デイトレとスイングの難易度

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デイ・スイング相場考

なぜデイトレよりスイングか?

その答えは、一つには利幅に関する問題であります。

なぜスイングなのか

そもそもデイは難しい。

あらゆる手法の中で、デイトレが一番難しいのではないか?

なぜなら、デイでは行き過ぎを取ることができません。

すぐに利益確定をするからです。

これに対し、スイングでは素っ飛び上げの行き過ぎが取れる。

素っ飛び上げこそ、大きく利益を得る源泉なのであります。

窓開け急上昇こそスイングの目的。

なぜ、スイングでは利幅を大きく取ることができるのか?

ギャップの発生

個別株では、ザラバ以外の時間は停止しているに等しい。

各証券会社のPTS(私設取引システム)、ADR(米国預託証券)において取引があるとは言うものの。

ザラバに比べ、はるかに出来高が少ないと来ています。

このため、大引けの終値から、翌日寄り付きの始値まで、価格が飛ぶ現象が起こります。

ギャップの発生であります。

ギャップは、大きく取るか・やられるかの2択を迫ってくる、そんな危険性を持ちます。

デイにおいては、これがありません。

スイングではトレード中に長い休憩が入るのです。

デイトレとの大きな違いです。

効率と壁

スイングでは、効率の良い勝ちともなれば、効率の良い負けとなる可能性もあります。

負けたらデカい。

ですから、やるのであれば値動きを確実に読まなければなりません。

スイングの壁はここにあります。

すなわち、読めれば勝ちの効率が上がり、読めなければ負けの効率が上がってしまう。

では、この壁の突破法はどこにあるのか?

