレーダー、Risabu氏のブログなど。
過去にテレビ出演したBNFの動画も然りでしょう。
これは一例であり、そこに何らかのヒントがあるのかどうか、当方にはわかりません。
しかし、ネット墓場に聖杯のヒントが残されている可能性はゼロではないのであります。
なぜなら、彼らにとって、手法を明らかにすることも、有名人になることも意味はありません。
静かに途方もなく財をなし、闇のフィクサーとして暗躍した方が良いのであるからして。
さて、本日の結果は、スイング買い。
買い遅れ涙目でどうにもならない中、仕方なしに低位買い。
リバウンドはそろそろ頭打ちになりそうです。
当方、そんなところを買う癖があります。
どうなることやら。
含み益の小ポジ。