デイトレードを少額で乗り切る方法

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デイトレはすすめませんが、とりあえず。

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なぜデイトレーダーか

デイトレードほど世の情勢に左右されにくい取引の方法はなし。

何しろ、相場が上がっていようが下がっていようが、トレードには関係なし。

夜に胃が痛くなることも皆無。

ファンダメンタルや、明日の全体相場の見通しもほとんど気にしなくてよろしい。

とんでもない悪材料が出た銘柄も、上場廃止が決定した銘柄も、トレードできます。

短期的な利益を狙うのみ。

ややもすれば批判の的となり、徹底的にこき下ろされるデイトレーダー。

しかし、彼らがいることで、自動的に相場の流動性が補充される仕組み。

世の中の仕組みは皮肉で、時には残酷なもの。

デイトレを始めるには

資金がいります。

預貯金がゼロの人が増えているとの報。

そうなると、相場は無理。

最低でも毎月3万円を浮かして1年間程度は我慢する必要があります。

そうすれば1年後には預貯金が30万円。

そこで初めてデイトレの入り口にたどりつきます。

デイトレは資金30万円でできる

巨額資金でデイトレすれば、一瞬にして大きな利益を得ることができるかも。

しかし、その裏には一瞬にして大損をするリスクもあり。

リスク管理からすれば、少額資金のほうが有利です。

現物株のみでデイトレするのであれば、何しろ投入資金より大きい損をすることはありません。

問題はこのデイトレ、勝ち続けるのが難しいとういこと。

軌道に乗りそうだと言う見込みが立つまで、トレードを控える必要あり。

知識と経験を頭に入れる予備期間。

情報を集める

ネット情報がタダで使えるこのご時世。

昔のように人づてに情報を聞き出そうとして、コネクションをフル稼働させる必要はありません。

検索すれば情報は洪水のように流れてきます。

問題はその情報を整理し、必要ないものを排除すること。

その選別のためにも、知識・経験が必要となります。

肝心なことを教えてくれない専門家に話を聞いてはなりません。

情報の信ぴょう性を判断し、どのように取捨選択するか。

とりあえずタダでつかえるSNS、ネット関連情報は使い倒す。

もちろん嘘情報にだまされないよう、常に注意する必要があります。

知識を蓄える

始めては見たけれど、大きく損をしてしまい、やる気を失う。

いわゆる、退場です。

なるべく損をしないで資金を温存。

時間を稼ぎつつ、耳年増になる必要あり。

リスクを案じるくらいなら株主優待狙いの投資法をやりつつ、知識を貯めていくのも1つの方法。

くれぐれも早期退場は阻止するべしであります。

相場に悩まない手法

うんつく言いながらも、悩まない。

そして、相場について行く。

淡々と。

そのコンセプト。

前提条件

いかなる時にも、急落はやってくる。

生き残りには、まずは急落への対処法。

急落の度にやられていたのでは、生き残ることはできません。

では、どうすれば良いのか。

まず第一に、食らわないこと。

もちろん、持ち株が下げたのに食らわないなんてことは不可能です。

そこを何とか、微損で済ます。

これが後に、損失分を取り返す前提条件となります。

大損をして心が折れてしまっては、取り返せるものも取り返せなくなります。

では、この前提を得るために、どうすればよいのでしょうか?

ワンショットを小さく

ワンショット極小。

こうすれば確かに傷は小さくて済みます。

しかし、儲かりません。

損もしないが儲けもなし。

ただし、このデメリットは利を伸ばすことで対処できます。

小額でも延々利益を引っ張れば良いのです。

確かにこのやり方、難易度は高い。

ですが、失敗しても痛手は少ないのであります。

そして、ワンショットを少しでも大きくするためには、さらなる次の条件が求められます。

相場が下げても上がる株

仮に全体相場が下げたとしても、上がる株は存在します。

寄り付きからぶち上げ、そのまま上がり続ける株も。

この銘柄に乗ることができれば、ロットを大きくすることができます。

しかし、そんな銘柄、なかなか探せません。

どうしますか?

ここは研究が必要。

全体が下げた時に上げた株をピックアップし、考えるのであります。

これ買えば大丈夫なんじゃね?と。

空売りはやらないのか

相場が下げるなら、空売りをすれば良いのでは?