その答えは、負けの回避戦術。

分散であります。

分散の理由

分散投資とは、資金余力に依存するものです。

資金が多ければ多いほど、より多数の銘柄に分散することができます。

より勝てそうな銘柄に分散して玉を入れておく。

そうすれば、トータルで利益を残せる可能性が上がります。

この手を使い、負けを回避する。

1銘柄に全振りするなど、恐ろしくて仕方ないのであるからして。

最も上がりそうに見えた銘柄が、たいして上がらない。

一方、値動きが地味で、たいして上がりそうもない銘柄がいきなりドカンと上げる。

そういう場合も少なくありません。

分散の理由は、まさにこれです。

モテる・モテない

このスイングトレードにおいて、もっとも注意すべき点は、モテる・モテないの把握であります。

モテない株を持ち越してはいけないのであります。

持ち越すなら、モテる株でなければなりません。

いきなり逆方向に動かず、意向通りとは言わないまでも、何とか大損をしない方向にとどまってくれる。

それがモテる株であります。

モテ株が読み切れないままに、スイングで買い持つのは御法度。

御法度とは禁じ手のことです。

そして、モテる男の探求。

これが日々の至上命題であります。

分散か一点集中か

分散か、一点集中か。

結論を言いましょう。

どちらとは言い切れません。

問題は別のところにあります。

もちろん、安全を見るなら、分散一択であります。

すなわち、卵は一つのカゴに盛らない。

小分けにするのです。

そうすれば、全ての卵をまとめて不意にすることはありません。

しかし、卵をたくさんのカゴに振り分ける行為は、手間も時間もかかります。

シンプルさに欠けるのであります。

一点集中はダメなのでしょうか。

ピンポイントの重要性

上がるとわかっているのなら、そこに一点集中するに限ります。

ピンポイントこそ、手間も時間もかからず、無駄が省けます。

一点集中トレードにおいては、瞬時に結果が出ます。

そこで降りるのか、それともさらに利を伸ばすか。

その程度の判断しか求められない。

この単純性。

逆に、複雑なトレードは、やればやるほど迷路になってしまいます。

迷路を避けること。

これがトレードの大事なコンセプトなのであるからして。

複雑=迷路

安く買って高く売る。

この単純な目的を達成するために、私たちは複雑な手段を取りがちです。

複雑だからと言って上手くいくとは限りません。

物事はシンプル・イズ・ベストであります。

ザラバの間中、トレードをしまくるのも一つの方法ではあります。

しかし、それではチャンスでない局面にも手を出してしまうことになります。

挙句に、やればやるほど迷路にハマる。

迷路からの脱出は、どうすればよいのでしょうか。

その答えは、もっともチャンスが大きく、もっとも着実に利益確定できるタイミング。

これを徹底的に選び抜き、そこだけにベットするのであります。

利確のベストタイミング

その日の利確ベストタイミングは、どこにあるでしょうか。

日々、それを探しています。

するとどうでしょう。

その日、一番利益確定がしやすく、利幅が取りやすく、迷わずに目的に到達できる、そんなポイントが見えてきます。

迷わないと言うことが大事であります。

含み損を耐えてから利確と言うのでは、どっちに転ぶかわかりません。

買ったらずっと上がり続けるか、少なくとも最低でも横ヨコ。

これであれば、迷うことはありません。

すなわち、ベストタイミングの精選であります。

どこにそれが落ちているのでしょうか。

迷うくらいなら

迷うくらいなら、手を出さなければ良いのであります。

世の中は迷うことだらけです。

すべての迷いをスルーする。

目的に一直線に向かって行く。

最短・一直線・わき目もふらずに目的に向かう。

その要点は、迷ったら手を出さない。

確実に勝てるポイントに一点集中する、と言うことです。

そして、たまたま運よく勝てた、なんて場合にだまされないこと。

値動きなんざ、時の運であります。

時の運なのか、必然性なのか、それを見極める必要があります。

必然性とは、資金の流入具合であります。

大きな資金流入こそ、そこで利確できる可能性を高める要因であります。

大口さんをカモにする

大きな資金流入には、必ず大口さんが噛んでいます。

大口さん無くして、資金流入なし。

図体のデカいクジラさんを追いかけるのです。

クジラさんは動きが遅い。

口をポッカリ開けて、魚の群れが口に入ってくるのを待っています。

その魚の群れをちょっとだけ頂く。

大口さんをカモにするとは、そういうことです。

あなたが飲み込まれずに済めば、の話ですが。

複数銘柄を持つ場合

トレードに無駄はつきもの。

完ぺきなトレードなど存在しないのであります。

すなわち、ある程度の損失を認めつつ、結果として利益が残ればよろしい。

スイングにおいては、複数を持ち越し、何とか勝ち逃げする方法。

これをやらずにいられない。

目星をつける

上がりそうな銘柄に目星をつける。

これが全ての前提。

目星の付け方は、人によって違います。

当方の場合、勘+データ。

上がるか下がるか、50%のところ、この勘+データにより70%まで引き上げる。

すなわち、根性による確率の増量。

そして、目星がついたなら、概ね作業の半分は終わりであります。

目星の銘柄を複数、買い持って行きます。

