バイーン相場の見極め

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バイーン相場

バイーンとは

バイーンとは、相場急騰の効果音。

爆上げを意味する俗語で、主にネット界隈で使われます。

バイーン相場が来るのか来ないのか。

この見極めをどうするか。

来るなら乗る、来ないなら降りる。

そして、物色の矛先はどこにあるのか。

その場所を教えてほしいのであると。

相場の目的はここにあります。

すなわち、バイーン相場に乗るにはどうすれば良いのか。

素っ高値

バイーン相場とは、すなわちグイグイ来るものです。

素っ高値更新が来るのか・来ないのか。

そして、来るなら、どこの一角に来るか。

結論として、バイーンの正体は素っ高値であります。

素っ高値銘柄の観察、バイーン相場の本質がここにあるのであります。

なぜそう言えるのか。

その答えは、素っ高値銘柄が相場の上げを頑強に支持するからです。

支持するのみならず、相場を度外視し上げ続けることによって、頭打ちとなった相場をさらに引っ張っていく。

この辺りで終わりかな、腰折れるだろう、そう思った時こそ何なんだコレは!

そんな不可思議なぶち上げをかましてくれる。

バイーン相場における素っ高値銘柄群の特色であります。

では、その素っ高値をどう掴めば良いのか。

答えの一つはIPO銘柄であります。

IPO

バイーン相場の先陣を切るのは、IPO銘柄の一角であることが少なくありません。

直近IPOの値動きは激しい。

爆下げしていたかと思うと、いつのまにか新高値。

初値陰線、3日続落、爆下げ直後に新高値。

そんなことも普通にあります。

片時も目を離せないのが直近IPO株であります。

すなわち、昨日までドン下げの冴えないIPO株がストップ高連発。

気づいたら新高値で相場を牽引するなど。

当方にとって、バイーン相場の感触を確かめるための筆頭要素が、このIPO銘柄群の動向であります。

実は当方、主力株がいくら上がっても、ちっともうれしくはないのであります。

その理由は以下。

アレな株

IPO株に次いで急騰相場の傍証となるのが、アレな株。

アレな株とは、こんな銘柄上がる筈ないだろう、材料なんてないじゃないか。

こいつぁダメ株だよ。

そんな声にも関わらず、素っ高値継続、出来高フルパワーでグイグイ来る銘柄であります。

IPOが来て、アレな株が来る。

このパターンにおいて、当方、迷わず買って行くのであります。

なぜなら、これらの銘柄がバイーン相場を牽引する可能性は少なくないのであるからして。

のみならず、仮に相場が腰折れても、アレな株は当面の間、我が道を行く。

我が道を行きながら、再び相場を呼び戻す場合もあるのであるからして。

物色の矛先

物色の矛先は、素っ高値に、直近IPOに、そしてアレな株に来るのであります。

従って、たとえ相場が冴えなくとも、これらの銘柄群からは目が離せません。

高値を取ったらそこに乗る。

そんなトリガー銘柄群。

トリガーとは、引き金のことであり、バイーン相場のきっかけとなるもの。

物色の矛先はトリガー銘柄に、そしてそのまま相場を牽引する。

そんな可能性が少なくない、と言うことであります。

と言うことは、最初からそこを見ておればよろしい。

すなわち、当方の仮説として

(トリガー銘柄)≒(牽引銘柄)

との近似式。

と言うことは、どこに乗るべきか、その答えはほとんど明らかと言って良いのであります。

何を買うか

相場において、何を買うべきか。

答えは明らかであります。

選ぶべき銘柄

最も上がる値幅の大きい銘柄。

これを選ぶことができれば、トータル勝ちは間違いありません。

日本株は4000内外あるのであります。

これだけ候補があって、なぜその銘柄が選べないのか?

相場を良く見ていないからであります。

観察力の不足。

では、上がりそうな銘柄を買う、その上がりそうとは何か?

その解は、慣性の法則であります。

慣性の法則

慣性の法則とは、ニュートン先生が開発した考え方であります。

物体は、外力が働かなければそのまま。

止まっている物体は止まったまま。

動いている物体も、そのままの動きを続ける。

運動が保持されると言う考え方であります。

これを相場に応用しない手はありません。

すなわち、動かない株は動きはしない。

上がる株は上がり続ける。

本当に?

