株で一日1000円を稼ぐ手法。
結論から言いますと、トレードに自信がないのであれば、やらないほうがよろしい。
すなわち、手数を減らすべし。
しかしそうなると無駄な時間が増え、コスパが悪くなります。
まことに悩ましい相場のハウツー。
以下、当方の相場感想文であります。
手法の結論
- 上がっている銘柄を追いかける
- 出来高は重視し過ぎてし過ぎることはない
やり方はいろいろあります。
ですが、当方にはこれが一番簡単な方法。
しかしその簡単な方法がとんでもなくおっかない。
冷や汗をかきながら。
とにかく、1日のトータルがプラスで終えられれば御の字、と言う具合です。
賢い損切り
- 下がり始めたら損切りしたほうが良い
経験則上わかっていることです。
デイトレで下がり始めたら、出来高も減る一方。
居残っていて楽しい思いをした試しがありません。
銘柄選定
- 「薄さ」を少しでも感じたら最初からインしない
前場であれば、まず待っていれば急騰する銘柄はあります。
そこで下手に手を出さない。
上がった途端に出来高がなくなる可能性は高い。
全部のチャンスにインする意味はないのであります。
第1段階
とにかく1日のトータルでマイナスにならないこと。
最優先事項がそれです。
前場の9時45分頃にやることがなくなる、なんてことが多い。
その時にプラスで終えられるか?
これが第1段階。
第2段階
次の急騰銘柄を探し、インできるかどうかを確認。
この第2段階で当初の利益を飛ばす(つまり水の泡となる)ことが多い。
第2段階は慎重に行く必要があります。
ロットを増やせるか
- ロットを倍にすれば倍儲かる
これは普遍のトレード哲学。
活況相場が来て、少しロットを増やす。
そういう流れができれば、活況が活況を呼ぶ相場になります。
と言いつつも、10時を過ぎたらほとんどやる銘柄がなくなる、と言うパターンが多い。
トレードの両輪
デイトレで大損しない、それが出来れば、スイングでもトレードを絞り込むことができます。
余裕ができ、手数を減らせるようになるのであります。
すなわち、デイとスイングは両輪。
片輪走行か、それとも両輪走行か。
後場はどうするか
- 後場、フェイクなアゲは鬼の自重
スルー能力を発揮して、はかない微益を守ることの重要性。
とりあえずスルー、手出し無用。
ただし、その結果、時間をロスし、トレードのコスパが下がることになります。
デイトレの心理6カ条
買いから入る場合
- 上がったら売ろうと考えていて
- 実際上がったら売るのだけれども
- 下がったら切ろうとも考え
- 実際下がったら切るのだけれども
- 切り遅れる人も一定数おり
- 爆下げしたらあきらめてぶん投げる
短期筋の心理は概ねこんなもの。
新興株で売買が集まる銘柄など、ほとんどは短期筋の発注ではないでしょうか。
長期の人が朝の9時、細切れに発注を出すとは考えにくい。
群がるイナゴの心理は似たようなものであります。
デイトレが群がった影響
売買が活発なように見えて、その実、全く利益確定ができなくなります。
このため、一般的には早く損切りをしたほうが良い、そんなセオリー。
デイトレーが群がれば群がるほど、なおのこと、早く降りなければならなくなります。
さもないと、いきなり直線的にブチ下げる、奇怪な値動きがやってこないとは限りません。
それがいつ起こるのか、特定することは難しい、ときています。
後追いがまずい
常に勝つ、それは、集まって来たデイトレーダー全員をカモにできる、と言うに等しい。
そんなことを続けられるのでしょうか。
何らかのサインをもってインする限り、それは後追いをしていると言えます。
勝利の女神は追えば逃げるもの。
短期筋は皆、途方に暮れ始めます。
そこで行きつく一つの結論。
シーソー手法
どうにもならなくなって、短期筋はある結論に達します。
下げたら買い、上げたら売ればいいのだと。
トレードはシーソーゲームだと。
このいささか投げやりな結論、ある程度、機能するから不思議です。
シーソーが降りたら乗っかる。
これを、短期筋が群がる中で、いかにも分かったような顔で展開させる。
そういう者は少なくないのであります。
デイ・スイングの比較検討
デイより、スイングの方がより儲かります。
比較検討を重ねれば重ねるほど、その結論が導き出されてしまう。
例えば、損切り一つを取っても、デイトレードの方が易しいと言うことはありません。
当方、デイで特別売り気配を食らい爆損したことも、一度や二度ではありません。
そして、損切り貧乏。
なぜ損切り貧乏になるかと言えば、デイの利幅が狭いからです。
しかし、利を伸ばそうとすれば、それはデイではなくスイングトレードになるのであります。
なぜデイトレ派が多いのか
なぜ個人のトレーダーはデイトレ派が多いのか?
