反騰相場の手法

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反騰相場の手法とは

反騰は相場の全てであります。

もっとも利益を稼げます。

年に数度ある下げ相場からの反騰、これがもっとも利益を伸ばしやすい。

では、どのように反騰に乗れば良いのか?

相場が好転したなら

相場が良い、リバった、この時に逆張りをするのは、いかがなものでしょう。

なぜグイグイ上がる株を横目に、上がらない株を買うのか。

そうではなくて素直に上がる株を買えば良いのであります。

なぜ下がっている株を買い、上がるのを待ちたいのか。

その理由は、恐怖心であります。

持ち株に下げられたら困る、だから下で買いたい。

一番下に行っている銘柄を買いたい。

ここまで下がっていれば、これ以上、下がらないだろう。

その心理、わからないでもありません。

誰しもそういう気持ちになるものです。

下がる理由

下がっている株には、それ相応の理由があるものです。

どこまで下がるかなんて、わかったものではない。

下値の目途?

その目途に根拠など、どこにもありません。

チャートに線を引き引き足が出る、これは相場の知る人ぞ知る格言。

仮に全体相場が上がったとしても、下値から戻るなんて保証はどこにもありません。

どこにもないどころか、全然上がりゃあしない。

人気の株は、たいてい高い位置にあるものです。

そして、高い位置の株が買えて一人前。

要は、恐怖心を越え、銘柄を選び、最も合理的な行動が取れるかどうかです。

逆張りからの脱却

はっきり言いましょう。

逆張りから脱することができて初めて、相場の初心者から脱することができるのです。

けっして逆張りをするな、などと言うつもりはありません。

そうではなく、逆張りは一般に思われているほど、簡単な手法ではないのであります。

底値で買いを入れる行為が、必ずしも有利には働かない。

そんな場合が少なくありません。

同じ利益であれば、難しいところで取ったところで何も偉くはありません。

これを理解して初めて、相場初心者の卒業。

平易かつ簡単な手法でしっかり利益を取ること。

反騰のヒント

本格的なリバウンド相場などと言うものは、年に数度しかないものであります。

ここで取らねば相場をやる意味がありません。

下げ切った銘柄にこだわり、逆に張るばかりでは、せっかくのリバウンド・チャンスを逃しかねません。

最も強力にリバる銘柄は、先んじてグイグイと上がり始めるもの。

ではどうすれば良いのか。

グイグイ来る銘柄はどれなのか。

最も合理的なリバウンド手法とは?

