相場の真実はどこにあるか

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相場の真実はどこにあるか

相場の真実とは、一言で言えば、イケるかどうか。

イケるからこそぶちこめる、そのヒントは大型株。

当方、長らくそれに気づいていませんでした。

しかし、今となって改めて実感する相場の真実。

その思いやいかに。

大型株と小型株

資金が大きい場合には大型株、これが圧倒的に有利であります。

なぜなら、レバにも耐えうる安定性。

大型株は上がる時、頑強に上げていきます。

安心感が違うのであります。

そして、マネーがうなっている。

レバをかけても多少は耐えることができます。

ところが、小型株の場合にはそうはいきません。

5分も持っていたら、急落を食らう可能性があるのだからして。

その間「下がらないよな?下げたら切ろう」などと考え、目を離すことはできないのです。

特別売り気配もあるよ、と。

瞬時に7%下げるなども。

やはり大型株の安定性にはかないません。

大型株の優位性

資金をぶち込める、その優位性は、複利となって効いてきます。

ぶち込めばぶち込むほどに、利益が大きくなるのであります。

ヘタを打たなければ、ですが。

いつもワンショットが30万円では、なかなか複利を実感できません。

思うに、極小ロットで勝負すると言うことは、あくまで練習期間です。

イケるのであれば、ある程度ガッツリいく。

これが相場の目標。

大型株では、このガッツリとイケる素地が十分にあります。

思えば、かのBNFも大型株を売買していました。

本人は何かのインタビューにおいて、小型株でも、どんな銘柄でも手掛けると答えていました。

が、テレビに出た時には大型株ばかりやっていたのを記憶しています。

その理由は、資金をぶち込めるからに他なりません。

資金をぶち込む根拠

ここで値が上がる。

その思いなくして、ガツンと買うことはできない。

これが相場の真実です。

上がるかどうかわからないのに資金を入れるなんてことは御法度であります。

相場においては、根拠が必要なのであります。

根拠とは何か。

絶対イケると言う確信であります。

絶対ここで上がる。

だからこそ、ぶち込むのだ、と。

では、絶対とは何なのか。

相場に絶対はないのではないか?

相場の絶対性

10回連続でイケた。

すると、11回目もイケる可能性は高い。

もちろんダメな場合もありますが、可能性としてはそこそこ高いのであります。

これを記録に取る。

10回連続でイケたよ、と。

では、11回目、コケたとして、次はどうか。

12回目、イケるんではないか?

それも記録に取る。

13、14回と続いてイケたのなら、それは偶然でない可能性が高い。

すなわち、13回超えの必然性。

これが相場の絶対性であります。

では、どこを探せば、その相場の絶対性とやらに巡り合えるのでしょうか。

絶対のありか

絶対のありかは、一つには出来高でありましょう。

出来高の少ないところに、相場の絶対はありません。

では、出来高がありさえすれば良いのか?

その答えはまったくもってノーであります。

フィルターにかけ、選りすぐられた場所に行く必要があります。

そして、その場所が、当方で言えば、今回たまたま大型株でした。

これは偶然であります。

しかし、長らく小型株にこだわっていたのは、遠回りをしていた気がするのです。

同じことをやる人が増えると儲からなくなる

今までは順調だったのに、いつの間にか儲からなくなる。

相場においてよくある現象です。

その原因は、同じことをやる人が増えていると言うことでは?

同じことをやる、それは、どういうことなのでしょうか?