上がる株を買ったら、途端に下げてやられたこと、度々。

上がる株は難しいと言う意見、少なからず。

高等技術

ジャンピングキャッチとは、相場のネットスラング。

JCとも略される御法度用語であります。

JC食らったオワタ、と。

すなわち、素っ高値をつかんだ瞬間に、あっと言う間に落ちて来る。

これが相場によくある失敗談であります。

であるからして、人は誰しも安値を狙うようになります。

いわゆる逆張りです。

この逆張り、往々にして底値のリバウンド狙いになりかねません。

しかし、底値なんて当てられやしない。

そして、リバウンドをうまく処理するには、才能がいります。

勢い込んで弾んで来るボールを、素手で正確に捕まえられますか?

弾んだ直後の上がりを捉える技術は、高等技術であります。

ともかく上がりを捕まえられなくては上手くいきません。

慣性の法則を信じ、目を皿のようにして上がりについていく。

それプラス、ダメなら即刻降りる。

下げにつきあってはまずい。

ダメなら微損で切れと。

上がりを狙い、微損で降りる。

そして、ドカンとブチ上がる銘柄に当たった時。

この時こそ、握力でついていく。

ぶち上げ銘柄はたまにしか出ません。

このぶち上げの慣性に乗る。

グイグイ来たら、ひっつかんで離さない。

運が良ければ値幅が取れる。

運が悪ければ微損で降りる。

相場とは、この難解な技巧の旅であります。

そして、大きな値幅を取ろうとすればするほど、トレードはデイではなく、スイングの様相を呈してきます。

スイングの常套手段

トレードにおいて、常套手段は上がる銘柄を全て買うこと。

マーケットの中で、もっとも上がりそうな株を買うのであります。

もっとも上がりそうな株とは、必ずしも派手な値動きの株とは限りません。

地味な目立たない株でも、平気で数パーセント程度は値上がりするものであります。

平気で数パーセント動く銘柄の最有力候補を、全銘柄から抽出する。

すなわち、その方法論を常に研究しなければなりません。

最も上がりそうとは

値動きには、上げ、下げ、ジグザグの3種類しかありません。

ジグザグとは、上げと下げの組み合わせ。

従って、究極的には上げと下げの2種類しかないと言えます。

すなわち、最も上がりそうな銘柄とは

  • 上げの後にさらに上げが来るか
  • 下げの後に折り返して上がるか

の2種類となります。

これを一般に

  • 順張り
  • 逆張り

と呼ぶこともあります。

ここで気づくことは、逆張りとは、折り返す必要があると言うこと。

すなわち、値動きにおける工程が一手間多いのであります。

これが順張りより逆張りが難しい理由となります。

であるからして、最も上がりそうな銘柄とは、上げの後にさらに上げが来るパターン。

その次に、下げの後に折り返すパターンとなります。

ジグザグはこの混合組み合わせパターン。

従ってこれも難解であります。

いずれにしても、注意すべきは下げたら仕舞い、と言うこと。

下げたら終い

下げたところから耐え抜いて、ナンピン買いで生き残る。

この手法は、やればやるほどリスクが高まっていく、かなり難易度の高い手法です。

難易度が高いにも関わらず、そこそこ勝率は高い。

しかるにこの手筋から抜けられず、いつか大きくやられるまで続けてしまうのです。

すなわち、下げたら手仕舞い、ぶん投げる。

当方、この手筋を非常に重視しております。

損切りが出来ずにいつまでも勝ちにこだわる精神。

これが、かえって勝利から遠ざかる要因となります。

そんなことに忍耐力を発揮させるくらいであれば、さっさと降りて、値動きについて研究する。

その方がマシであります。

複雑怪奇なジグザグの謎を解き明かすために。

ジグザグを取る

ジグザグの中の数%の値上がりを覚えておく。

これは大事なポイントとなります。

ジグザグの規則性。

まだ誰も気づいていない規則性を探すのであります。

そして、それを日課とする。

忍耐力はこちらに使うべきであります。

複雑怪奇な値動きを、多くの人はあきらめています。

ここじゃ取れない、と。

ところが、ジグザグの中に突如として、ぶっ飛び上げが出現する場合も少なくありません。

ここで取れれば鬼に金棒であります。

