値上がり株の見つけ方

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強い銘柄に乗る

当方が、以前より、そして現在も力を入れている手法。

それは強い銘柄に乗る、と言うこと。

これによって、全てが半ば、自動的に上手く回ります。

逆に言えば、この強い銘柄を探し当てることができない場合、うまくいきません。

すなわち、トレードのかなめとなる外せない要件。

それが強い銘柄なのであります。

強いとは何か

条件はいくつもあります。

  • 値上り率
  • 出来高
  • 売買代金
  • 人気度

これ以外にも、多くの指標が存在するでしょう。

全ての指標において、全部が全部トップを占める、などと言うことはありません。

総合的に見て、一番イケそうな銘柄を探すのであります。

こいつは来る、ブチ上がる、その選球眼。

情報を全体的・総合的に捉え、多数の銘柄から1銘柄を抽出する。

この時、時間がかかり過ぎてはまずい。

よりスムーズに、時間をかけずに判断する。

条件が重なっている時、スムーズに判断できるのは機械やプログラムではありません。

人間の脳に利があるのであります。

すなわち、直感。

機械にやらせようとすると、データが多ければ多いほど、多重の挙動を同時に行うことになり、フリーズします。

例えば、人間はたやすくバランスを取って歩きます。

機械にそれをやらせるためには、複雑な方程式を解かせなければなりません。

その結果、おっかなびっくりとした動きとなるのです。

強い銘柄はどこ

該当銘柄がどのセクターにあるか、これを判断する場合も同様です。

大体、ここじゃないか、やっぱりここだ。

と言うふうに、当たりをつける。

大まかな見込みを元に、手探りで見当をつけていく。

ヒントは売買代金であるかも知れないし、チャート、あるいはテクニカル情報であるかも知れません。

ともかく、じゅずつなぎに情報を付きあわせ、グイグイ来る銘柄にたどりつく。

人間の場合、朝のコーヒー1杯のみでそれが可能なのであります。

では、その銘柄を察知するための条件とは何か。

察知するための条件

察知するための条件は、嗅覚であります。

本能でかぎつける。

すなわち、勘。

ワンコ最強説。

この勘を、機械が肩代わりすると言うのは難しい。

機械は、高価な半導体に投資し、部品を組み上げ、やっとのことで、ぎこちなく動作するのみであります。

アルゴ、恐るるに足らず。

しかし、ここで困った現象が発生します。

勘を冴えさせる方法

勘の糸口は、まずどこか一ヵ所に着目することであります。

例えば、値上り率上位の銘柄。

しかし、値上がり上位と言えども、ハズレの銘柄は多い。

買った途端に急降下、これがザラにあるのであります。

すなわち、一つの条件による抽出は、あくまで入り口に過ぎません。

条件はAからZまで、いや、無限に存在します。

これらをまず、書き出すのであります。

そして、項目のそれぞれをチェックしてみる。

ここで、ハズレそうな銘柄を除外していくのであります。

当たりは排除の残りである

ハズレを排除することによって、当たりが残ります。

このとき、排除するためのセンサーが鈍っていると、上手くいきません。

すなわち、全力で勘を冴えさせる必要があります。

コーヒー、一気飲み手法であります。

機械よりも人間が得意とする勘、これに全神経を集中させよ、と。

そして、グイグイ来る銘柄がある時にはそれに乗り、見つからない時には手を控える。

値上がり株を持ち続ける

相場に参加する誰もが思い描く理想、それは値上り株を持ち続けること。

ホールドすればするほど、含み益が増えていきます。

この状況はなかなか味わえるものではありません。

では、なぜ値上がり株を持っていられないのか。

利食い千人力

利益確定の大事さを説いたこの相場用語。

含み益を不意にしてしまった経験多数。

含み益から含み損、そこからさらに耐えて大損なんてことも。

この厳しいマーケットにおいて、勝ち残るためには利食い千人力を実行しつつ、値上がり株を持ち続けること。

利食いとガチホは矛盾する行為。

相反する行為のバランスを取らねばならないのです。

はて、どうすれば良いのでしょうか。

値動きが大きすぎる

一貫して上げ続ける株なら、悩む必要はありません。

