当方、軽量小型株がメインであります。
すなわち新興市場。
とは言え、東証プライム(往年の東証1部に相当)にも低位株はあり、IPOもあります。
早い話、値動きがあれば市場区分はあまり関係ありません。
全市場対応型、値動き追随手法。
その心は、端的に言えば、以下のようなものであります。
値動きあっての軽量小型
値動きが全てと言っても良い。
動かない株で取ろうとしても、苦労するだけです。
長期投資ならともかく。
長期の場合は、後々値上がりする場合もあるし、配当もある。
しかし、短期では配当など期待するまでもない。
値動きがなければどうしようもないのであります。
しかし、危険な株を買い持つには勇気がいります。
勇気をもって値動きを狙いに行く、その前提とは何か。
一つがファンダメンタルであります。
ファンダメンタル
ファンダメンタルと言っても、当方、神経質になることはありません。
1日か2日で降りるのに、財務を気にし過ぎるのは意味がないからであります。
当方が注目するのは、
- 自己資本比率
- 利益剰余金
- 有利子負債
- 総資産と有利子負債のバランス
程度であります。
確認するに数秒。
これらが悪いと、いきなりドボンが来る場合があります。
ドボンが来そうだな、と思った場合には、玉を小さくします。
命をつなぐために。
低位株などの場合、これらが壊滅的に悪化している場合が多い。
だからロットはたいてい小さめであります。
ロットが小さくとも、値動きは大きいので、そこそこ利益は出ます。
(やられる時もそこそこ痛いですが。)
株主構成
ファンダメンタルと同程度に勘案するのは、株主構成であります。
ファンダメンタルに問題がなく、さらに株主構成において、有力な企業が含まれている場合は、イケる、と判断します。
イケる、とは玉を厚く持つ、と言うことであります。
ロットをガツンと入れて行く。
ロットの背中を押してくれる条件、それは
(ファンダメンタル)+(株主構成)=(ロットをガツン)+(利益もガツン)
と言う式であります。
これを当方の株用語で、相場の熱化学方程式と呼びます。
配当
当方、相場の熱化学方程式に加え、配当の有無もざっと見ておきます。
配当を出しているなら、プラス材料。
しかし、であります。
値動きの観点からすると、実は配当は足手まといなのであります。
なぜか?
高配当の株は値動きがイマイチな場合が多い。
医薬品株や通信株、電力株を見ればわかります。
動きゃしない。
これ以外のセクターでも、高配当銘柄は同様であります。
しかし、中には高配当なのにも関わらず、そこそこ値動きのある銘柄もあります。
例えば、非鉄金属セクターの銅関連銘柄など。
これらは景気敏感セクターですので。
シクリカル銘柄はディフェンシブ系に比べ、高配当であってもそこそこ動く。
とは言え、万一減配や無配発表などがあると、株価はドカンと下がります。
そんなの食らったら、一大事です。
したがって、値動きだけを考えるなら、配当など最初から無い方が良いくらいに考えているのですが、何か?
軽量小型がわらわら来る
このようにして、軽量小型の値動きを虎視眈々。
日々、当方、グイグイ来る銘柄を追い求めている、と言う訳であります。
軽量小型が来る場合には、わらわらと来るのであります。
例えば、低位株の銘柄群。
これらは意味もなく、釣られて上がって来る場合があります。
材料など、関係ありません。
と言うより、材料の確認に回っていては買い遅れてしまいます。
値動きを狙うとは、いわば軽薄な行為なのであります。
しかし、これだけは言っておきたい。
いささか軽薄だからと言って簡単な訳ではなく、リスクが無い訳でもない。
食らったら仕舞い。
朝っぱらからギャッと言う悲鳴が出る。
これを相場用語で、おはぎゃーの目覚め、と呼びます。
ペラペラの軽薄短小株には、その恐怖が常に付きまとうのであります。
本日もそうでした。
結果はデイなし・スイング勝ち。
思いのほか持ち株が上がってくれて値幅が取れました。
しかし、玉が小さく残念。
がっつり持っていれば満面の笑みだったのに。
ま、こんなもの。
どうもここのところ、ペラペラの株がグイグイ来る傾向にあるようです。
と言う訳で、ペラペラ狙いの買い持ち。
上がってお願い。