再現性をどう確保するか

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どんなことをやるにしても、再現性がないことにはなかなかうまく行きません。

人間は同じことをやるのが得意だからです。

毎回やり方をリセットしていたのでは体が持ちません。

やるからには検証をしっかりし、再現性を担保した上で、ある程度同じやり方を反復し、確実に利益を手にしたいものです。

では、どのようにしたらその再現性が担保できるのでしょうか。

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再現性がない場合

再現性がないことを確認するのは容易です。

「ないこと」の証明は難しいじゃないか?

どうやって「ないこと」を証明するの?

などと悩む必要はありません。

株においては、そこまで厳密性は求められません。

儲からなければ、その時点でそのやり方はダメなのです。

特に短期売買では、すぐに儲けが出ることを目的としていますので、長期間に渡る厳密な検証は不要です。

何度かそのやり方を試してみて、ダメだなと思ったら、その方法はおそらくダメなのです。

と言うことで、実際に検証が必要なのは「このやり方、再現性が結構あるんじゃないか?」と言う場合になります。

再現性がある(かも知れない)場合

「このやり方、イケるんじゃないか?」と思われる場合、その検証方法は一筋縄では行きません。

儲ける方法にそこそこの再現度がある場合、角度を変えて見れば、儲からない場合の再現度もそれなりにあるため、下手に立ち回ると普通に損をしてしまいます。

ですから、そのやり方を取った場合に、

  • どうやったら確実に利益が出るのか
  • どんなことをすると損をしやすいのか

まで、深追いして調べる必要があります。

その課題がクリアされた時、初めてその手法は「聖杯」となります。

別の言い方をすれば、価値の低い再現度を選り分け、価値の高い再現性にのみ乗っかる必要があります。

具体例を挙げますと、以下となります。

価値の高い再現性とは

  • 朝方早い時間帯は利益が出易い
  • ゴールデンクロスの時にインすると利益が出易い

この説はトレードにおいて、しばしば言われることです。

確かに一理はあります。

ですが、その説に従いトレードをしたところで、儲かるか否かは怪しいところでしょう。

つまり、これらの方法はあまり再現度が高くないのです。

再現度が高ければ当然に、楽々と儲けることができる筈です。

価値の高い再現性とは、そのやり方に乗っ取ってトレードをすれば、ほぼ確実に利益を出すことができる方法を指します。

では、再現性が低くなる理由とは何でしょうか?

なぜ再現性が低いのか

  • 前場早い時間帯にインし
  • ゴールデンクロスの時にイン

しているのに、なぜ儲からないのか?

これは、同じことをやっている人がたくさんいることに起因します。

そんなこと、株をやっていたら誰でも知っているのです。

皆がみんな同じことをして、全員が儲かると言うこともないことはありません。

しかし、相場と言うのはすなわち戦場。

儲かる人もいれば儲からない人もいます。

そして何より恐ろしいこと、それは退場する人もいると言うことです。

相場の女神は、参加者をそのそれぞれに振り分けています。

従って、皆が知ってしまっていることにはあまり価値がありません。

そして、当初有効であった手法も、そのうちあまり使えなくなる等と言うことが、相場の世界では頻繁にあります。

手法の再現性には賞味期限があるのです。

再現性の前提

皆が知ってしまったら仕舞い。

これが相場における手法の賞味期限です。

言い換えるならば、自分独自の手法を開発したならば、それを死守しなければなりません。

手法の再現性には、それが成り立つための前提が存在します。

皆がまだそのやり方を知らないと言うことが、その前提の一つです。

ですから、このやり方をやったら儲かったと宣言して回るのは、賢い行動ではありません。

その方法、すぐ使えなくなってしまいますから。

再現性の前提としては、他に何があるでしょうか。

あり得ない条件は使えない

もし米国大統領が「この株は絶対上がる」と断言したらどうなるでしょう。

実際、株価は上がるでしょう。

しかし、それ、法律に引っ掛かりますよね?

つまり、米国大統領が特定銘柄の株価について言及することはありません。

これがあり得ない条件です。

あり得ない条件に期待するのはナンセンスです。

これに準じたものとして、複雑すぎる条件も同様です。

  • PERがどうのこうので
  • PBRがあれそれ
  • ゴールデンクロスが発生して
  • ぶち上げ材料がささやかれて
  • MACDがどうたらこうたら

と言うように、複雑な条件を多重に揃えそれに期待するのは、手法としてあまり筋がよろしくありません。

条件が複雑であればあるほど、それを満たす状況はやってきにくい。

その上、ようやくその状況になったのにも関わらず、思い通りに行かなかったら、打撃が大きすぎます。

つまり、聖杯はある程度シンプルな形をしており、反復する機会がたやすく得られるものなのであります。

本日も当方、そこそこシンプルな聖杯をかざしながら、やっとのことで利益を捻出しました。

損益+52,000円、建て代金合計約1,000万円、トレード銘柄数3、損切りなし。

この手法、調子に乗って玉をどんどん膨らませていき、ある時点で突然爆損する傾向があります。

すなわち、日々ガクブル。

明日も生き延びたいところであります。