全くその通りです。

ただし、下げるとわかるなら、のお話ですが。

こちとら、わからないから困っているのであります。

明日の全体相場など、わかりゃぁしない。

すなわち、明日下げると判る人が空売りをやればよろしい。

全てが解決。

お話、終わり。

当方、判らないのであるからして、観念しつつ、次の第二手に進むこととなります。

第二手

すなわち

  • ロットを小さく
  • 利を伸ばし
  • 相場が下げても上がる株を選ぶ

と言う前提をクリアする。

これで初めて、急落に入り直す準備が整います。

準備が整ったところで、第二手に移行。

急落が来たところで、次の手法を使います。

上げにインする

上げた株は、そのまま上がり続ける。

そう見込むのであれば、今日上げた株を買えば良い。

それもガンガンぶち上げた株を。

上がった株はいきなり下がるのではないか?

確かにそうです。

しかし、下がると判るなら空売りをすれば良い。

判らないから、上がり続ける可能性に乗るわけであります。

上げたんやから、明日も上がるやろ?と。

下げにインする

下げた株のリバウンドを狙います。

下げ切ったのだから、リバるでしょ、と。

しかし、下げ続けるものは、さらに下げ続けるのではないか。

一理あり。

まさにそうであります。

ですから、下げ切った株を狙います。

下げ切っているのだから、リバウンドするでしょ?と。

違いますか?

これらの第二手に移行することができた時、明日の相場に対し、いくらか悩まなくて済むようになるのであります。

全体相場に関わらない

全体相場に関わらないで済むなら、それに越したことはなし。

日々、同じ作業を繰り返せばよろし。

相場とは、常にストレスとの戦いであります。

したがって、いかに無用なストレスを減らし、余力を研究に回せるか。

これが大事になってきます。

悩んでばかりでは一歩も前に進めない。

これは相場も人生も同じであります。

勝つための方法

株式投資にはいろいろなやり方があります。

無限とも思える選択肢から、自分の方法を選ぶこと。

様々な条件によりその方法は変わります。

1割とも言われる勝者。

どのようにして勝ちに近づけば良いのでしょうか。

投資の時間軸

投資は短期投資、中・長期投資と、時間軸によって別の知恵が必要となります。

短期投資と言っても、数秒・数分で取引を終えるもの、数日間持つものなど様々。

時間軸が短ければ短いほど早く降りられるので、損をせずに済む。

この考え方は明らかに間違いです。

実際の話、数分で大損できます。

それを繰り返したらあっと言う間に資金減ります。

投資にローリスク・ハイリターンはありません。

リスクが小さければ利益も微々たるもの。

大きなリスクを取れば、場合によっては大きなリターンが期待できるものの、破産する可能性も。

なぜ短期投資?

なぜ短期投資をするかと言えば、長期投資ができないからです。

長期投資とは、概ね10年、20年、場合によってはそれ以上の期間、買い持ちする投資法です。

その前に寿命が尽きるかも知れないと思えば、長期投資をする気にはなりません。

しかし、短期投資には短期投資なりのリスクがあります。

一瞬の隙にとんでもない目に合う可能性です。

目を離した隙に損切りが遅れて大損。

そして、気づかぬうちに取り逃す大事なチャンス。

それらと日々戦う必要があります。

結果が9:1に分かれる

何とか利益が出ないか?

何とか大損をしないで済むように出来ないか?

