ディストレス超短期手法

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ディストレス投資の概要、および、それを短期トレードにどのように生かすか?

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ディストレス投資とは

ディストレスの意味

Distressとは、悩ませる、苦しめる、を意味する英単語。

苦悩、遭難など、名詞の意味もあります。

金融用語のディストレス

ディストレス投資

ディストレス投資、あるいはディストレスト投資(distressed-investment)と言う金融用語があります。

この語は、危機に瀕した企業、あるいは経営破綻した企業に対する投資を意味します。

ディストレスセール

危機に瀕した企業は、資産をなるべく早くに売るため、ディストレス・セールを行います。

彼らは資金繰りに窮しているため、ディストレス・セールを行わざるを得ません。

この時に売るのは、有価証券、不動産、その他の資産です。

急いで資産を処分したいがため、結局のところ、安く売ることになります。

ディストレス証券

危機に陥り、破格に安くなった株式や債券はディストレス証券と呼ばれます。

ディストレス証券を買うことは、まさにハイリスク・ハイリターン。

なぜなら、経営再建が失敗したあかつきには、紙切れ同然となってしまうからです。

このディストレス証券を虎視眈々と狙っているのが、ディストレス・バイヤー。

ディストレス・バイヤーは、行き詰った企業の資産を買いに回ります。

実際の価値より安くなった売り物を買い叩いていく。

別称、ハゲタカ。

ハゲタカファンド

ハゲタカの多くは、ハイリスク・ハイリターンを専門とするヘッジファンドです。

ハゲタカファンドは、債務不履行とみなされかねない、脆弱極まりない対象にさえ投資します。

目的はそれらを高値で売ることです。

なぜハゲタカなどと揶揄されるのか?

米国では従来、生き馬の目を抜くようなハゲタカファンドが群雄割拠していました。

ハゲタカファンドは、資産の切り売り、大規模なリストラをも辞さず。

目的のために、あらゆる手を打ってきます。

そして、彼らの売り抜けた後にはぺんぺん草も生えない、なとど陰口を叩かれたものです。

日本がハゲタカ?

リーマンショック後の米国では、軒並みディストレス証券が続出。

賢人などともてはやされている、投資界隈なら誰でも知っているような米国の投資家が、

「日本が全部買いに来る。それでもいいのか?」

とまで言い出しました。

しかし、この時、日本が米国を買い叩いて歩くことはありませんでした。

なぜなら、いわゆる失われた30年の最中のこと。

日本にそんな余力はありませんでした。

ディストレス超短期手法の要諦

上記が本来のディストレス投資の概要であります。

たちかわって当方のトレード手法は、考えてみれば、ディストレス超短期手法であると言えます。

「なんやわれ、ハゲタカの端くれか?」

この問いにはこう答えましょう。

「いいえ、ハゲタカではありません。チーターです。」

走るのはそこまで速くないのだけれども。

戦略

チーターはライオンとは違い、群れで行動しないため、狩りの成功確率が低い。

なぜなら、せっかく獲物を手にしても、ライオンやハイエナが大挙して押しかけ、エサを横取りしてきます。

このため、現在では、絶滅が危惧される種となっています。

超短期、すなわち数日間、危険な株を買い持つなど、成功確率は高くなくて当然です。

そもそも、超短期の個人トレーダーは、まさに絶滅が危惧されかねない、そんな立ち位置にあります。

そして、リスクを押して、危険なところを買いに行く。

当方、ハゲタカでも、ハイエナでもありません。

こちとら、企業の財務上の決定を予測しつつ、複雑な戦略ゲームを試みる、1プレーヤーです。

心理

確かに複雑な戦略ゲームを読み解くことは、容易ではありません。

そこには、失敗すれば全てを失う、まさにストレス下のハイリスク・ハイリターン。

多くの人はこれを恐れ、避けようとします。

そして、マネーゲーム、すなわちマネゲ、あるいは投機などと言うレッテルを駆使しながら、この複雑な戦略ゲームを蔑むのが常です。

すなわち、ほとんど全員がその場から離れ、傍観しつつ、近寄る者をディスるのであります。

当方、この心理に着目せずにはいられません。

しかるに、皆がみんな全員売り、これを拾っていく、と言う訳です。

そうすることで、その他大勢の心理に対し、いとも簡単に逆張りをすることができます。

そして、多くの投資家がコントロールできない、ストレス下の相場に勝機を見出します。

相場の谷間に照準を合わせ、財務上の決定を予測しつつ、切り抜けるのであります。

超短期手法のコンセプト

投資とは通常、財務状況などを調べて、「これは買いだ」と判断し、資金を投ずるものです。

では、それで万事うまくいくのでしょうか?

確かに、長期投資においてはそれでよろしい。

しかし、比較的に短期の相場では、残念ながら、そうは問屋が卸さない。

微に入り細を穿つように調べ上げたのに、株価は一向に反応しない。

思惑通りに動きやしない。

そんなことが往々にして多いのであります。

誰よりも詳細を調べ、確信を得て買ったのに、もう大幅含み損?

「こんなことが許されるのか?

虎の子の資金が台無しだ!」

するとどうでしょう?

気づけば投資家はいつのまにか、煽り屋に転向している、なんてことがあります。

「みんな聞け、これがこうなので買い!」とやり始めるのであります。

最近は手がこんでいて、そこそこの有名人が時間をかけて、あらかじめその方面の情報を発信しておく。

そして、時期を見て、矢継ぎ早に畳みかける。

イナゴが追随するのは言うまでもありません。

やってはならない相場の御法度とは、このことです。

その証拠に、高値を付けたあたりで、煽り屋は売り抜けている場合が多い。

しかし、結局のところ、相場は運によるところが大きいのであります。

特に短期トレードにおいてはそう言えます。

だからと言って、相場の御法度をやってはなりません。

そんなヤカラはどのみち相場から追放されます。

仕方がないので当方、値動きを読むのではなく、人間の心理の方を読む。

大衆心理を観察し、それを少々利用させて頂く。

決して買い煽ることなく。

これが当方の考える、ディストレス超短期手法のコンセプト、その一端であります。


さて、本日の結果はスイング勝ち。

今月は週央の祝日が2回あったためか、今一つ盛り上がりに欠けました。

祝日に合わせ、大口さんが外国旅行か何かに行っていたと思われます。

週央の祝日は要注意です。

一泊二日のスイングのつもりが、二泊三日になってしまいます。

土日にかかれば、四泊五日、あるいは五泊六日なんてことになりかねません。

このため、資金が大きい人ほど、休むも相場の戦略を取る場合が多いのであります。

とある知り合いも東南アジアへ旅行に行っていたらしいです。

遊んでんなよ。

11月はこのような事情により、若干難しい月でしたが、まあ普通の月ですかね。

相場は難しいのが当たり前ですので。

とりあえず、今月残り2営業日、このまま勝ち逃げに持ち込みたいところであります。

安全を見てノーポジ引け。