ずっとホールドしていれば良いのです。

見るたびに含み益が増えていきます。

しかし、この厳しい相場業界、そうは問屋が卸してはくれません。

上がる株に限って、上下動が激しいのです。

カオスな値動きの中、上で売って下で買い直すなど、至難の技。

手離した瞬間に置いて行かれるか、下で買ったつもりが底抜け、含み損。

値動きが大きいばかりにガチホが難しくなる、それが相場なのであります。

下で買えていない

リーマンショックの底、コロナショックの底で買えた人は何もせず、そのままホールドしていればよろし。

場合によっては2倍、3倍になっている株もあります。

下で買えていれば、何も悩む必要はありません。

配当をもらいつつ、一生ガチホもあり。

含み益がない、あるいは少ないからこそ、売り急いでしまうのです。

利益が心の余裕を生み出す、これは世の常。

益ほど貴重なものはなし。

買い増し真っ青

上がったら買い増しを繰り返し、パンパンポジになっている場合。

上で買えば買うほど、買い付け単価は上がってしまいます。

さらにグイグイ上がってくれれば大儲けですが、上がる株に限って値動きが大きくなる傾向。

このためせっかく含み益でニヤケつつ、買い増した瞬間に今度は真っ青に。

さっきまでにやけていたのは何だったのか。

もう含み損やないか!

相場ではこれが日常茶飯事です。

買い増しをするなら、それなりの確証がなければなりません。

必ずこの株は上がると言う確証が。

ギャップアップしない

買ってすぐにガツンと上がる。

そんな都合の良い株は普通はありません。

上がるとしてもじわじわです。

いや、上がる株に限ってギャップアップはせずじわじわ。

なめてるのかよこの株、と怒鳴りたくもなります。

そうかと思うと、ある瞬間、あっという間にぶち上げてしまいます。

ぶち上げた瞬間、激しい上下動が始まります。

動きを読むなんてことはできやしません。

ギャップアップしない、したとしてもその瞬間に乗れない。

乗れていれば含み益ですから、心に余裕が生まれます。

しかし、乗れない。

これが値上がり株を持ち越せない、すぐ手離してしまう理由であります。

もっとも強いところに乗る

相場とは強いところに乗っかる、これが全てであります。

弱いところに乗っても良いことはありません。

苦労ばかりです。

ところが、強いのを掴んだら王様。

皆が仕えてくれて、何から何までお膳立てをしてくれます。

すなわち、相場の王様になる方法。

強い銘柄に乗るとは、そういうものです。

当てるのは難しい

相場と言うものは、当てようとしてはなりません。

当たるもハッケ当たらぬもハッケ。

当てずに利益を取る方法、それが一番賢い。

すなわち、確認してついて行く。

後を追うのであります。

どこについて行くか?

もっとも強いところであります。

では、強いとは何なのか?

上がっている銘柄など、たくさんあります。

その中から、もっとも頑強な陽線、もっとも安定した値上がり。

そういう銘柄を選ぶのであります。

シンプルこそ

他が不安定な動きをしているのに、なぜだか頑強陽線。

それが一番強い銘柄です。

日足を確認すれば、ビンビンに来ている筈です。

この銘柄、おかしいだろ?

なぜ他がダメなのに、ひとりでビンビンに来ているんだ。

そんな銘柄に乗るのであります。

すなわち、独走態勢に乗る。

これが相場で勝つ条件の一つであります。

難しいことを考え、複雑な手順を取ったからと言って、偉いわけでも勝てるわけでもありません。

当たり前のことを簡単にこなす。

単純がもっともすぐれているのであります。

この銘柄はなぜ?

この銘柄、なぜ上がっているのだろう、そう考え始めますと、罠にハマります。

株価の説明は、説明屋さんにまかせておけば良いのです。

私たちは儲けるのが目的です。

儲ければそのおカネをどこかで使えるし、自動的に税金を払うことになります。

世の中の全てが上手く回るようになるわけです。

すなわち、理屈は何の役にも立たない。

理論ではなく、直感であります。

直感とは何か?

相場における直感

相場勘とは直感の一種であります。

こいつは来る、明らかに来る。

その勘を磨くのであります。

最も簡便かつ、本能に依存した方法です。

では、その直感の根拠は何か。

テケトーか?

