出遅れの嘘

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出遅れ銘柄を買えば、そのうち上がる。

よくあるこの相場の一般論。

しかし、そのうち上がると言う概念が難しい。

「そのうち」っていつですか、と言う。

トレードの時間軸が短ければ短いほど、「そのうち」がクビをしめて来る。

時間の不確定性は大きなストレスの原因なのであります。

すなわち、短い時間軸においては、出遅れは意味を持たない。

当方がそう考える諸事情は、以下であります。

なお、素人の相場感想文につき、ご注意を。

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タイムラグ問題

出遅れ銘柄にいつ見直し買いが入るのか。

これはトレードにおける重要問題です。

にも関わらず、出遅れ銘柄がやたらと囃し立てられる。

問題は、出遅れているかどうかよりも、いつ出遅れが修正されるか、であります。

この修正時間が読めなければ、出遅れ銘柄は買えないのであります。

同セクターの他の銘柄に比べ、安くとどまっているとしても、その価格が修正されるのは1年先かも知れません。

1年後に上がる、しかし確定ではない。

そんな株を買いますか、と言うお話であります。

はっきり言いましょう。

出遅れ銘柄は、いつまで経っても出遅れている場合が少なくないのであります。

すなわち、相場においては、連動性が不徹底であることが多い。

連動性とは何か

出遅れが1年後に買われ、セクター内のバランスが修正されるとして、それは連動したと言えるのでしょうか。

短期売買においては、1日あるいは2日以内に決済する、なんてことが非常に多い。

にも関わらず、1年後と言われましても。

こちとら、気の早い、せっかちトレーダーであります。

つまり、連動性を言うならば、時間が確約されなければなりません。

修正されるのはいつなのですか。

わからないのでしょう?

であるなら、連動銘柄は意味を持たない。

連動なんて、あてにも何にもなりゃしないのであります。

出遅れの原因

そもそも、出遅れている原因は何なのでしょうか。

原因が読めなければ、買うことはできません。

なぜなら、何らかの悪材料が潜んでいたら、どうするつもりなのでしょうか。

まだ十分に周知されていない悪材料などです。

例えば、粉飾決算の疑いであるとか。

この場合、出遅れと言う表現は正しくありません。

それなりの実態を反映しているに過ぎないのであります。

そして、いつまで経っても出遅れが修正されない、なんてことになりかねません。

すなわち、遅れっぱなしの遅刻魔であります。

待つことの不確定性

セクター内の価格修正を期待し、ひたすら待つ。

いつ出遅れが修正されるのか、なぜ出遅れているのかもわからないままに。

この行動は、なかなかどうしてリスキーに思われるのですが、いかがでしょうか。

トレードの時間軸が短ければ短いほど、この不確定問題で損をする可能性が高まるのであります。

闇雲に待つことは、短期売買における御法度に他なりません。

長期投資ならともかく。

ではどうすれば良いのでしょうか。

結論は、待たない、と言うことであります。

待たない方法

経験則上、いつまでも安い株を持っていて、楽しい目にあったことがありません。

じっと忍耐し、ガチホールド?

それなら、最初から長期投資をしていれば良いのであります。

すなわち、長期なのか短期なのか、はっきりしなければなりません。

態度を明確に打ち出すのであります。

そして、短期で勝負を決するつもりなら、最初から出遅れなど買わなければ良いのであります。

出遅れていない銘柄を買う。

買われている銘柄を素直に買う。

結論は、一番買われている銘柄を買う、と言うこと。

買う優先度

短期においては、一番「来ている」銘柄を買う方が、上がる確率は高いのであります。

そもそも出遅れ株を買って、見直し買いが入るには、時間がかかる場合が少なくありません。

まず買われている銘柄を買い、次に2番目に買われている銘柄を買う。

出遅れ銘柄など、一番後回しで十分であります。

むしろ、買いが入らない銘柄には、それなりの理由がある場合が少なくありません。

こちとら、万年遅れの遅刻魔など、相手をしている余裕はありません。

見直し買いに期待するなど、かなぐり捨てたわ。

さて、本日の結果ですが。

デイなし、スイング負け。

いたた。

あかんなぁ。

仕方ないので、まーたいろいろ買い持ち。

銘柄は、アレな株はポンコツ終了株、低位のほぼポンコツ確実視的なブチ上がってるやつ等。

主力株は新高値の陽線出てるやつ、ざっと。

計20銘柄くらい。

今日は大型株ばっかりだな。

含み益、含み損まちまち。

下げたら尾張。