中長期や短期のスイングトレードより、デイの方がやり易いと考えているのか?
当方の感触では、まず長期投資が一番簡単。
次に中期投資、短期のスイング、デイ、と言う順に、時間軸が短くなるにつれ、トレードは難しくなります。
にも関わらず、デイトレばかりがもてはやされ、スキャで儲け続ける人が存在し続けるのはなぜなのでしょうか。
証券会社の演出とは
証券会社にとっては、長期投資の人は、あまり都合がよろしくない存在です。
なぜなら、30年買い持つために、年に1回しか買いを入れない。
これでは手数料はいくらも取れません。
しかも現物株。
信用取引をしないので、金利すら入らない。
すなわち、証券会社からすれば、できるだけ頻繁にトレードをしてもらった方が助かるのであります。
頻繁にトレードをするためには信用取引が必要でしょう?
信用取引で無限回トレードができるのですよ。
これが彼らの言い分であります。
相場においては、この裏事情を忘れてはなりません。
短期売買の特性
時間軸が短ければ短いほど、同じことを集約的に繰り返すことができます。
利益を再投資していけば、資金はより増えやすくなります。
長期投資では、そんなことはありません。
わずかな配当を得たところで、何も事態は変わりません。
資金をなるべく短期に増やしたいと考えれば、自然と短期で回転させたくなる、これが人情であります。
実際、短期売買の優位性はここにあります。
しかし、このデイトレ、少しばかり難しくはないですか?
堅実な精神の嘘
日に1万円の利益を積み重ね、月に20万円稼ぐデイトレーダー。
ある意味、堅実であります。
それが永遠に続くのであれば。
スイングトレードをやっていたら、20万円など、ものの数分で無くなる場合があります。
ワンショット300万円、3分で20万円損、と言うように。
新興株なら、そんなのしょっちゅうです。
デイトレでは、その金額分を20営業日かけて少しずつ貯めていく。
まさに貯金の精神。
この根気たるや、何か他のことをやった方が良いのではとすら、思えなくもないのであります。
デイの爆益皆無
デイにおいては1トレードで爆益など、望むべくもありません。
薄利の積み上げですから。
これに対し、当方、1トレードでの暴利、これを所望します。
コツコツためるのではなく、1度のトレードで1ケ月分まとめて利益を出し、残りの29日間は寝ている。
この3年寝太郎トレードが、当方の理想なのです。
すなわち、一撃爆益。
しかし、念のため申し上げますと、実際に29日間寝ているなどと言うことはありません。
そんなことは、逆にやろうと思ってできません。
この29日は、研鑽期間であります。
ザラ場を監視し、記録を取る。
しかし、その真面目な心、実直・勤勉・堅実な心をへし折る非情性。
それを相場は持ち合わせています。
デイは忙しい
朝の30分は絶好のデイトレタイム。
デイとは忙しいものであります。
この時間帯を外して他で取れるほど、相場は甘くありません。
しかし、急げば間違えるのであります。
別の勘違いも起こりやすくなります。
なにか仕事をしているような気になるのです。
しかし、デイトレは仕事ではありません。
損をしたら、仕事にはなりませんので。
コツドカ比重の考え方
コツコツドカンの、コツが利益でドカンが損。
デイトレにありがちな事象であります。
これを逆にしたい、と言うことです。
ドカンが利益でコツが損失。
この方がトータルの利益は増えます。
コツドカ比重の逆転。
そもそも何のために短期トレードをしているのか。
利益を残す、それが最終目的であります。
デイの危険性
デイで削る。
これを繰り返してしまう場合があります。
他で利益が出ても、デイで吹っ飛ばす。
他で損が出た時には、デイで傷を広げる。
なぜなのか?