いいえ、違います。

この直感の根拠、それこそが上で述べた、強いところに乗る、と言うことであります。

上がってんのピックアップして、イキそうなところ、さらに絞り込んでみる。

これが基本であります。

後を追ったら勝てるのか

相場の後追っかけ、この危険性。

何をするにもリスクは存在します。

後追っかけには相応のヤバさが。

すなわち、選球眼であります。

選ぶ目が曇っていたら、それは役に立たないのです。

選ぶと言う行為は、実は単純でいて難しい。

コンビニで、レジ横の商品をつい買ってしまう。

釣られてしまうわけです。

釣られたら、負け。

掴まされたらアウト、それが相場です。

すなわち、自分の勘を研ぎ澄まし、掴まされないようにする。

それが相場を追う目です。

静かに上がる銘柄に乗る

物事は、ゆっくりじわじわ来てほしい。

派手さは必ずしも結果に結びつきません。

目立たないけれどもおいしい銘柄。

逆指しが刈られない、ブチ下げていきなり含み損にならない、お宝銘柄。

そんな銘柄は、どこに行けば出会えるのか。

動意づいた銘柄の特徴

最初から大きく動く銘柄。

すなわち、初動から素っ飛んでくる銘柄。

それは、いきなり出現する分足陽線に表れることが多い。

出来高急増。

このような株は毎日あり、非常に目を引くものです。

引き続いて、短期筋が続々と入って来る。

当方、もちろんそこで利益が出たこともあります。

しかし、初動からグイグイ来た銘柄に限って、恐ろしい現象が発生することがあります。

それは、急激な方向転換です。

動意づいた銘柄に限って、平気で5%やそこら、一直線に動きます。

どちらに行くかわからない。

安全策を見て、買い値の3%下で逆指しの自動損切りを入れておく。

しかし簡単に刈られてしまいます。

逆指しはしばしば刈られる。

それが当方の経験則です。

なぜ、せっかく動意づいた銘柄に限って、やられがちになるのか?

