先物とETFの手法

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先物とETFを比較したら、どちらに軍配が上がるのか。

当方、先物とETFは、原則やりません。

株がメインであります。

しかし、もちろん、時と場合によってはポジります。

利益あっての相場ですから。

どんな感じで手を出すべきなのか。

以下、当方の感想であります。

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取引時間帯の違い

先物は株・ETFと違い、取引時間が長い。

昼間はもとより、深夜から早朝まで売買が可能であります。

これが先物の特徴の一つです。

ETFの場合には、株よりさらに取引時間が短い。

なぜならPTSがありません。

このため、ETFは、前場・後場が終わったら、翌朝までやることなしであります。

深夜の利益確定・損切りは不可能。

これを起点として、ETF特有の、おかしな値動きが発生する場合があります。

ETFのギャップ

昔の株は皆そうでした。

原則、ザラバ(前場・後場を合わせた時間)以外は取引ができなかったのであります。

そうなると、翌朝の寄り付き時刻まで値動きがストップしている状態となります。

そして、翌朝の寄り付き時刻にいきなり価格が修正される。

このため、価格が飛ぶ場合があるのであります。

現行のETFも、時々そうなります。

値動きのギャップは、値動きがストップされた状態が長く続けば続くほど、その反動として、グイッと生じる場合が少なくないのであります。

これで儲かる場合もあれば、やられる場合もある。

本日はこれでやられてしまいました(後述)。

先物は朝まで

先物は取引時間が長い。

朝まで見ていなければならない場合もあります。

昼間もあるのに、朝までやりますか?

一睡もできないではありませんか。

相場が動き始めたら、寝る時間がなくなります。

当方も、朝まで先物を見ている場合があります。

徹夜です。

そして、朝6時に寝て、8時半に飛び起きる。

そんな時は神経が高ぶっているので、勝手に目が覚めてしまいます。

朝まで相場に付き合うつもりなら、先物も悪くない。

しかし、こちとら、体力の限界があります。

相場は昼間だけにしてもらいたい。

それが正直なところです。

先物は確定申告が必要

ETFは、株と同じく特定口座(源泉徴収あり)と言うのが使えます。

この場合、確定申告はしなくても済むのであります。

(複数口座間で利益・損失を相殺する場合など、確定申告をした方が得をする場合もあります。)

確定申告の面では、特定口座の件があるので、先物よりETFの方が気がラクです。

先物の場合には、利益が出たら必ず確定申告が必要です。

損失となった場合も、翌年以降に損失分を繰り越したいなら、確定申告が必須。

この点は株・ETFでも同様ですが。

つまり、先物は利益が出た場合には確定申告必須、その上、株・ETFとは別口で計上しなければならない、言うことであります。

レバETFの減価

レバレッジETFの減価を知らないと、いつの間にか損をしていることがあります。

何もしていないのに、自動的に損をしてしまう場合があるのであります。

例えば、日経平均が10%上がり、10%下がる場合。

この場合、日経平均株価は

(1+0.1)×(1-0.1)=0.99

すなわち当初の価格に比べ、0.99倍となります。

ところが、レバレッジETFは現物の2倍の値動きとなる(ように設計されている)ため

(1+0.2)×(1-0.2)=0.96

日経平均株価の0.99倍に対し、レバETFは0.96倍。

この場合、レバETFの価格は、現物に比べ

(0.99-0.96)÷0.99=0.0303030…

より、3%以上、減価しています。

ジグザグの値動きを繰り返す場合、レバETFの減価は、より無視できないものとなります。

このため、当方、レバETFについては、持ち越したら即日決済するようにしています。

いわゆる、短期勝負です。

いろいろ気を使いますな、相場は。

ETFギャップの結果

さて、本日の結果はデイなし・スイング勝ち。

まあ大方ギャップアップでしたが。

ただし、恐ろしい事象が発生。

持ち越した原油ドバイ何とかETF、これがいきなりストップ安。

運良く寄り付き(つまりS安価格)で売れたからいいものの。

大幅に利益を削ってしまいました。

ふざけんなよ。

しかも、その後も再びストップ安張り付き状態。

なんなんだこの値動き。

ETFなんてめったに買わないんすけどね。

もうやりません、ETFは。

昨日のニッケル何とかETFも、物凄くヘンな値動きをしてましたし。

せっかく相場が上げたのにショボ益。

仕方がないので、アレな株、またもや買い持ち。

もちろん素っ高値。

毎日がリベンジやー。