デイの利幅を広げようとしますと、半分スイングのようになります。
デイをデイで完結させるためには、すぐ降りなければなりません。
結果、より利幅が狭くなる、そんな仕組みであります。
これに対し、損切りの幅はどうか。
損切りの幅は狭くするにも限界があります。
たとえば、微妙に含み損の場合には、戻ると思う訳です。
あと一声で利確できる、もうちょっとだ。
これがデイの危険性。
スイングの危険性
スイングも原則はデイと変わりません。
当方の場合、極めて短期のスイングトレードが多い。
しかし、一つ、明確に違う点があります。
それは、日をまたぐと言うことであります。
この日をまたぐことによって、利幅が伸びる。
伸びないなら、手を出しません。
そもそも、上がると思う銘柄しか買いません。
上がらなきゃ、買い持ちしないのです。
だからこそ、損切りもそこそこの位置で切れる、と言うシステムであります。
そして利確において、ギャップアップが入る分、大きく動いてくれる場合が多い。
結果、トータルではそこそこ上手くいく。
なぜ、デイではそうならないのか。
デイにGUなし
デイでは、きわめて短期で降りるために、GUはありません。
ギャップアップしない=利幅が狭い、と言うことです。
デイトレの通算回数は、当方の場合、おそらく何万回、やっていることになります。
しかし、ギャップアップ、すなわち特別買い気配になったことなど、数えるほどしかありません。
デイにギャップアップなし、これ、真実です。
ギャップアップが取れないと、効率が悪い。
その非効率を試行回数で抑える、小分けにして乗り越える?
例えば、10銘柄をスイングで持ち越すと、大きくギャップアップし、1銘柄で他の損失を打ち消すほどに値幅が取れる場合があります。
しかし、デイにはそれがありません。
最初からギャップアップ、すなわち厚めの利幅を取ることなど、予定するどころか期待すらしていない。
デイトレとは、そういうトレード方法です。
過去のデイ開眼宣言(例)
- 2カ月連続勝ち(月ベース)
- 利益額増加中
- 大きい負けが出ていない
- ぶっ込めそう
など、確かに勝ち続けたことはありました。
そもそも、このブログはデイ克服の目的で設置したものであります。
そして、何度やっても、ドカンと負ける時が来る。
そして、またやって来た、この開眼宣言。
マジか?
ガチなのか?
2カ月連続勝ち
月ベースではありますが、勝ち連続、2カ月。
必死過ぎて、自分でも気づいておりませんでした。
結構負けた感じがしていましたが、振り返ればこの結果。
しかし、そのぐらい勝ちが連続することはよくあります。
利益額の増加
デイの主戦場を大型株に変更。
徐々にぶっ込む金額を増やす。
利益もそれに応じ、増加。
資金急増の期待が高まりました。
大きい負けが出てない
直近2ヶ月では、大きい負けなし。
小型の材料株でやっていた時に比べると、負け額が小さい。
投入金額に対する、負け金額の率が小さいのであります。
ぶっ込めそう
大型株なので、資金がぶっ込めそう。
実際、おっかなびっくり資金を増やしてみました。
ぃぃいいイケる!
思わず、どもってしまいました。
こいつは信用全力二階建てか?
やっちゃうか?
任務完了
当ブログの目的は、デイの克服です。
デイトレ開眼宣言が本物であれば、任務完了。
ミッション・コンプリート。
いやー、長かった。
しばらく勝てても、そのうち負けるようになってしまう、なんてことが多い。
デイトレへの苦手意識は、なくなることがありませんでした。
そして、今回。
こいつはイケるか。
手法は?
