ロウソク足の解釈法。
チャートを読むに、無駄な抵抗はやめようと。
わからないものはわからないし、何かピンと来るものがあれば、そこに一口乗る。
実に雲をつかむようなお話ではありつつも、割り切らなければらならない側面を持つ、値動きの妙。
この非情な相場に、渾身の素人意見を以下、啓上。
雑文御免であります。
解釈の定義
ロウソク足の解釈とは、相場の参加者が何を考えているのかを把握することであります。
この把握ができないと何が起こるか？
当方の場合、エントリーする機会が、実に大幅に減ってしまうのであります。
わからないから手が出ない。
逆に言えば、ロウソク足の解釈さえできれば、常時とは言わないが、四六時中、チャンスにインすることができます。
そして、ポジポジ病となることもありません。
ポジポジ病とは、ロウソク足の解釈ができないままに衝動が先行し、ポジションを抱えてしまう病であります。
すなわち、明確にリスク・リワードを判別すること。
これがロウソク足の解釈と言うことになります。
解釈の方法
ロウソク足の解釈において、くみし易いのは方向感が出ている時であります。
どんどん上がる時・下げる時には、参加者の心理が読みやすくなります。
なぜなら、同じことを考える人が比較的に増えるからであります。
しかし、この一方向に動く時間は、すぐに過ぎ去ってしまいます。
上がり続ける相場も下がり続ける相場もありません。
方向感が出たチャートは、すぐにもみ合いに入ってしまい、迷い相場となるのであります。
揉み合いに入り、ジグザグとも形容できないような、団子で揉み合うチャート。
こうなりますと、もはや参加者の統一的な意思を読むことは難しくなってしまいます。
持ち合い相場のカオス。
すなわち、ロウソク足の解釈法は、参加者の統一的意思（があるとすればの話ですが）、それを読み取ることであります。
相場の統一的意思
チャートを方向づけるのは、相場の統一的意思であります。
ある瞬間、一方向に相場が突き進んで行く瞬間。
ここでしっかり利益を取ること。
なぜなら、この場面では参加者の多くが勝ちをつかみやすいタイミングであるからです。
波に乗りさえすれば、いともたやすく利益が出ることも少なくありません。
しかし、このタイミングの命は長くはありません。
だからこそ、適度なところで速やかに降りる必要があります。
すなわち、相場の統一的意思を読むとは、方向感の限界を読むことであります。
限界がどこにあるのか？
ロウソク足からそれを読み取るのです。
解釈の周波数
チャート解釈の可能・不可能を決定づけるもの。
それは、その人が固有に持っている解釈の周波数であります。
解釈の周波数とは、単位時間当たりに反復可能な解釈の回数を意味します。
例えば、スキャルピングのように極めて短時間におけるトレードの場合。
勝負はあっと言う間に決せられます。
となりますと、必然的に解釈の周波数を増やさなければなりません。
1分間に40回、あるいはそれ以上と言うように。
短時間に判断を下す頻度。
この能力は人によって違い、また、限界があることなのであります。
周波数が小さい、すなわち、判断を下す回数が少ないと、トレードの精度が落ちることになります。
判断の見落としが増えるからです。
人によってデイトレードに向き・不向きが存在する理由、それはこのことによるものではないか？
すなわち、固有周波数の差異。
これは、生まれ持った、独特のピッチの問題であります。
短距離走で走る時のピッチのように。
走る時のピッチは、努力で引き上げることはほとんど不可能であると言われています。
早く走りたければ、筋力を上げ、スタートのダッシュ力を高め、フォームを改善し、歩幅を広げることしかできません。
しかし、足の時間当たりの回転数、すなわちピッチを上げることは、ほとんど困難。
トレードの解釈にも同様のことが言えるのであります。
解釈の結論
短期売買においては、迷いが出れば、即刻損切り。
なぜなら、その解釈は間違っている可能性が高いからであります。
すなわち、利確か・損切りかの二択。
この二択の連鎖でトレードは進んで行くのであります。
結論は、実にシンプルであります。
相場とは、解釈できているか・いないか。
二つに一つです。
しかるに、何としてでも解釈の精度を上げねばなりません。
できることは、相場の筋力を身につけ、ダッシュ力を高め、さらにトレードのフォームを改善するのみであります。
それで何とかお手合わせ願いたい、と。
結論はこれ。
さて、本日のトレードはデイなし・スイング勝ち。
スイングは、とある銘柄が大幅ギャップダウンしたため微益。
まあこういうことは結構あります。
大損しなかっただけでOKです。
大事なことは、インしてみて、儲かるか、あるいは微損で終えられるか。
大損が一番イケないのであります。
それだけ。
相場に勝つ方法は、それが全てであります。
全体相場は結構下げました。
米国株次第であります。
さらに一段下げるか、それともここらで一服するか？
アレな株、リベンジ持ち越し。
