損切りと言うのは、小さな損で済むから損切りになります。
大きな損になってから損切りしたのでは、損切りになりません。
そして、棒下げを食らったら、小さな損では済まないと来ています。
すなわち、急落を避ける。
これが至上命題です。
急落発生の仮説
某日、某銘柄、株価1500円。
前場、買いが一点集中しました。
はたして、買いを入れて来た者たちは誰でしょうか。
おそらく長期投資の人ではないでしょう。
短期筋がほとんどなのでは?
短期ならすぐに売り板が出ます。
いまどき、個人の弱小トレーダーですら、返済予約くらい入れている場合が多いのです。
つまり、買ったら秒で売りが出ます。
見るみるうちに売り発注が積もり、売り板の壁ができました。
売り板の壁を誰が買うか
この売り板の壁が食われない限り、買いの主は売り逃げられません。
そのうち、じわじわと売りが出始めます。
まあ、3分間で下げて、1430円くらいかな?
この時点で70円の含み損、1000株持っていれば、7万円のやられ。
切りますか?
我慢しますか?
悩み始めた瞬間、さらにブン投げが始まります。
次の3分で1350円。
あらら、150円下げた。
15万円の含み損。
インしてから、まだ6分しか経っていません。
この時点で、急落に巻き込まれていることに気づきます。
なぜ急落になったのか
まず最初の売り板の壁。
これを誰も買わない。
だから上がらないのです。
なぜ壁ができ、それを誰も買わないのでしょうか。
その理由は、
- 参加者が短期筋ばかり
- その後に買い参戦する者がいない
- 一斉に損切り発動
となります。
自分たちが作った壁を買うわけがありません。
誰かが買ってくれるのであれば、ばらけて買ってくれた方が都合が良い。
一点集中で買いが入るのは危険、と言う事になります。
便利になれば皆が同じ事をする
便利になれば皆、行動が似通ってきます。
高度経済成長の時、冷蔵庫や洗濯機、テレビを皆が買ったように。
相場においては、さらに便利なことに、損切りも自動発注。
このおかげで、皆が一斉に売りに回る現象が起きてしまいます。
利便性が急速に拡散され、その幸せの影に巻き戻しがやってくるのです。
便利さに安易に乗っかれば良い、と言うのは間違いです。
相場においては、自分が買った後に買いが続いてくれないと困ります。
困った挙句に大損をこいてしまうのであります。
買いが継続的に入る箇所とは
結論としては、買いが継続的に入る箇所を探す必要がある、と言うことです。
目を皿のようにして、それを探す必要が。
そもそも、自分の売り発注でフタができてしまいます。
自分も壁を作る張本人ですから。
どんなタイミングで買いがばらけて継続的に入るのか。
そして、売り板の壁ができる前に、降りられるタイミングはどこなのか。
これが相場参加者の一大テーマと言うことになります。
さて、本日もこの課題を前にデイ。
損益+5.6万円。
トレード銘柄数4、損切りなし、同値1。
新規買い建て総額1450万円。
IPOには入らず。
ここ1ケ月で爆損を3回食らっていますので、このくらいの勝ちは多めに見てください。
ついでに言っときますと、スイング微損。