残念ながら、手法の開示はできないのであります。
そんなことをすれば、手法の優位性は即刻、崩れます。
油断をすれば、すぐさまスクラップにされてしまいます。
ただし、一つ、言えること。
大型株の優位性であります。
確かにワンショット30万円なら、小型株は身の丈にあっています。
ワンショット3万円なんてことも、場合によっては可能ですから。
しかし、小型株ではぶっ込めない。
そして、ぶっ込めないからこそ、資金は増えないのであります。
ぶっこむ=複利
ふっこみの優位性、それは複利であります。
複利は、幾何級数的な資金の増加を可能にします。
複利曲線においては、時間が経てば経つほど、すなわちグラフにおいて右に移動すればするほど、垂直に近いほどの勢いをもって上方に向かう。
理屈から言えば、ぶっこんで勝ち続けること、これが垂直的資金増加を可能たらしめます。
小型株でのデイでは、これが難しい。
継続的にぶっこみ続けることが難しいのであります。
ワンショットの限界は、一般的に言って、ほぼ板の厚さと同程度、なんて説があります。
それを考えれば、大型株の優位性は明らかであると。
その手法に至る経緯
小型株の限界
一撃爆損、大損切り。
買った途端の一直線、稲妻下げ。
小型株において、これを食らうことは珍しくありません。
当方、値動きに釣られては、この鬼の鉄槌を食らい、心を折られること幾千回。
稲妻下げを避けよ
瞬時にして5パーセント下げ、場合によってはそれ以上。
特売りを食らった場合には、平気で20パーセントやられるなんてことも。
実際に何度も経験しております。
デイにおいては、この稲妻下げを避けねばなりません。
窮余の策で浮上してきたのが主力大型株でのデイトレ。
まあ、普通にやったら、まずやられます。
しかし、思えば主力大型株でも、一日に3パーセントやそこらは動くのであります。
このうち、ごく一部でも頂けないものでしょうか。
大型株でも3%は動く
分足で見ますと、主力大型株においてはそうそう稲妻下げと言うのはありません。
分足の極大陰線がほとんど出て来ないのです。
下げる時には、じわじわと下げることが多い。
もちろん絶対はありませんが。
ですから、損切りが実行し易いと言う面があります。
問題は、買ってから値上がるかどうか。
アルゴの存在
主力大型株の代表的な某銘柄に買い指値を出してみる。
すると、指値が出た瞬間に気配が上がります。
これに対し指値を少し上げると、また瞬時に気配が上がる。
これ、アルゴじゃないの?
仕方ないので成り行きで買い。
不利な値段で約定していると思われます。
じわじわと追いつめられる。
しかし、そんな考えは無視。
買えれば良いと。
そして、利確できるまで長い時間軸で耐えるのであります。
長い時間軸で耐える
買った途端に一直線下げ、あるいは特売りを食らう等を避けるためには、主力大型株。
問題はアルゴが縦横無尽に走っていて、やればやるほど不利な値段で約定している可能性があること。
実際の話、目にも止まらぬ速さで板表示が動いて行きます。
目視不可能。
板表示を自動で追従し、現在値が常に板の中央に来るように設定。
買い指値を下に出すとなかなか約定しないので、成り行きで買う。
結局、反対売買も成り行き。
主力株は、上がる時にはじわじわと上がり、1分足5本とか、10本以上かけて上がります。
小型株なら1分足1本で大きく動く分を、それだけの時間をかけて上がるわけです。
ここが難しいところ。
ですが、やはり損切りで爆損するリスクは下がります。
大型株でデイするメリット
値動きが素直
大型株は小型株に比べ、値動きが素直です。
素直な値動きとは、分足において、陽線もしくは陰線が連続しやすいと言うこと。
陽線・陰線が連続しやすい
陽線・陰線が入り乱れたチャートほど難解なものはありません。
次の瞬間を予測できないからです。
陽線の次は陽線が来るだろうと大方の予想がつけば、利益確定はし易いのであります。
損切りについても同様。
逃げる場合にも素直なチャートはラクです。
足1本分の値動き率が小さい
他にも素直な値動きの特徴として、分足1本分の値動き率が小さいと言うことがあげられます。
いきなり爆上げしたり、爆下げされたのでは値動きについて行くのが大変です。
ゆっくり、少しずつ動いてくれるからこそ、利益確定・損切りともに着実に行えるのであります。
すなわち、着実性とは小さい値動き率に寄り添っているのです。
レバを掛けられる