初動銘柄でやられる理由

初動で大きく動く銘柄は、実はヤバいのです。

確かに、グイグイ来る。

しかし、その上げは、易々と利益確定できません。

上がった直後、最初からインしていた人がまとめて利確してくるからです。

結果、大きく上がった直後に、いきなり下げて来る。

ですから、「キター」と思って飛びついてしまうと、買った途端に爆下げを食らうなんてことがあるのです。

大きな陽線が出現後、大陰線が出てしまう。

恐ろしい上下動です。

初動ぶっ飛び銘柄において、注意すべき事象です。

すなわち、値上がりするなら、じわじわ動きつつ、ゆっくり上げてくれた方が助かる、と言うこと。

いきなりのぶち上げは、利確するのが難しい。

それよりも、そっとゆっくり、静かに上げる。

そんな銘柄の方が、陰線を食らい、損切りを余儀なくされる可能性が減ります。

じわじわ含み益を伸ばしつつ、静かに耐えて、最終的に大きく値幅が抜ける可能性が高まるのであります。

ゆっくりじわじわの重要性

ゆっくりじわじわ上げる銘柄は、皆が少しずつ含み益。

その小さな含み益を確定させるために、ぶん投げ売りをしてくる必要性はありません。

必要性のみならず、少々の利益で大きな玉をブン投げるわけにはいきません。

自分の売りで値が崩れてしまうからです。

このため、含み益を大事に抱え、多くの人が利を伸ばそうとします。

だからこそ、じわじわ上げて来る。

じわじわ上げにおいては、投げたくとも投げられず、値を保ちたいと言う心理。

すなわち期待が同時に育つのです。

これが値上がりに寄与する心理であります。

耐えていれば上がって来る。

あるからして、もう少し待てば良いのではないかと。

上下動に伴う不安感が低減されるのです。

ゆっくりじわじわ銘柄の重要性はここにあります。

たとえ下げる場合においても、初動ぶち上げ銘柄のような突出陰線が出にくい。

すなわち、それなりの位置で損切りをし、逃げることも可能。

では、そのような銘柄は、どこにあるのでしょうか。

お宝銘柄の探し方

小さな入れ物にクジラが飛び込めば、当然に水はどこかに吹っ飛んで消えてしまいます。

それどころか、入れ物事態が壊れてしまいかねません。

壊れた値動き、カオスな上下動。

そんな状況では、とてもではないがこちらがやられてしまいます。

と言うことは、入れ物が大きくなければなりません。

図体のデカいクジラトレーダーが暴れても、ビクともしない。

確かに、外海でクジラが跳ねまわったとしても、それほどの影響はありません。

板も厚く、値動きも荒れておらず、いつでも静かに水面が保たれている。

そのような銘柄こそ、ゆっくり静かに、じわじわとした値上りが期待できます。

突出大陰線で爆下げし、逆指しの損切りが刈られる心配も低減されます。

これがすなわち、じわじわ銘柄のメリット。

本質的コンセプト

確かに、主力・大型・優良株がじわじわ上げてくれたなら、それはそれで安心。

値上がりにしっかりついていくことができます。

上げてくれるなら、ですが。

逆に、上がらない大型株にインしても意味はありません。

大事なのは、上がること。

すなわち、目指すものは、あくまで強い銘柄。

強い銘柄、頑強に値上りを保持してくれる銘柄こそ、求める株なのであります。

本質的コンセプトは、頑強に強い銘柄。

押し目を買う

当方が考えに考え、行き当たった結論。

押し目買いの手法。

それは実にシンプルなもの。

本質

相場が押したら買い向かえ。

簡単に言うが、ずいぶん難しいことを言っています。

まず第一に、押し目と下げの初動をどう区別するのか?

買った途端にどんどん下げて行ってしまっては、それは押し目とは呼びません。

単なる下げの初動であります。

買ったらすぐに、あるいは、ある程度速やかに上げ始めてくれなければ、押し目とはならないのです。

結局、上がらな押し目とは言わんのや。

とするならば、押し目買いとはすなわち、値動きを当てることに他なりません。

値動きを当てられるなら、最初から押し目を拾う必要などあるのでしょうか。

いつ何時でも上がる直前に買えば良い、それだけになります。

押し目は循環論法

値動きが読めないからこそ、押し目で拾おうとする。

しかし、値動きが読めてこそ、押し目買いが機能する。

これ、巧妙な循環論法ではないのか?

ちなみに循環論法とは、どうどう巡りの嘘論法であり、騙しのテクニックであります。

例えば、

「この人はなぜ偉いのですか?」

「この本にそう書いてあるからです。」

「では、なぜこの本に書いてあると偉いのですか?」

「偉い人が書いた本だからです。」

ここまで考え、当方、押し目買いを打ち捨てました。

押し目買いは嘘。

押したら買うのではなく、上げ始めたら買う手法に転向。

その結果は以下となります。

順張りのてん末

上げ始めたら買う。

順張り。

この心持ちで、当方は押し目買い手法を排斥し、順張りに徹しました。

するとどうでしょう。

何度か上手く行く場合もありましたが、買った途端に棒下げ。

これを何度か食らい大損。

ダメやん、押し目買い、やらなくても大負けやん、どうするん?

となったのです。

すなわち、押し目買いをしようがしまいが同じこと。

相場は当方をじりじりと追いつめ続けたのであります。

下げて買い、上げて買い、いずれも負ける。

何やってもだめ。

これがいわゆる、相場の摩訶不思議であり、相場の悲劇であります。

無効なのか

押し目買いが機能するのは、買いを入れてから上がる場合のみ。

それが読めなくてはやる意味がありません。

押し目買いを入れてから上がる確率を上げる。

これこそが押し目買いの有効性。

では、どうすれば良いのか?

読めないんだよ、値動きが。

読めないから有効なやり方を探してんのよ、と。

ここで一つの結論があらわとなります。

読めなきゃ負け。

そう、上がる銘柄を読む能力が必要なのであります。

結論

買ってから上がる株を探す。

これが結論であります。

ひたすら強い株を探す。

もしそれが見つかったならば、そこで初めて押し目が買えるのであります。

すなわち、もっとも強い株を探し、その押し目を狙っていく。

強い株だからこそ、買ってから上がる。

買いの後に戻しがあり、押し目買いが機能する筈なのであります。

では、どんな株が強いと言えるのか。

これこそが押し目買いの拠り所となる事象であります。

なんとわかりやすく、ありがたいお言葉。

涙が出るよ。


さて、本日の結果は、スイング勝ち。

持ち株のほとんどが上がってくれました。

相場は強い。

銘柄セレクトに気を付けてさえいれば、まあイケます。

この上げ相場、いつまで続くのか?

失われた30年は取り戻せるのか?

22営業日ぶり様子見ノーポジ。