値動きの大きい株にインすると、あと一歩と言うところでチャンスを逃す機会が増えます。
そうすると、次はそのチャンスを手にしようとして、さらに変動が激しい株を求めるようになる訳です。
これは相場の中で無限に増幅される写像、フラクタル構造のようなものです。
値動きが激しい株で感じたこと
前回の記事の結びに書いた“To Be Concluded” とは、いよいよ結末、と言う意味です。
終わってしまう、これで終わりだ…。
ところが、今回は終わると思ったら終わらない。
人生、たまには地合いで助かります。
持ち株、例の株は思いの他ギャップアップ。
米国株、ダウ、ナスダック、S&P500がきれいな陽線、力強いブレーク型の陽線を引いてくれました。
価格変動で得た利益を逃さない
今日は何も手を出さなくていい、寄り付き直後に自分にそう言い聞かせました。
いつもせっかく儲けた分をデイで吐いてしまうからです。
なぜそうなるかと言うと、急激な地合いの改善によって全体相場の資金がシフトしてしまい、置いていかれるからです(適当仮説)。
自分が買う株から資金が抜けているのに気づかぬまま、買いを入れてしまうと言うことです。
セクター間の資金シフトは、新興株・材料株・IPOから主力株へ、またはその逆への動きなど。
しかし、それを全て先に読み切ることは難しいです。
ザラ場を良く見て、おっかなびっくり手を出していくしか、私にはできません。
価格変動率の高い銘柄はフラクタル現象?
昨日からの持ち株は、3銘柄中2銘柄しかギャップアップせず(1銘柄はギャップダウン)、それもギャップアップした2つのうち1銘柄は微益。
利益のほとんどを“例の株” が占めると言う皮肉な結果となりました。
売り禁の貸借銘柄でもあり、信用倍率もそこそこ良い状態であったため、買戻しの資金が一気に来たのでしょうか。
“例の株” は、猛烈なフラクタル構造を伴うジグザグの分足(適当マイ仮説)で、寄り付きから上昇していきました。
フラクタルとは、構造の中に相似の構造が見られる現象で、カオスな現象、自然現象の中に散見されます。
血管の分岐などもその例であると…。
枝分かれの中に相似図形の幾何学的枝分かれ。
三面鏡の中で無限に増幅される写像のように。
ジグザグ波動の大底で拾うラッキー
分足チャートが相応の売買代金を伴い、ジグザグに走る時にもフラクタル現象は起こります(素人の適当仮説)。
波の中の波。
その状態の分足チャートでは、万一ジグザグの波に「逆に乗ってしまう」(上で買って下で売る)と大損となります。
そのジグザグチャートを見たら、「今日はもう何もしない」と言う決意などすぐに消え、いつものように勝手に手が出ていました。
大き目の押しが入ったところで、何の躊躇もなくイン。
あくまで極小ロットですが…。
案の定、買ってからは異様に値が重く、そう簡単に利益は出ません。
ずっと含み損。
いつ損切りをするか前場中はずっと考えていました。
地合いのおかげで急落を食らわなかっただけ。
カレンダー投資法?
前場10時を過ぎた時点で、主力株への資金シフトは明確には感じられず、新興株指数が高原状に上がっていましたので、そのままポジションを維持しました。
前引け時点で1時間以上保有し含み益が0円。
昨日、ダウ平均で明確な陽線が出たことや、週明けに米朝会談があって意味のわからない期待感がありますので、買いでいいかと。
最近、いろいろなカレンダーを気にするようになりました。
内容ではなくてカレンダー。
内容については様々な解釈が可能で、専門家でも人によっては真逆の意見を言ったりします。
判断が難しいことに気を取られるよりは、カレンダーだけを気にしていれば良いと。
決算も同じ方式。後場、思いの他騰勢を強め始めた日本通信、これストップ高行くんじゃないか?こんなラッキー展開、めったにありません。
ストップ高の1ティック下で…
ストップ高1ティック前の248円まで忍耐したものの、次の雪崩でブン投げ。
利益確定額5,000円で見事に振り落とされました。

「あと一歩じゃないか、なぜ最後まで持越せないんだ?なぜ欲しいものが手に入らないんだ?」
地団駄を踏みました。
つくづく勝利の女神に嫌われているとしか、思えません。