株と言うものは予想外の損失が発生します。
完璧なトレードはあり得ません。
どこかで想定外の出来事が発生するのです。
今回は株式分割に伴うとんでもない損。
いったん失ったものは何をどうやっても戻せない、それが株式投資。
バッチ処理のせいか、自分の勘違いか、真相は闇の中…。
寄り付き直後の習慣
毎度のことですが私の場合、持ち越した株は前場の早い時間にポジションを解消することが多いです。
それが習慣です。
最近ではそこからさらに2週間位持ち越せないものかと研究はしているものの。
ここ数週間のように新興株が低迷していると、主戦場が新興株である私にはちょっと無理。
新興株は値動きが比較的大きいので、すぐ狼狽売りになります。
それで、寄り付きと同時か、もしくは寄り付き後、どんなに遅くとも40分以内には手仕舞うことが多いです。
先週末の金曜、朝方の寄り付きもそのやり方。
持ち株全てのポジションを解消。
具体的に言うと、日本時間の金曜早朝、米国株が軟調であったため、夜中のうちにもう見切りをつけて寄り付きで全て投げてしまおうと…。
それで夜中に成り行きで売り発注を出しておきました。
当然、翌朝には全ての買い持ち株が売りに出された訳です。
買い持ち株は4銘柄くらいです。
結果は同値降りと、微妙に下げて売れたのがまちまち。
夏枯れ気味でしかも米国株が下げたら、そんなものです。
寄り付きの売買が終わってユーチューブでBGM
前場で全ての持ち株を売り払ったつもりでしたので、ニュース等を確認しながら他の作業をしていました。
作業内容にもよりますが、ユーチューブで音楽をかけていることは結構多いです。
デイトレードをする気はありませんでした。
夏枯れ閑散相場ですから。
もう9月までデイトレをやらなくても良いんじゃないか、くらいに考えつつ。
今月は微妙にプラスか、悪くてもプラマイゼロで終えるか。
相場の上げ下げ織り込み済みでツイッター
相場が急落したら、その時点で新たに買いを入れれば良いですし、それが狙っているチャンスポイントですから。
この7月、利幅薄とは言えプラスで推移していてたので、気が楽でした。
ツイッターを見ていても、相場に影響を与えるほどの大きなニュースなどは出ておらず、このまま7月何事もなく終わりかと思っていました。
短期売買なら相場が下がってから上がってくれたほうがやり易いので、ポジションがない以上、下落待ちの状態です。
寄り付きは損切り、または同値降りで十分
寄りで微損とは言え、いくらでも次のチャンスに入れる状態ですから、それはそれで何の問題もありません。
しかし、全く油断も隙もありはしません。
気づかないうちに想定外のことが起こることがあります。
飛行機のパイロットでも、一番多いのは人間のミスだと言うじゃないですか。
自動車の運転でもそうだし、株でも同じです。
きっかけは人為的なミスまたは勘違い。
権利落ちのカレンダー
先週金曜日は、月末の権利落ち日。
たまに株主優待を狙って買いポジションを入れることもあるため、カレンダーは頭に入っていました。
しかし、久しく頭からすっぽり抜けていたことがあります。
株主の権利関係の処理のやり方は、証券会社ごとに微妙に違い、持ち株の発注に影響することがあります。
今回、買い持ちしていた某証券会社では、権利処理のために翌朝の朝方5時まで持ち株の返済発注が出来ないことになっていました。
(発注を出そうとしたら、弾かれてその旨の表示が出ました。)
今まで、他の証券会社ではそんなことはなくて、夜のうちに反対売買の発注が出来ることが多かったと思います。
今回、「あれ?朝まで発注出せないの?」と思いましたけど、それが後々まずいことになるとは思いもよりませんでした。
朝5時まで返済売りできないだぁ?
まあ、面倒くさいと言えばその通り。
「早起きして反対売買の発注を出さないといけないなぁ」と思っていました。
不思議なもので株をやっていると、そういう場合でも朝5時ジャストにぴたりと目が覚めるものです。
それで、実際に朝5時に目を覚まして、持ち株の売り発注を出した訳です。
かなり眠たかったですが…。
少なくとも売り発注を出せたと思っていました。
もう何千回、何万買と株の発注を行っていますから。
眠い程度ではそうそう誤発注をしたりはしません。
金曜の明け方、朝5時に返済売りの発注を出して、また眠りについた訳です。
さらに1~2時間寝ようと。
それっきりそのことは忘れていました。
そのまま金曜日、日中のザラバを経て、夜をまたぎ、土曜、日曜を経て月曜の朝に至ります。
月曜の朝になって、買い持ち株のチェックをしていると、何と、金曜の朝方に売った筈の株がまだ残っています。
何コレ恐い!知らない買いポジション何?
金曜の寄り付きで、同値で降りられた筈の建玉が、思い切り含み損の状態で残っています。
思い切りです。
株をやっているとたまにこういうことがあって頭に来ます。
買い持ちポジションをよくよく見たら、月末の権利落ちで株式分割となり増えた分の株数でした。
今まで何度か株式分割の銘柄、権利日に買い持ちしたことがある筈ですが、こんなことはありませんでした。
初めての体験です。
自分でも意味がわかりません。
明け方、寝ぼけていたため、「分割前の株数で発注を出したのかなぁ」と思うしかありません。
発注画面上では、元の株価と株数が表示されていて、全て売り切ったと思ったのですが…。
何だか怪しいです。
バッチ処理前の画面だったのか?
分割前の株数しか売れていない
分割されて株数が何倍かになっているのに、元の株数しか売れなかったわけです。
そして、それに気づくのに、金曜の寄り付きから月曜の寄り付き前まで72時間(=3日)以上かかっているんですから。
これ、サラリーマンで株をやっている人とか、全玉を売り切ったと思って、月曜日以降も気づかないまま買い持ちしている人、いるのではないでしょうか。
皆さんも株式分割の権利落ち日に持ち越す場合はお気をつけください。
証券会社によってやり方が違うことがあります。
特に今回の私のように、権利処理のために朝方まで返済売りが出来ない証券会社の場合、要注意です。
しかも、それが発覚するのがずっと後になる場合がありますから。
参りました。
今月のプラス分を全て吹っ飛ばして月次損益がマイナスへ。
痛い目に合って初めて、失敗を防ぐための手立てを考えるようになります。
そう思って、今回はあきらめるしかありません。
本日のトレード結果
【デイ新規建代金合計】(買建)なし
(売建)なし
【デイ売買銘柄】(買建)なし
(売建)なし
【デイ損益合計】なし
【持越決済】-7.2万円
【本日のトータル結果】-7.2万円
【今月の損益】-2.7万円
【持越ポジション】買建3銘柄(新興株×3)
【含み益】なし
【225オプション】ポジションなし