トータルで儲けを出すべし、と。

無駄なトレードがあっても致し方なし、と。

無駄の必要性

当方、日々、無駄なトレードばかりしています。

損ばっかりです。

不思議なことに、一番上がりそうだと思った銘柄が下がり、こりゃダメだろうと思った銘柄が上がる。

そんなことが多い。

多すぎるのであります。

読めやしない。

ですから、「いらねえよ、こんな銘柄」と言う株も持ち越さざるを得ない。

これがなかなかのプレッシャーなのであります。

すなわち、無駄なトレードに駆り立てられる。

やりたくないことをやらざるを得ず、ゴミのようなトレードを量産する。

さもないと、間違えて上がるオイシイ銘柄を捕まえることができません。

やらなきゃいいのに、あえてやる。

こんな銘柄買いたくねえんだよ、と。

やらなきゃいいのに

ストップ高張り付きとなり、翌日ギャップアップを狙う手法。

そもそも、そんな銘柄、最近は少ないのです。

そして、狙って買ったら、途端にどんどん下げてしまう。

爆損です。

S高で引けてくれたとしても、翌日、上がるとは全然限らない、この現実。

日々、このためにぶっこいている。

マジでもういやだ。

なんて考えていると、思いのほか、爆上がりしたりします。

まことに読み切るのが難しい。

しかし、であります。

これで助かる場合がない訳ではない。

すなわち、無駄が身を助ける。

無益性が身を助く

無駄なことを一生懸命やることによって、助かってしまう。

とんちんかんの勝利であります。

大損をすることもありますが、思いのほか儲かる時もある。

トータルでは、果たして勝てているのでしょうか。

微妙なところではあります。

つまり、無益と思われるトレードが実際に、トータルの勝ちに結びつくのかどうか。

ここを確認しておく必要があります。

勝ち負け半々なら、やめておいた方が良い。

そして、少しだけラッキーに乗っかるのです。

持ち越し基準の例

当方の持ち越し基準は以下。

アメ株の動向

米国強けりゃ世界が強い

当方がまず第一に気にする動向、それは米国株です。

これが上げているのか、下げているのか。

グイグイ上げている場合には、持ち越す場合が多い。

米株がぶち上げている場合、いきなり暴落する確率は高くはありません。

絶対にそうだとは言いませんが、まあ大体。

これで失敗することもありますが、そういう場合は翌日の寄り付き、成り行きでブン投げ的な。

これでまだ生きているのですから、まあだいじょぶなんじゃね?と言う。

米株要因ではありませんが、311ショック(東日本大震災)当日にほぼ全力持ち越ししていて、爆損したこともあります。

思い出すことさえ嫌な、大爆損でした。

その際も、前場寄り付き・ぶん投げ損切りで逃げました。

しかし、その後数営業日のスイングでかなりの部分を取り返せたと記憶しています。

ですから、米株を見て、大丈夫そうなら危険をかえりみず。

危険をかえりみず、と言うことは、危険だと言うことですが。

欧州は米国のおまけ

欧州株はあまり重視しません。

なぜなら、長らく相場を見ている限り、欧州は米国に追随します。

欧州が米国を引っ張るなんてことは少ないのであります。

これは日本株と米国株の関係にも似ています。

何を言っても米国株の影響が強い。

日本発の震災の際も、日本株は大爆下げでしたが、米国株はそれほどではなかったと記憶しています。

ともかく、世界の動向は米国に追随すると考え、実際にそれが裏切られたことは少ないのであります。

上か下か

世界の相場が上がっているのか、下がっているのか。

これが大事な点であります。

上がっている場合

相場が上がっている時には、いわゆるヤバい系の株ですらワラワラと上がり始め、ストップ高を連発するもの。

そこにそっと乗っかる訳であります。

S高値の近くでビビりながら買い、持ち越し。

10個持ち越したら、4個くらい上がるだろうと言う。

その他にも、素っ高値持ち越しできそうな銘柄を探します。

下がっている場合

異様に下げている銘柄を買う場合が多いです。

どのような値動きなら、異様な下げと判断するのか。

これは結構難しい。

一言では表現できません。

一例としてあげるならば、311ショック直後、ストップ安張り付けとなる銘柄が続出しました。

この時、勇気をもってS安の銘柄を買って行き、そこそこの利益が出たと記憶しています。

しかし、これは相応のリスクを伴うトレードであり、けっしてお勧めできるものではありません。

ストップ安連発もありますので。

個別株情報

売買代金

当方、売買代金重視であります。

これは、売買代金が多いほうが予想を裏切られることが少ないと考えているからです。

あくまでそう考えているだけで、実際にそうなのかどうなのかは保証の限りではありません。

さらに、板が薄い銘柄より、厚い銘柄のほうがブン投げる際、幾分ラクであります。

突然の特別売り気配となる場合も少ないような気がします。

あくまで気がするだけですが。

材料は無関係

当方、短期の持ち越しに際しては、材料を気にすることはありません。

なぜなら、得られた情報より株価が上がると判断したにも関わらず、裏切られることがあります。

どのくらいの確率をもって裏切られるかと言いますと、これが結構低くはない確率なのであります。

上がる筈なのに下がった、それが体感4割より多いくらい?