値動きが素直であるからこそ、レバを安心して掛けられるという面もあります。
フルレバでインして、急に逆に動かれたのでは慌ててしまいます。
ゆっくりと動いてくれるからこそ、利益確定・損切りともに想定通りの操作ができるのであります。
逆に言えば、小型株のように大きな値動きをする銘柄では、ハイレバは御法度。
逆に動かれたらおしまいですから。
大型株はレバレッジにおいて、小型株よりもいささか信頼性の面において優れるのであります。
損切りでミスらない
デイトレードにおいて、もっとも大事なこと。
それは損切りを着実に行えると言うことです。
小型株では、成り行きでブン投げたのに特売りを食らっていまい、売れないなどと言うことも度々あります。
大型株ではそのようなことは少ないでしょう。
損切りのミスを減らしてくれるのが大型株であり、これが一定の安心感を生んでくれます。
大型株でデイするデメリット
大型株でデイすれば良いことばかりかと言うと、もちろんそんなことはありません。
いろいろな制約があります。
銘柄選定が難しい
大型株ならどんな銘柄でもデイトレード出来るかと言いますと、全くそうではありません。
低位・中位の株ではいつまで待ってもバーコードチャートで、いっこうにトレードにならない銘柄もあります。
そうかと思えば、値がさ株においては、平然ととんでもない値動きをする大型株もあります。
インするのであれば、最もデイトレし易い銘柄をしっかり選ぶ必要があるのです。
では、どのように銘柄を選べば良いのでしょうか。
結論を言いますと、上で述べたように、
- 陽線・陰線が連続する傾向があり
- 足1本分の値動き率があまり大きくない
銘柄が良いと思われます。
どのように探せば良いのか?
これについては、手法の要となる部分であり、当方もいまだに追い求めているところであります。
利幅が狭い
小型株に比べ、当然ながら大型株の値動き率は小さい。
このため、利幅が狭くなる傾向にあります。
多くの資金を投じたにも関わらず、利益は小さくなる傾向があるのです。
これを補うため、レバレッジを掛けると言うのも一つの手です。
しかし、レバは諸刃の剣で、利益額を増やせるものの、損切り金額も増えてしまうと言うデメリットがあります。
そこが難しいところでもあります。
チャンスが限定的
大型株は銘柄数が多いとは言え、のんべんだらりとした値動きをする銘柄も少なくありません。
インするのであれば、しっかり利益確定ができる、値動きのある銘柄に入る必要があります。
値動きのない銘柄群から値動きの大きい銘柄を探し出す訳ですので、当然ながらチャンスは限定的となります。
小型株のように、適当に選んだにも関わらずグイグイ動いてくれるなんてことはありません。
チャンスは非常に限定的であり、一定程度の選球眼が必要となってきます。
大型株の確実な損切り
いろいろな理由をつけて損切りに失敗する。
一番あるパターンとしては、見ているうちにやられてしまう。
注文を出す前に値が動いてしまうと言うアレです。
なぜこうなるかと言うと、想定より値動きが速いため。
値動きは遅い方が、損切りはやり易い。
すなわち、最主力の大型株の方が切りやすい。
小型株の損切りは難しいです。
値動きの大きさに誘引され、多くのデイトレーダーが手掛ける小型株。
損切りポイントが過ぎ去ってから時間を戻すことはできません。
大型株の素直な値動き
値動きにひかれてトレードをしていますと、しょっちゅうとんでもない目に合います。
値動きが大きいだけでなく、奇怪とも言える想定外の値動きにやられてしまうのであります。
例えば、急騰直後の急落。
さらに、突然の特別気配。
これに対応できる人はいるのでしょうか。
特別気配が出てからインする、そんな手法もあります。
しかし、そんな手法すら再度の特別気配で抹殺される。
すなわち、デイに必要なものは、実は素直な値動きであります。
素直な値動きとは、分足陽線が出たならば、陽線がしばらくの間、連続する。
陰線の場合も同じく。
これによって着実に利益確定でき、損切りの機会も減るのであります。
ぶっこめる方が優れている
種銭は大きいほうがよろしい。
すなわち、ぶっこめる方が遥かに優れている。
これは当方の感想ではなく、計算上の事実であります。
となると、ぶっこめない銘柄は良くないと言うことになります。
思い切って資金を突っ込めない銘柄は、効率が良くありません。
値動きの良い小型株、いわゆるヤバい系の株はどうなのか?