当方、これに気づくのに、長らく時間を無為に過ごしてきました。

合理的リバ・ゲット法については、ここでベラベラ話す訳には行きません。

飯の種をベラベラと話すわけにはいかないのです。

しかし、ヒントは相場に落ちています。

全て相場の中にきれいに表れていると言って良い。

反騰相場になった時、最もグイグイ来る銘柄を研究するのであります。

ある銘柄は1%しか上がっていないのに、5%も10%も、中には20%以上、上がっている銘柄がたいていはあるものです。

逆張りでは1%取って喜ぶのが関の山。

1%は100回やらないと100%になりません。

そんなに何度も反騰相場は来やしないのであります。

順張りこそ

正直に言いましょう。

手法は順張りであります。

当方、この手法を探し当てるのに、マウスクリック手首痛、腱鞘炎にまでなっています。

半狂乱でPCに向かい、マウスをモニターに投げつけながら、徹夜でクリックしまくったがために。

その後、痛みは軽快はしたものの、まだ完治には至らず、慢性的な手首・親指痛へ。

リバウンド相場、反騰相場で順張りができるなら、手首痛など、なんぼのもんじゃい。

当方、今では、相場が少しでも良くなったら、瞬時に順張りに切り替える習慣であります。

どこかで順張りできないか、目を皿のようにして探す。

これが好転相場の要諦。

まとめて20パーせんと取ったるで、と。

上がる銘柄を探す

上がる銘柄を探す方法がわからない。

そんな時は、単純に考えるのがよろしい。

難しいことはやらない。

だからこそ継続できるのです。

値上がり上位を見る

迷った時には値上がり上位。

これは相場の基本であります。

値上がり上位を見ずして相場は成らず。

とりあえず、日足チャートを見る。

見るだけなら、数分で30や50の銘柄に当たることができます。

ただし、上がった理由を追求してはなりません。

そこに相場迷宮があります。

もちろん、それが追求できる人はやっても良いのですが、まあ難しい。

原因不明の上昇も少なくないのであります。

一歩目の挙動をあまりに気にし過ぎると、次の一歩が出せなくなります。

まずは値上がり上位と、日足チャートの形状を記憶に残す。

何か発見があれば、しめたものであります。

ギャップアップ上位を見る

同様のことは、ギャップアップ上位の銘柄についても確認しておいて損はありません。

もっともおいしい相場の動きは、これらの銘柄群の中にあります。

じわじわ上がる銘柄より、素っ飛んで上がる銘柄。

為替や先物など、他の金融商品においては、このギャップアップの頻度は少ない。

株式は他の商品に比べ、値動きの変動率が大きいからです。

つまり、値動きに着目するなら株式であり、株式を見るなら、ギャップアップ銘柄なのであります。

さて、ざっと日足チャートを見て、何か気づくことはないでしょうか。

ここで大事なことが、記録を取ると言うことであります。

記録を取る

記憶は相場の彼方に。

これは当方の相場格言。

では、どう記録を取るべきか。

見当がつかない場合には、チャートの画像を保存していくのがよろしい。

保存したデータは、いつでも消せるのであるからして。

画像の保存方法は、ググればすぐ出てきます。

データはあっと言うまに大量となります。

ですので、分類は大事です。

記録を残し、その後にどうすべきか考えるのもよろしい。

答えは簡単に出ないのであるからして。

セクター分けをする

大量に出るデータを、まず分類する。

当方の場合、以下は必須の分類となっています。

新高値

強い銘柄は値上がりの中にあり、ギャップアップにある。

とすると、もっとも上がる銘柄が一番強い、と言う結論になります。

新高値銘柄群がそれに相当します。

新高値銘柄は、相場が良くなると増加し、悪くなると減少します。

相場が良くなった時には、大量に新高値が出現します。

ですので、さらなる分類が必要となります。

そうでもしないと、データの洪水の中でお手上げとなります。

IPO

注目すべきは、値動きの大きい銘柄群。

その最たるものが直近IPOの銘柄群であります。

一見、いかにも自然な値動きに思えます。

しかし、値動き率の大きさは破格。

危険なのでヘタに手を出してはいけません。

しかし、見るだけはタダなのであるからして。

値動きの不条理を観察するには、IPOがその最たる銘柄群となります。

同様に値動き率の大きい銘柄群として、低位株があります。

低位株

低位株は、IPOと並んで、あるいはそれ以上に値動きが大きい銘柄群です。

IPOと違うのは、値動きが激しい場合と、全く動かない場合があると言う点。

値動きが激しい低位株は、IPOの値動きを超えた変動率となる場合があります。

例えば、30円の株が60円になれば、上昇率は100%です。

こんな値動きは低位株しかありません。

値動きを頂く鍵となる、そんなぶっ飛び銘柄が低位株に存在します。

物色の矛先を探す

動きやしない、冴えない相場。

生き残りには物色の矛先を探す必要性。

買いが集まる場所を探すのであります。

みこしに乗る。

担がれてわっしょいするのです。

空売りで踏み上げられてはなりません。

あくまで物色の矛先を追って。

勢いを見る

勢いとは何か。

値上がり率、出来高、ギャップアップ率、ストップ高。

その方面のランキング情報。

とっかかりはいくらでもあるのであります。

無限にあると言ってよろしい。

それらを自分なりに分析する。

項目の中の1データと、相場の勢いの相関性。

それを日々探し続けるのであります。

見つけたら、勝ちなのであるからして。

セクターを見る

例えば、名も知れぬ銘柄が急動意する。

続いて同じセクターの他銘柄も引っ張られる。

この急騰は、一過性のものか否か。

わっしょいの源はここにあるのであります。

お祭りを読み解き、わっしょいに乗る。

それしかないじゃぁありませんか、と。

ところが、最近ではこのセクター売買が功を奏さない場合が多い。

皆が目を光らせているからです。

極めて買いの手は速く、祭りがすぐに終わってしまいます。

昨今の相場は局所的に過ぎます。

あきらめましょうセクターは、と。

ではどうするか?

倍々相場を見る

結局のところ倍々相場です。

頑強な値動きに相場の全てがある。

倍々ゲームの銘柄を探すべきであります。

単独・新高値続行銘柄、これを監視するのです。

しかしながら、この戦術も気を付けるべきことがあります。

当方の相場格言では、3倍相場は離れろ。

短期でそこまで上がった銘柄は何が起こるかわかりません。

すなわち、相場の足は極めて速く、気づいたらストップ高を演じながら、数営業日で3倍。

しかるに入る隙がない。

にも関わらず、ある時、無限奈落の崩壊相場へ。

これが倍々相場の難しさであります。

難しい上に相場はこちらをだましてきます。

角度にだまされない

3営業日で2倍になった株があったとしましょう。

横軸に営業日、縦軸に株価。

3営業日で2倍のグラフ

しかし、目盛り間隔を広げたり狭めたりすることによって、チャートの角度はいかようにも変更できます。

すなわち、相場に角度は存在しないのです。

傾きで相場は語れないのであるからして、そんなお囃子に乗ってはまずいのであります。

祭りのお囃子はノイズに過ぎない。

雰囲気にだまされないことであります。

そして、需給は値動きに出る、と言えるのであります。

需給は値動きに出る

みずからの観察を信じること。

相場は観察至上主義であります。

怒涛の買いの手が入っているのに、動かない株はありません。

上がり出したら雑音をシャットアウトし、値動きに集中する。

相場のことは相場に聞き、需給のことは値動きに聞くのであります。

物色の矛先はそこにあります。

買い専の優位性

相場とはいつか必ず上がるものであります。

いずれ日経平均は上がり、それに応じて個別株も上がる仕組みなのであります。

世の中が存続する限りにおいて。

にも関わらず、なぜ損をしてしまうのか?