それだけではありません。

相当な確度を持って上がると判断したにも関わらず、予想を大幅にくつがえして大爆下げ、なんてことも普通にあるのです。

その逆もある。

予想は相場においては全く当てにならない。

う~んと唸って、材料を見ることはしなくなりました。

ヤベー株は小さく

ファンダメンタルその他をパッと見て、ヤバい株は大きくは持ち越しません。

例えば、上場廃止懸念の銘柄など。

買ってからいきなり廃止決定と言うのもあります。

以前に当方、某主力・大型、航空株の上場廃止決定直前、持ち越すかどうかかなり悩んだことがあります。

持ち越していれば、ストップ安を挟んで株価100円位から7円辺りまでやられていたと記憶しています。

もともと天下の優良株でしたので、厚く持ち越そうとしていたのです。

間一髪、何の風の吹き回しか知りませんが、それは免れることができました。

非常に危なかったです。

運。

ヤバい株、あるいはその可能性がある株は小さく、これが基本であります。

分散して何とか益る

当方、材料はあてにしませんので、持ち越す場合にはなるべく複数銘柄を持ち越します。

どっちにしろ4割くらいしか予想は当たらない、そう考えています。

自分の予想を信頼していません。

それを分散で乗り切るわけです。

いくつか持ち越せば半分は上がるでしょ的な。

適当かよ。

うまくいかない時もあります。

その場合は損切り。

極端を狙う

素っ高値買い

ブチ上げ素っ高値を買って行きます。

この手法はまあまあ使えます。

しかし、損切りしないで耐えてしまうと、大損します。

下がり始めたら早いですから。

ですが、値上がりが途方もなく大きくなる場合があります。

それが狙い。

どん底買い

トンデモ下げを買う。

ヤバい株もあります。

廃止懸念の銘柄など。

実際、エライ目に合った場合も。

S安連発も食らいました。

何度も。

しかし、皆が敬遠する株は思わぬ値上がりをする場合があります。

危険の裏に利益あり。

S高張り付き狙い

この手法、絶対ではありません。

ストップ高張り付きの銘柄を手にすることができても、いきなり爆下げすることも普通にあります。

ですので、儲かったら儲けもの的な手法。

S高張り付きを持ち越せたら、上がる確率はそこそこあります。

しかし、張り付いていたのにいきなり棒下げ、特別売り気配なんてこともあるのです。

油断も隙もありゃしない、けれども持ち越せたら、そこそこ安心感がある、それがS高持ち越しの手法であります。

深追いをしない

なぜ深追いをしないのか?

その理由は、する必要がないからです。

相場においては、儲かる時には大きく儲けることができます。

そこだけ頂けばよろしいのであります。

すなわち、頭と尻尾はくれてやり、胴体の方でしっかり取る。

深追い厳禁。

さもないと、以下のような羽目になります。

朝方取り返せない

朝方にスイング玉で損を出し、それをデイで取り返す。

当方、このアイデアを完全に排斥するに至っております。

なぜなら、このオペレーションで傷を深めた経験があまりに多い。

結局のところ、スイングで損、デイでも損。

ダブルでやられて茫然自失。

デイでほんの少し取り返すだけだ、欲張る訳じゃあない。

そんな誘惑に駆られて、痛い思いを繰り返してきました。

当方の用語ではこれを、相場の蜘蛛の糸にすがる、と表現します。

ある日、自分にこう叫びました。

「しつこいんだよ、まだ蜘蛛の糸にすがるつもりか」と。

なぜ朝方取り返せない?