すなわち、ぶっ飛び上げを全て調べていく。

ぶっ飛び狙い

日々、ぶっ飛び上げを演じてくれる銘柄はいくつもあります。

これを調べずして、他を調べる理由はありません。

値幅を取ることこそ、トレードの要諦であり、ひいては相場の最大目標。

この最大目標を脇に置いて、スキャルピングに徹するなど、愚の骨頂。

当方の場合、その愚の骨頂を長らく実践してまいりました。

スキャはいくらやっても、トータルで勝てなかったよ、と。

結論としてはそういうことであります。

スキャでぶっ飛び狙いは難しい。

ぶっ飛び上げの中で細かくスキャるのか?

それでは効率が悪いのではないか。

そして危なければヘッジをする他ないのであります。

ヘッジ

当方、ヘッジは原則やりません。

片張り専門であります。

しかし、例外はあります。

相場がおそろしく読めず、その状態が比較的長く続きそうな時であります。

例えば、某国でアレが始まった時。

かの国、誰かさんの意向でどちらに動くかが決まってしまう。

個人一人の意向を読むのは、多数の心理を読むのより遥かに難しい。

そして、個人で動かしている怪しげな株より、参加者の多い出来高満載の株の方がやりやすいのであります。

相場も現実社会も同じであります。

しかるに、オプションでのヘッジをすることもたまにある、と言うことであります。

とは言え、片張り主体、まとめて取るのが最も効率がよろしい。

まとめて取るのが正解

トレードの結論は、まとめて取ることです。

一足飛びに利益を得る。

相場においては、これがもっとも合理的であります。

しかし、なぜまとめて取らず、小分けにして勝ちを得ようとするのか?

それは追いつめられた心理を意味します。

ひと月分勝つ

相場の理想は、ひと月に一度、最大のチャンスにのみインし、大勝ちすることです。

ひと月ではなく、もっと期間をおいても良い。

とにかく、厚い利幅を得ること。

にも関わらず、なぜ利が狭くなるのか?

相場に追い立てられているからです。

勝てやしない。

だから利益確定を急ぐのです。

すなわち、勝算が薄い。

自分のトレードが心配でならないのであります。

それで、ついつい利幅が狭くなります。

そうではなくて、勝算を着実に見積もり、確信を持って、安定の利幅を確保する。

これが相場の合理性なのであるからして。

普段は損切り

安定の利幅を得るために、何が必要か?

それは、不断の損切りであります。

コツコツ、日々損切りを励行する。

なぜこんなに損をしなければならないのか。

目的は、行き過ぎの利幅をゲットするためであります。

大きく利益を取るために、頻回のカットが求められる。

なぜ、頻回のカットが可能か?

大きく勝てるとわかっているからであります。

すなわち、勝算の信頼性。

信頼性が薄いと迷いが生じます。

どうしようかなあ、こうしようかなあ?

あの人はこのくらい儲けている。

だったら、自分はこのくらいの利益で降りておくか、と。

迷いが比較の心理を生じさせるのであります。

比較心理のパターン

そもそもが他人と自分を比較している。

なぜ比較してしまうのか?

手法の独自性がないからであります。

手法が見つからない、困った。

仕方ないので、他人と似たようなトレード手法を使って、同じように利益を得たい。

あの人はこう、この人はこう、だから自分はこうする。

独自性などありゃしないのであります。

すなわち、真似で行こうと。

結局はこの行為が、利幅を狭めることにつながるのであります。

気づけば出来高の薄い閑散銘柄でモグラ叩きをしている。

これが相場のパターンであります。

出来高の重要性

まとめて頂くと言うことは、大勢の参加者を相手に少しずつ、結果としてバイーンを頂くと言うこと。

そして、その積算により多額の利益を計上すると言うことです。

すなわち、大勢を相手に、まとめて勝たねばならない。

大衆との対峙であります。

相場に参加することの優位性は、誰もがいつでも大衆と対峙できることにあります。

と言うことは、出来高の重要性。

ここを避けての大勝ちはありえないと言う理屈になります。

にも関わらず、皆と一緒に、和をもって尊しとしながら、コツコツとモグラ叩きで頂く。

誰も来ていないような銘柄で?