上げを取れないからであります。

なぜ上げを取れないのか?

上げを取る方法とは、いかなるものか?

買い専の理由

よほど相場が悪くない限りは、上がる銘柄が存在します。

全体相場が下げているのに、なぜその銘柄は上がったのでしょうか?

相場を超えて上がる理由があるからです。

頑強銘柄の理由を探りたい。

理由は、材料にもどこにもないことが少なくありません。

意味もわからず上がっている。

それを後から囃し立てる者が存在します。

理由なき上昇。

この場合、上げはチャートに表れるのみ。

4000銘柄の日本市場にあって、4000分の1の頑強上げはチャートが頼りです。

相場を微分する

当方、毎日買いから入り、毎日決済売りをする習慣であります。

なぜ毎日か。

長期投資を微細に分割し、積み上げるためです。

短期トレードとは、微分された長期投資なのであります。

微細に分割されたトレードを集積すれば、結果は長期投資と同じになる筈です。

以下の3パターンに対応できるならば。

上昇相場

相場が上がる時は、何を買っても上がる場合が多い。

楽勝であります。

必要なことは、買いポジションを持っていられたかどうか。

相場に反して下がる銘柄もあります。

この対抗策は分散。

分散買い持ちにより、日経平均を買ったのと同じことになるのであります。

下落相場

相場が下がる時には、相場に反し、頑強に上がる銘柄を買えば解決であります。

頑強銘柄と言うものは、下げ相場でこそ、スポットライトを浴びます。

なぜ弱い相場で、その銘柄だけ上がったのか?

これを追求しすぎるのはよろしくありません。

理由があるとは限らないからであります。

そうではなくて、ただ全体相場に逆行して上がる銘柄を抽出しさえすればよろしい。

傾向と対策を調べるのです。

横ヨコ相場

横ヨコ相場は下げ相場に準じます。

ここでは、多くの人が疑心暗鬼となり、ポジションを解消します。

しかし、上がる銘柄さえ当てれば、くみし易い相場です。

横ヨコ状態はある程度長く続きます。

横ヨコは、頑強銘柄の傾向と対策がわかっていれば、おいしい。

逆に頑強銘柄が察知できなければ、難解相場となりますが。

上げも下げも同じ

下げ相場で空売りを狙う場合。

この場合も、4000銘柄から一番下がりそうな銘柄を選ぶのみであります。

実は、やることは買い専と同じなのであります。

であるならば、なぜ気まぐれに目線を変えるのか。

浮気をしたいからであります。

まあ何をやっても自由ではありますが。

買いだけでチャンスは十分にあるのであります。

選べる立場にあり、しかも選ぶ能力があるのであれば。

選べることの重要性

選べる状態にあり、しかも選ぶ眼力があるのであれば、それで十分であります。

逆に言えば、選べないからこそ勝てない。

と言う訳ですので、相場が悪い日には、目を皿のようにして相場を観察する。

選択眼の重要性。

相場が良くない日に空売りで取れても、何も偉くはありません。

そうではなくて、相場が爆上げした日に、逆行して下がる銘柄を当てられたら偉い。

しかし、そんな奇特なトレードしたところで意味はありません。

素直に買い専門で勝負すれば良いのであります。

相場システムの罠

小型株の空売りにおいて、板が薄いがために買戻しができなくなり、同時に高額逆日歩を食らう。

これが相場システムの罠であります。

当方、オプションもやるので、そのあたりの恐さがよくわかります。

そもそも、株においては空売りができない銘柄も多い。

すなわち、勝てるのであれば、買いで勝負する方が安全であり、チャンスも多いのであります。

当日に爆上がりする銘柄を当てること。

これこそがマーケットに参加する上で、最も大事なこと。

反騰相場を攻略すれば、すべてが上手く回転し始めること、間違いなしであります。


さて、本日の結果はスイング勝ち。

久々にすっきり値幅が取れました。

すっきり勝てた理由は運。

持ち株の一つがなぜだか急騰爆上げ。

本当に単なる運です。

そんなに上がると思ってないし、なぜ上がったのかもよくわからない。

調べれば何か理由があるのでしょう。

買った時点でそんなの期待してないし、知らない。

しかし、今まで十分負けてきたのであります。

このくらいの勝ち、許してもらいたいと。

そんなわけで風かおる、5月相場も後半へ。

相場の雰囲気はいい。

やべえ株、退場買い。