やはり、主力の大型株が良いのではないか?
そういう話になります。
主力株でトレードするならば、取扱銘柄数・取引回数もある程度限られて来てしまいます。
取扱銘柄数・取引回数の誤解
機関銃で有無を言わさず掃射するよりも、一発の弾丸で着実に仕留めるほうが優れています。
これについては、猟を考えればわかります。
鹿のロースを頂くのに、機関銃を撃つ人はいません。
数打ちゃ当たる式は下手な証拠。
まず鹿のいる場所に難なく到着する。
これだけでも経験則と知識が要ります。
そして一発で当てる。
弾にはコストがかかっていますし、外したら半矢と言って獲物が手負いの状態となり、鹿にも人間にも迷惑をかけてしまいます。
一発ずつ着実に仕留めて行く方が、年間トータルで多くの獲物をゲットでき、優れた手法なのです。
一発必中こそ、コスパ最強。
実は、取扱銘柄数・取引回数は少ない方が優れています。
これは感想ではなく、計算上の結果。
ただし、優れているトレード方法は成し遂げるのが難しい。
それだけのことであります。
利確が利幅を狭くする
利確をする行為、そのものが利幅を狭くする。
これがデイで負ける一つの理由。
利を伸ばす可能性をみずから減らしてしまいます。
このあたりで利確してよいだろうと、よっこらしょと返済売りを出した時点で、利幅が狭くなっている。
だから次の損切りで、損切り幅の方が相対的に広くなってしまうのであります。
しかし、我慢して利を伸ばしたら、本当に利幅が広くなるのか?
謎であります。
少々良いポイントでインしたとしても、多少の利が乗っていたとしても、そこから先、どっちに行くのかはわかりません。
時の運。
そして、そもそも良いポイントで入ることが難しい。
その理由は、以下であります。
指し負け
ここやー!とインしても買えないことが多い。
大体6~7割は買えずに置いて行かれるのであります。
最適解は大抵の場合、誰にとっても似通っています。
買いのポイントで競争になっている訳です。
まあ大体買えない。
おいて行かれる。
下に指値を出して待っていれば買えるよ、と言う人がいますが、それは玉が小さい場合のみ。
少しでも増量したら、買えないことが多いです。
指値を小分けにすれば、などと、これも考えることは誰でも同じ。
気づいたら値が上がって、自分はノーポジ。
結局、皆でよーいドン!
一つの旗を取り合っている状態ですから、当然であります。
何回指し負けたんだろう。
指し負けないためには、誰にも負けない発注速度があって然るべしであります。
発注速度
発注速度は、インターネットを介す限り、限界があります。
直結回線より遅くなるのです。
例えば、当方、個別銘柄の板状況において、2つの証券会社のものを並列して見ております。
本来、いずれも全く同じ板状況となる筈です。
しかし実情はそうではありません。
コンマ何秒、若干のズレがあるのです。
このズレの原因は当方ではわかりません。
しかし、よくよく考えてみれば、この2つの板状況のうち、先に動いている方、すなわち、早めに動いている方が実際の東証の板状況よりも遅れていないとは言えません。
なぜなら、インターネットを介しているからです。
むしろ、コンマ数秒遅れている可能性があります。
であるなら、そりゃ、指し負けても不思議はないのであります。
すなわち、速さを競うようなトレードは、個人には不向きであろうことは言うまでもありません。
実際にモニターでズレを観測して見れば、その不利さは実感できるレベルのもの。
援護がない
デイトレードにおいては、自分が買った後に強力な買いが入ること。
これが大事であります。
自分が買った後に上がらなければ、勝てやしないのであります。
すなわち、相場の強力な援護が必要であると。
相場の援護が期待できないところにインしたところで、上手く行きっこないのであります。
すなわち、相場の女神に援護を要請しなければなりません。
はたして、女神さんは応じてくれるのでしょうか。
その答えは当方、いまだに模索中であります。
さて、昨日のトレードはノートレ・ノーポジ継続。
夏枯れ相場のはざまにおいて。