そう考え、短期投資を続けるうちに、多くの人はチャート重視、パターンマッチング重視の投資法に行きつきます。

株価の動き・出来高の動きについて、過去の事例に当てはめて短期売買をする訳です。

その結果と言えば、一般的には厳しいことになります。

9割の人が損をし1割の人が儲かると言われています。

やっていることは似たような事なのに、結果は9:1に分かれる。

なぜこうなるのか。

勝者が少なくなる理由

勝者が10分の1になる理由。

それは、およそ9割の人が、みずからのルールを守れない、と言うことにあります。

損切りをすべき時に損切りが出来ず、買うべき時に買うことが出来ないと言うことです。

相場が心理状態を揺さぶって来るからです。

まず最初の端緒は、小さなルール破りから始まります。

そうすると、それをカバーするために次々とルール破りが連続します。

経験則の重要性

よくあるケースとしては、損切りが遅れて傷口を広げてしまい、そのため次回はビビッて買いタイミングを逃す。

これ、相場の日常です。

入り口が損切りタイミングの失敗。

つまり、短期投資を始めたばかりの方であれば、損切りタイミングに最も注力すべきでしょう。

そして、損切りタイミングの正しい解答は、経験則です。

「こうなったらマズイ」と言うパターンをどれだけ増やせるか。

その経験則を補う手段として、過去のチャートによるパターンマッチングを使うのが良いかも知れません。

チャート画像を保存する必要性も。

しかし、それも良し悪しで、やっていくうちにチャート画像が増えすぎてしまい、見返すことができなくなります。

データとして整理できないチャート画像を、どうやって頭の中で分類することができるでしょうか。

やはり物事は分類・整理に尽きます。

【実録】少額デイトレード【2018.9.3】

デイトレードの連続勝ちの営業日の数が、本日でちょうど12。

1週間は5営業日、すなわち、2週間と2営業日連続で利益が出ていることになります。

利益額は少ないものの、今年の最長記録。

投資資金80万円、2018年の年初から始めたこのデイトレ日記。

最近の1~2カ月、デイトレ運用資金は40万円弱。

信用取引メインかつ、極小ロットでのイン。

一撃ノックアウト

勝ち続けられても、1回の負けで大きな損失を被ることは良くあります。

買った途端に特別売り気配、そのまま終日ストップ安。

そのような場合、深夜までPTSの株価が気になります。

たいていは翌日の寄り付き気配も低いまま。

朝から再度ストップ安気配なんてことも。

リスク管理

デイトレードの場合、自ら好き好んで利食い幅を狭くしている訳です。

損失によって一気にトータルの利益が吹き飛びます。

その意味では、利幅を狭く取るトレードスタイルは難しい。

たまにストップ高の銘柄を持ち越すこともできていて、その上でストップ安も食らうと言うのであれば良いのですが。

しかし、いつも利食い額が薄ければ、相対的に大きく食らった時の被害が大きくなってしまいます。

リスク管理的思考が頭にしっかり入ってからデイトレードをやる、と言うので遅くありません。

静かな海を前に「台風は来ていない、海に飛び込んでも大丈夫だ。」

そう単純に考えるのは非常にリスキー。

実は遠くの台風による影響を受け、とんでもないリスクを負っている場合もあり得ます。

それが突発的な高波です。

少額資金の要諦

少額資金でデイトレをするためには、1単位の売買金額が小さい銘柄を選ぶ必要があります。

値がさ株ですと、単元株価格(最小の投資金額)が高いですので、多くの運用資金が必要になります。

運用資金を少なく済ませるためには、新興市場の小型株をメインに扱う必要があります。

そのような銘柄は数も多いだけに、トレードし易い銘柄を抽出する工夫が必要になります。

市場別の銘柄数

東証1部 2108
東証2部 488
東証マザーズ 261
JASDAQ 691

(2018/09/03 現在。出来高がないものは含めず。)

為替や先物、仮想通貨などに比べますと、このように銘柄数が多いことが障壁となり、株は難しいと言う印象を抱きがちになります。

ところが、株をメインにトレードをする側にとっては、この銘柄数の多さが株取引の有利さそのものとなっています。

全体相場が下げ続けていても、上がっている銘柄はある場合がほとんどです。

上昇株で利益を出すやり方が身についている人にとっては、1年中トレードできるチャンスがあると言うことになります。

トレード結果【2018.9.3】

【デイ新規建代金合計】(買建)概算140万円
(売建)なし
【デイ売買銘柄】(買建)1401エムビーエス、3685みんなのウェディング、7895中央化学、9263ビショナリ―、9271和心、9424日本通信、9425日本テレホン
(売建)なし
【デイトレード損益】+1.1万円
【スイングトレード損益】なし
【本日のトータル結果】+1.1万円
【今月の損益】+1.1万円
【持越ポジション】新規買建1銘柄(新興株)
新規売建なし
【含み益】なし
【225オプション】ポジションなし


さて、本日(2023.2.14)の結果は、スイング負け。

勝負と見てロットを増やしたらドボン。

朝から損切って、今月マイ転もいいところ。

これからプラ転できんのか、なんて思ってたら、思わず手が出てまた勝負。

持ち越したなあ。

そろそろたのんます。

ええ加減にしとくれや。

含み益やけど油断も隙もない。

全力念力上昇祈願。

バレンタインチョコなどいらない。

おカネちょうだい。

アレな株ばかりいくつか買い持ち。