これをよく頭に入れておく必要があります。

同じタイミングは無理

例えば、皆が同じタイミングで100円の株を買おうとする。

当然ながら、100円で買い切ることは難しくなります。

一瞬にして気配が切り上がり、103円とか104円。

ヘタをすればもっと上がってしまいます。

そのくらいの段階になって、やっと皆が買い切ることができます。

この時、自分だけ周りより安く買うことなどできません。

なぜなら、私たちは行列に並んでいるからです。

並んでいるからには、順番を待たねばなりません。

同じタイミングを狙おうとすればするほど待たねばならない、この現実。

行列に並ぶ人々

トレードとは、遊園地でアトラクションの行列に並ぶのと同じです。

皆、同じことを考え、並んでいるのです。

同じこととは、出来るだけ早く利益を得たいと言うこと。

遊園地で言えば、行列に並ばず楽をして、我先と人気のアトラクションに乗りたい。

そうすれば実際楽しい思いができます。

しかし、人気のジェットコースターに、どうやって自分だけ早く乗ることができるのか。

行列を素っ飛ばし割り込むことなどできません。

考えつくアイデアは皆同じなのであります。

だからこそ、相場においては、知らず知らずのうちに高値づかみとならざるを得ない。

タイミングを変えてみる

タイミングを見計らって並んでみる。

行列がすいている瞬間を狙うのであります。

行列をじーっと観察し、アイデアを絞って、絶妙なタイミングで並ぶ。

しかし、考えてもみてください。

そもそも人気のあるアトラクションは、全員が狙っているものであります。

行列に並ぶ人が少なくなるであろう時間帯を、皆が見計らっている。

目を皿のようにして。

にも関わらず、自分だけうまい具合いに行くのでしょうか。

これは群衆の中における競争であります。

群衆の中の競争

渋谷のスクランブル交差点を渡るときのことを考えればわかります。

自分だけ遅くスタートしてみる。

しかし、横を見たら必ず人がいます。

大勢が横並び。

では、スタートを早める。

早めると言ったって、信号が赤なのに渡り始めるわけには行きません。

自分だけタイミングをずらして、あの交差点を渡り切ることなど不可能なのです。

すなわち、人がいればいるほど、行動パターンが重なって来ます。

行動パターンには限界があるのであります。

そこで考えつくのが競争を避けると言うこと。

競争は避けられるか

行動パターンの限界を察した時、まず思いつくのは、これもまた皆同じ。

誰もいない横断歩道へ行けば良いのではないか。

2~3人しか渡らない横断歩道なら、うまく立ち回れそうであると。

なぜなら競争相手は2~3人なのだから。

これを相場に当てはめて見ましょう。

数人でやっているような、出来高閑散の銘柄。

そこで、その数人から株券を買い、彼らに売りつける。

はたして安く買い、高く売ることはできるのでしょうか。

できるかも知れません。

彼らが油断してくれれば。

では、その2~3人がいつも油断をしてくれるのでしょうか。

結論を言いますと、正解はタイミングではないと言うことであります。

タイミング外の正解

ザラ場は定刻に始まり、定刻に終わる。

この制限の中で、自分だけ抜け駆けをして、最良タイミングでインする、これを夢見ることに無理があるのです。

タイミング外の正解、それは何なのか。

1日のザラ場単位、すなわちデイトレード。

実はこの時間制限を伴うトレード方法が諸悪の根源なのではないか。

当方が言えることはここまでであります。

なぜなら、これ以上言えば、みずからのクビがしまってしまうことになるからです。

できるなら、いいところでインしたいものですね。

これが相場の真実であります。


さて、本日の結果はスイング勝ち。

日経平均は下げて始まりましたが、持ち株はだいたい上。

助かりました。

昨日、きっしーのいらぬ発言、「解散はしない」によりダダ下げ相場が始まることを確信しました。

首相の切り札である解散です。

その切り札を不意に使ってしまっては、手が打てなくなるのみ。

「切り札は使いません」

これを宣言するプレーヤーはいません。

ただ黙っておけばよかった、にも関わらず、それができない。

今回に限っては、いつもの「検討します」でよかったと思われ。

相場においては、切り札は最後まで取っておくべきものなのです。

しかし欧米相場からすれば、今回の切り札など屁でもなかったようです。

彼らからすれば、きっしーは雑魚に他ならない。

まことに悲しいことです。

今回、相場はあくまで欧米株が主導する、この流れが否定される時代に入ったかと思いました。

日本株が世界を引っ張る時代が来たのだと。

しかし見事に裏切られました。

日本をものともせず、相場は欧米によって牽引される。

これは鉄板であります。

鉄板の日本市場において、できることはただ一つ。

相場についていくこと。

当方にできることはそれしかありません。

とりあえずダダ下げしなくて良かった。

商事物産新興株いろいろ買い持ち、ポジションやや軽め。

良い週末を。