股裂きを逆手に取る方法

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股裂きとは、両建てにおいて、買い・売り双方のポジションがやられること。

ダブルでやられ、涙目となります。

両建ての建て代金は、買い・売り両方のポジションにより倍額。

これでやられては、たまったものではありません。

しかし、両方のポジで利益が出れば、ダブルでおいしい。

股裂きを逆手に取る方法となるのであります。

ヘッジをかけつつ、ダブルで利益を取る。

こんなおいしい話はないではありませんか。

当方、両建ては通常やらないものの、やる場合には、このダブルでの利益を狙います。

なかなかうまくはいきませんが。

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基本は買い戦略

当方が両建てで勝負する際、その基本となるのは買い戦略であります。

すなわち、買いで取れるか否か。

これが全てのカナメ。

買いでイケる、と強く思えるか否かが大事なのであります。

買いポジのグイグイ感が圧倒的である場合には、たとえ相場が下げても、そのポジで利益確定できます。

日経平均が多少下げたくらいでは、この買いポジが連れ安することはありません。

強引に上げていく。

そして、買いでほぼ着実に利益を確保できると踏んだ上で、日経平均が下がりそうな場合。

すなわち、

  • 買いポジ=頑強な上げ
  • 日経平均=見るからに下がりそう

この2条件が満たされた時、買いで取りつつ、売りポジでも取ると言う、両面作戦が取れることになるのであります。

ヘッジではない

ヘッジをかけるのではありません。

ヘッジとは、安全を見て、万一予想と逆に行った時でも大きくやられないようにする、そんな防御策であります。

防御策はそもそも、消極的な手法であります。

当方、通常は片張り専門であり、ヘッジは掛けない事をルールとしております。

ところが、相場がおそらく下げるであろうにも関わらず、頑強に上げると見込む銘柄がある場合。

この時には、両建てでダブルで利益を狙うのであります。

両建ての場合には、買い・売り双方の玉でポジションが2倍になります。

したがって両方で取れれば、利益も倍となります。

この倍ポジは、自動的にヘッジも掛かっている計算になります。

ヘッジはありますが、それを当てにしない。

ダブルでモギ取る。

当方の相場コンセプトはこれであります。

ヘッジで倍儲ける

実は、両建てポジと言うのは、ダブルで取るか、股裂きを食らってダブルでやられるか。

両極端の手法と成りえるのであります。

ある意味、イチかバチか。

当然ながら、股裂きを食らっては元も子もありません。

やるなら、当然ダブル益を狙って行く。

言い換えるならば、股裂きを後押しするポジション。

仮に、誰かが股裂きでやられるとするならば、その逆に張っていくのであります。

すなわち、両建てヘッジの逆を狙う。

多少見込みがハズレても、ヘッジあり。

だからこそ、濡れ手に泡の、倍額利益を狙って行くのであります。

なぜ股裂きを食らうか

どんなポジションであっても、買い・売り両ポジであれば、相場急変には強い。

全体相場の見込みが外れても、大きくやられはしないだろう。

そんな安心感があります。

ではなぜ、両建てポジションが上手くいかない場合が多いのでしょうか。

それは、片方のポジションで着実に利益が出ないからであります。

片方のポジション、すなわち買いの方で着実に利益が出ないと、もう一方のポジでやられて終了。

両方ともどうなるかわからない、これがまずいのであります。

つまり、不安感から両建てを組むのは厳禁であります。

そうではなくて、両方イケるからこそ両建てにする。

攻撃的な両建てポジを組む必要があるのであると。

両建ての理由

ダブルで取れる。

一石二鳥。

だからこそ両建てポジションを組むのであります。

決してヘッジのためではありません。

少なくとも、買いポジだけは利益を死守する。

これが出来て初めて、最悪の場合でもヘッジが効いて、傷を少なくすることができるのであります。

読めないのなら、何もしない方がマシであります。

すなわち、当方、両建てポジションはたまにしか組みません。

こいつはイケる、ダブルで取れる。

そんな時こそ、両建てポジションが生きて来るのであると。

両建ての結果

さて、本日の結果ですが、デイなし・スイング勝ち。

昨日からの買いポジは、概ね取ることができました。

しっかり勝てたよ、と。

本来そうなる筈だったのでありました。

ところが、よく見てみれば、なぜだか両建てポジ。

気づかぬうちに日経ETFを空売りしていたのであります。

これで利益が相殺されました。

ショボ益であります。

何ビビってんねん。

ダブルで取るんじゃなかったんかい。

股裂きを逆手に取るんじゃなかったんかい。

2倍儲けようとしてショボ益となる。

相場においては、こういうことが実に多いのであります。

仕方ないのでリベンジ買い持ち。

郵船、住鉱、その他の素っ高値、アレな株などいろいろ。

ヘッジしてますが、圧倒的買い長。

下げたら尾張。