私のレバレッジコントロール、それに関連する銘柄選定の方法をご紹介いたします。
人間誰しも「タラレバ」に陥りがち。
感情に振り回され自分を見失ってはいけません。
初心者から脱出し株の上級者へ近づくにはどのようにすれば良い?
そのためのシンプルなヒントです。
懐具合(ふところぐあい)でトレードするとは
株を長くやっていると、懐具合で思わずトレードしてしまうことがあります。
懐具合によるトレードとは、自分の運用資金の状況、あるいは今年は会社でボーナスをカットされそうだ、などの個人的な金銭事情です。
デイトレーダーなら、損失が出た状況から脱出するため、ワンショットを大きくしたりします。
相場は自分の懐具合とは別個に動いていますので、このように自分の懐具合をトレードに反映させても意味はありません。
損失を取り返そうとするのはリスクが大きい
大きくやられたので、大き目の玉を入れて取り返す。
これは危険。
思惑と逆に動いたら、さらに壊滅的にやられてしまいます。
ですから、トレードの前に感情を抜いて計画を立て、その通りに機械的に売買するのがセオリー。
少しずつ利益を上乗せし、結果的にトータルで上手く行くように。
トレードマシンになり切ることの重要性
本来、全てをプログラムしてコンピューターに売買を任せるべきところを、やむなく自分がやっているだけ。
そう考えてトレードマシンになり切れば、懐具合や感情に左右されることはありません。
利益が出ても喜ばず、損失を出しても落ち込まないのが理想。
トレードの回数が増えれば増えるほど、それが大事です。
1回のトレードが年間のトータルの結果に与える影響は、「回数分の1」に過ぎないのですから。
1万回トレードする人は、1万分の1です。
2つのレバの恐怖
恐怖とストレス。
これがトレードマシンを狂わせる原因です。
恐怖とストレスのために、歯をむき出しにして、毎回モニターをのぞき込む。
これ、デイトレーダー“あるある”。
その恐怖とストレスの原因の一つとして、レバレッジが挙げられます。
レバレッジとは
レバレッジとは英語で「てこ」を意味します。
株の信用取引では、概ね3倍まで運用資金を膨らませて売買することができます。
しかし、レバを効かせた後に含み損になってしまうと、途端にとんでもない恐怖にさらされます。
レバレッジ+含み損の恐怖は半端ないです。
ルール1:レバレッジをかけない
株の場合には、値動きの大きい銘柄を選んで売買すれば、あえてレバを聞かせてトレードする必要はありません。
値動きの小さい株でレバを効かせて利益を出しても、値動きの大きい株でレバなしで利益を出しても、結果はそう変わりはありません。
であるならば、レバレッジをかけないと言うのも一つの方法。
そして、そのためには上手に銘柄を選ぶ必要があります。
株用語“タラレバ” とは
「もし◯◯してい“たら”」、「もし◯◯してい“れば”」、これらを総称して“タラレバ” と言います。
当然ながら、株のトレードでは“タラレバ” ほど無意味なものはありません。
にも関わらず、気づくと“タラレバ地獄” にハマりがちです。
ルール2:タラレバを封印する
タラレバを一切排斥(はいせき)すること。
これがトレードマシンになり切るための重要なポイント。
つまり、トレードの後には「何にも話してはいけない」と言うことです。
他言無用、誰にも話すな、何にも言うな。
独り言を言ってもダメ。
これ、デイトレーダーの一手法。
2つのレバを克服して初めて株の中級者
- ルール1:レバレッジをかけない
- ルール2:タラレバの封印
これらが意識的に出来て、初めて一人前です。
そして、ルール1を貫徹するためには、デイトレ適性銘柄の選び方が大事になります。
デイトレード銘柄の選び方
株のデイトレードをする際の銘柄の選び方は、概ね2段階の手続きを経る人が多いです。
銘柄全体から注目すべき銘柄をある程度絞る
(10~200銘柄程度)
↓
最終的にデイトレする銘柄を抽出する
(1~10銘柄程度)
第1段階
第1段階で銘柄数を10~200とする理由は、それ以上多い銘柄数ですと、株ツール等に登録するのに時間がかかり過ぎるためです。
毎日の話ですので…。
簡単に言うと、「面倒くさい」と言うことです。
前日中に株ツールに銘柄を登録しておくにせよ、場中に登録するにせよ、誰しも出来るだけ速やかに済ませたいと言うのが正直なところ。
人によっては、第1段階の作業を省く人もいます。
いきなり第2段階に入れば、手間は半分以下ですから。
第2段階
絞り込む銘柄数を1~10とする理由は、同時にトレードをする銘柄数が多いと混乱しがちになると言うことです。
人によっては、5銘柄以上を同時に売買するのは無理だと言う人もいます。
もちろん、もっと多くの銘柄数を同時に処理するやり方を取る人もいますが…。
私も昔、同時に多数銘柄の売買をするやり方をしていたことがあります。
銘柄を絞り込むやり方
銘柄を絞り込むやり方は、最終的には人それぞれです。
ただし、デイトレードの場合には、ある程度の出来高が必要ですので、出来高・売買代金によって銘柄を抽出するやり方を取っているデイトレーダーは少なくないです。
タラレバの排斥
タラレバトレードをしないためには、何も言わないことに尽きます。
これが結構難しいです。
独り言も言ってはいけません。
ただ黙っていることの難しさ。
不思議なことに、これを続けていると、「あの時こうしていれば…」と言うのが少なくなってきます。
考えても意味のないことは考えないほうが良いのです。
本気でマラソンをしている人は、走りながら何も話をしません。
それと同じことなのかも知れません。
1月4日のトレード結果
気づいたら本日は大発会(だいはっかい)。
初日ですので、手数を抑えました。
その割には利益が出ましたので、まずまず。
【デイトレード売買銘柄】
(買建)3686DLE、4579ラクオリア製薬
(売建)なし
デイトレード新規建売買代金(買建) | 概算80万円 |
デイトレード新規建売買代金(売建) | なし |
デイトレード損益 | +0.7万円 |
スイングトレード損益 | なし |
本日のトータル結果 | +0.7万円 |
今月の損益 | +0.7万円 |
持越ポジション(新規買建) | なし |
持越ポジション(新規売建) | なし |
含み益 | なし |
225オプション | なし |