なぜ人はトレードをするのでしょうか。

独自路線でバイーンを頂くためです。

独走態勢でドカンとゲットするためです。

他に目的なんざ、ありません。

ワンショット狙い

独走態勢への道は険しい。

険しい道に意図せず迷い込んでしまった。

相場に参加するとは、実はそういうことであります。

農耕民族が間違えて、狩猟の世界に入り込んでしまったに近い。

であるなら、モグラは狙わず。

何匹モグラを獲っても、飯の種にはならないのであります。

そうではなくて、あくまで大物狙い。

デカ鹿をワンショットで仕留める。

明日の相場で生き残るために。

バイーンの見極め

強い銘柄はいくらでもあります。

しかし、問題は、買った途端に下げてしまう。

相場が悪意を持っているかのように。

すなわち、強い・弱いで判断はできません。

そうではなくて、ポジションを持った後にどうなるか。

これが全てであります。

ポジった後の強弱を見極める。

これが相場の聖杯に違いないのであります。

買ったら下がる銘柄

買った途端に下がっては、そもそも買い持つ意味がありません。

ノーポジでいれば良かったのです。

強力な値上がりこそ見せかけである場合が少なくない。

結論を言えば、強いだけでは全くダメであります。

むしろ弱くても構わない。

激ヨワ銘柄ですら、買ってからじわじわと上がれば無問題であります。

すなわち、強い銘柄群から、買った途端に下がる銘柄を排除すること。

そうすれば、買っても下がらない、おいしい銘柄のみをポジることができる筈であります。

買っても下がらない理由

なぜ買った途端に下がるのか。

グイグイ上げて行っている、しかし、ポジった途端にドカン下げ。

この理由は何か。

それは、急上昇した飛行機が一転、垂直下げをする現象。

すでに上昇余地を使い切っていたのであります。

すなわち、値動きの上昇余地が残されているかどうか。

強い値動きと、その残余上昇余地。

この、2つの視点を持つ。

双方が満たされた時、買っても下がらない状況が担保されるのであります。

上昇余地の正体

上記を式で示しますと、下記となります。

(トータルの値上がり)=(すでに上がった幅)+(上昇余地)

すなわち、値上がりと言う大まかな考え方ではなく、それを2つに分割し、予測していく必要があります。

最も強い銘柄のうち、上昇余地が十分残されている銘柄を選ぶ。

これにより、買った途端に下げ、大損をこくと言う事象は避けられる筈であります。

では、どのようにこの式を応用するべきなのか?