相場とは、利益が利益を呼び、損失が損失を呼ぶ。

相乗効果で結果が拡大されていく。

そんな不思議な性質を帯びています。

早い話、朝方、昨日からの持ち越し株で損失が出た際には、多くの人も同様の目に合っている場合が多い。

皆が取り返そうと言う一心になります。

切実に。

その結果、朝のデイトレタイムが、より負の意味で渋滞することとなります。

このため、競争率は上がる一方です。

限られたパイを取り合う。

よって、労多くして益少なし、となります。

売買が流行っていた銘柄が朝方に下がった後、相場が難しくなる理由がこれです。

はっきり言いましょう。

追い詰められているなら、もはやその朝にはチャンスが転がっていないのであると。

次のチャンスはどこか

限られたパイだからこそ難しいのであります。

誰も見向きもしない、簡単に頂ける、濡れ手に泡のパイ。

狙うべきはそちらであります。

すなわち、損をした当日の朝のデイ、これを避ける。

1000円を取り合うためにデイトレーダーが群がれば、そりゃあ難しくもなるわな、と。

次行きましょう、次。

と言う訳で、狙い目は朝方のデイではありません。

スイングであります。

パイを取り合わない

パイを取り合う、すなわち競争率が上がる。

これを避けるには、「いっせいのせ」で掴みにかかることをやめることであります。

例えば、皆が居眠りをしている時にインする。

これを当方、13時の手法と呼んでいます。

うまくいけば、競争率を下げることができます。

イグジットの際も、まだ伸ばせそうだな、と言うところであえて降りる。

このような選択ができるのは、デイトレではなく、スイングトレードです。

時間軸が長いからこそ、選択の幅が広がるのであります。

もっとも簡単な手法

もっとも簡単な手法とは、選択の幅が広く、参加者が少ないにも関わらず、多数の人をギャラリーとして抱える手法であります。

そもそも、釣り場に大勢で群がるから釣れないのであるし、釣れるものは全て雑魚、と言う具合になるのです。

まず大洋に出でよ。

これがスイングトレードです。

そして、魚影の群れを独占し、釣り糸を垂らすのであります。

これが一番気を使わず、慌てることもなく、大物をゲットできる手法です。

深追いなど必要ありません。

なんと気楽な相場稼業。

ただし、一つ問題があります。

大洋のこの船、万一帰還できない場合があるのであります。

相場のバミューダトライアングル。

すなわち、船・飛行機が跡形もなく消える、三角形の地帯。

この危険性を完全に排除することはできません。

今日も相場の海に悲鳴が響き渡りました。

相場の常識を捨て去る

相場の闇とは、人の心理が作り出すものであります。

この闇から立ち上がることなくして、大儲けはありません。

まずはこれに対峙し、攻略法を練ること。

トレードのパターン

含み損はカットし、含み益は伸ばす。

これで当然のごとく、損小利大となる筈であります。

ところが、含み損は必死に耐え、含み益など一瞬しか見た記憶がない。

これが相場によくあるパターン。

リスクを低減したいがために時間軸が短くなるのであります。

なぜなら、買い持っている最中に急落したら困る。

その一心で、ついつい利が伸ばせない、そんな仕組みです。

では、なぜ、このパターンによって、いつまでたってもうまくいかないのでしょうか。

なぜうまくいかないのか

痛みに慣れることがない

人は皆、痛みに慣れることがありません。

もし慣れることができるなら、麻酔などいらないのです。

何度繰り返しても、痛いものは痛い。

トレードにおいて、損切りの実行は痛みそのものであります。

これに慣れることはありません。

下手をすれば、痛みは増していきます。

大損した上に損切りでは、話が違うじゃないか、と。

こんな時、痛みはどんどん増し、損切りを行うことが極めて難しくなります。

快楽は手っ取り早く

人は手っ取り早く気持ちよくなることを好みます。

含み益になったら、とにかく利益確定したくて仕方がないのです。

これにはある種の中毒性があり、利確までの時間はどんどん短くなっていきます。

トレード中毒によるものと言ってよろしい。

なぜ、そうなるのか?

痛みをことさらに嫌い、快楽は手っ取り早く得たい。

この本能が人を追い込むからです。

すなわち、必死の形相のもとに利確の誘惑がやってくる。

次の瞬間、全てが痛みに変わるかも知れない、その恐怖で誘惑に負けてしまうこととなるのであります。

新しい技を採用したくなる

痛みへの恐怖の中で、よくやってしまうこと。

ついつい、新技を披露したくなるのであります。

練習をしたこともなければ、想定をしたこもない新技。

そんなものが功を奏すとも思えません。

しかし、溺れる者は藁をもつかむ。

何の根拠もなく、さりとてさほど悩むこともなく、新しい技を採用してしまうのであります。

それと言うのも、痛みと快楽に追い立てられ、感情が破壊され、相場の亡者となり果てているからに違いありません。

どうすればよいのか

感情を断ち切る

感情に振り回されるからうまくいかないのであります。

しかし、世の相場師はこう言います。

「トレードは感覚的なものですよ、言語化できないんですよ」と。

こちとら相場師ではありません。

感覚的な、そして言語化できない、にわかにオーラのように湧き出す、得体のしれない実力のようなもの。

そんなものは、はなっから当方、持ち合わせておりません。

持ち合わせていないのに、それに頼ろうとするのが間違いなのであります。

出来ることは、筋書きを全て紙に書きだしておいて、その通りに行動する。

感情を断ち切りマシーンになる、と言うことであります。

常識に縛られない

デイ・スイングと言う語に引っ張られるから、利を伸ばせなくなります。

相場の側からすれば、そんな区別ははなっから存在していません。

デイに徹するからこそ利が伸ばせなくなり、スイングで行こうと思うからこそ、損切りができなくなる。

まさに感情に振り回されているに過ぎません。

相場の常識が感情を揺さぶり、トレードの邪魔をしてくるという訳であります。

すなわち、常識無用。

常識に縛られていては、相場に勝てないのであります。

デイ・スイングの闇を切る

全てを筋書き通りに、そして感情を断ち切り、常識をかなぐり捨てる。

書き出されたシナリオを頭に入れ、機械的に実行する。

すなわち、デイ・スイングの闇を切る。

闇の中でシャドーボクシングをし、実戦ではシナリオ通りにやるのであります。

するとどうでしょう、血と汗と涙の結晶、努力家の鏡となり、相場の夜は明けてくるのであります。

努力が足りんのでどうたらこうたら、そうツイッター2chで教えられた。


さて、本日の結果は、スイング負け。

もういい加減にしてほしい。

相場は爆上がりの日経摩天楼であります。

なぜに損?

もういやだ。

退場するまじで。

そんな心意気でやべー株買い持ち。