千鳥足の観測法

酔っ払いの千鳥足を観察しますと、ある時、一方向にタタタンと動き出します。

行ったり来たりしながら、バランスが一方向に崩れる瞬間があるのであります。

値動きは千鳥足の如く。

酔っ払いの挙動を読む訓練、これこそ相場の聖杯なのではないか、と。

すなわち、バイーンは酔っ払いの千鳥足が生み出すのであると。

ランダムウォークの読み方

相場においては、ランダムウォーク理論と言うものがあります。

値動きはランダムなので予測できない、と言う理論。

すなわち、酔っ払いの酔歩を読むことはできない。

本当にそうでしょうか。

当方、酒場で観察していたことがあります。

はっきり言いましょう。

読めます。

おっさん、今度は右だな。

次は左だな、と言うふうに。

瞬間的な予測はつけることができるのであります。

立ち変わって、物理学のランダムウォーク理論においては、変動距離と時間を関数として表すことができます。

そこにはこう書いてあります。

過去の経緯と将来の行動は関係がないのであると。

すなわち、おっさんの現在は、酒場において、過去から解き放たれる。

おっさんと同じく、相場も過去から解き放たれている。

そう考えることもできます。

相場の鍵は酒場のおっさんにあったのであります。

腕力で実験する

相場は壮大な実験場であります。

実験を繰り返し結論を得る。

このことによってしか勝ちを手にすることはできない。

そう思い、おっさんの酔歩まで研究した当方。

相場のテスト勉

相場はテスト勉強の準備ではありません。

例えば、

円の面積=半径×半径×3.14

子供の頃、無理矢理教わり、意味もわからず覚えた公式。

なぜこんな式になるのか。

その理由を考えていては、テスト勉強の準備としては、あまりよくありません。

なぜなら、遊ぶ時間がなくなってしまうからです。

目先の準備を間に合わせると言う側面だけで言えば、考えるよりも覚える方が先決であります。

しかし、このスタイルで大人になるまで過ごしてしまうと、相場においては困ったことになりかねません。

なぜなら、誰も相場の公式を教えてくれる人はいないからであります。

そもそも公式が存在しない。

公式と相場

公式らしきものは存在します。

しかし、それはあくまで一般論でしかないのです。

他人から聞いたような一般論で儲かるほど、相場は甘くありません。

その意味で、相場は人生より厳しいと言えます。

人生においては、就職がある種のゴールだった時代もありました。

良い会社に入りさえすれば、ある程度、人生の安定が保証される。

残念ながら、その時代は過ぎ去りつつあります。

そして、相場においては、そもそもそんなレールの上を歩くシステムは存在しません。

正確に言えば、一部の、最初からおカネ持ちの人が長期投資をするなら、配当を得て、一定収入を確保することができます。

資金と(人生の残りの)時間が余っている人にとっては、相場の上にレールを敷くことも不可能と言えなくもありません。

しかし、そんな人は極めて少数派であります。

聖杯の公式

こと短期売買に至っては、自分で手法を発見し、道を切り開く必要があります。

相場はマネーがうなりを上げる鉄火場であります。

求められるのは公式の暗記ではありません。

円の面積公式など、何の役にも立たないのであります。

なぜなら、多くの人が知っていることだからです。

そうではなくて、誰もがまだ知らない事実。

新たな公式をみずから発見し、利益を出し続けることが求められるのであります。

いわば、紀元前の数学者が一生をかけてまとめ上げた業績。

それと同じことを相場の中で再現し、利益を生み出すことによって、その証明をし続けなければなりません。

利益と言う名の証明であります。

バイーンの証明

くだんの円の面積公式、ここでは円をケーキをカットする時のように細かく切り分け、並べ替えて、長方形の面積として計算しているのであります。

しかし、これは子供向けの説明であり、厳密なものではありません。

正確には、微積分の計算が求められ、円周率πがなぜ3.14159265358979…であるのか、その証明から始めなくてはならないのであります。

そんなことをしていては、まさに時間の浪費であります。

限られた人生の時間内において、相場の証明をする。

いわゆるバイーンの公式、すなわち聖杯を探し出す。

そんなことが、人生と言う名の期限内において、可能であるのか否か?

聖杯の条件

相場の荒野においては、聖杯を探し出したものだけが無から有を生み出し、法外な利益を得ることができるのであります。

聖杯を手にするに必要なものは、腕力であります。

公式の暗記でもなければ、相場の常識や一般論を覚えることでもありません。

アルキメデスやピタゴラスと言った偉人たちのように、粛々と調べ上げ、証明し、法則をまとめ上げる必要があるのであります。

とんでもない。

そんなこと、できるわけがない。

それが当方の最初の感想であります。

相場の荒野で途方に暮れたせつな。

報酬

ある日、ふと気づいたことがあります。

紀元前の偉人たちは、みずから成し遂げた業績によって、莫大な報酬を手にすることができたのか?

その答えはノーであります。

彼らが手にしたものは、後世に名を残すと言う名誉であります。

法外な報酬など、望むべくもなかったのであります。

しかし、現代の相場においては、業績=報酬であります。

バイーンの公式、すなわち聖杯を手にすれば、おカネ持ちになれる。

相場が報酬を与えてくれる。

そういうことであります。

儲けちゃおうかな。

名誉は残らないかも知れないけれど。

そんな危険な誘惑が駆けめぐる昨今。


さて、本日の結果はスイング勝ちのデイも勝ち。

デイはやばい銘柄に引っかかり、ドエライ目に合う寸前までいきました。

しかし、何とかバイーン奪取。

バイーンと言っても10%程度。

当方のバイーンは20%以上の利幅を指します。

まだまだ修行が足りません。

アレな株買い持ちで引け。

もうこの相場手をを引きたいような気が。