デイトレにおすすめのマウス論

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パソコン周辺機器において、大事なのは性能ではなく、全てをストレスフリーにすることです。

株取引程度では、高性能パソコンや周辺機器は必要ありません。

なぜなら、インターネットを介する限り、すでに発注速度において後れを取っていると考えてよい。

直結回線のアルゴリズム取引には、かなう筈もなし。

我々にとっては、メモリをちゃんと積んだPCなら、それで十分です。

周辺機器も安い物で十分。

ただし、故障の際、すばやく原因を察知し、交換できること。

故障の原因がわからず、交換も速やかにいかず、ストレスを感じることは多い。

以下、PC周辺機器にまつわる当方の経験則をご紹介いたします。

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ゲーミングマウスを使うのをやめた理由

間違えてボタンを押してしまう

ゲーミングマウスとは、主にゲーマーが使い、反応速度も良いとされています。

ボタンの数が多く、それぞれのボタンに役割を持たせることができます。

当方もマウスに配置されたボタンに「戻る」の機能を持たせるなど、活用しておりました。

「戻るボタン」とはネット閲覧の際、PC画面の左上部分にある左向きの矢印ボタンのことです。

クリックすると直前に見ていたページに戻ることができます。

ゲーミングマウスでは、この手順をマウスのボタンで実行可能。

数あるボタンのうちの一つに、この役割を割り当てることができます。

しかし、使っているとこのボタン、間違えて押してしまうことがあります。

何かの拍子に意図せず指が動いてしまうとか、マウスが物に触れて勝手にボタンが押されてしまうとか。

たまに起こる現象ですが、そうなると若干、嫌な汗をかきます。

何が起こったのか、すぐにはわからない場合もあります。

このストレスと、戻るボタンを自分でクリックしに行くストレス、どっちを取るべきか。

そう考えた時、そんなボタン、いらないと判断しました。

ゲーミングマウスはうるさい

ゲーミングマウスのセンサーは良質なものを使っていて、反応が良い。

そう言われています。

しかし、当方には実感できませんでした。

そんなことより、クリック音がうるさいのです。

かなり遠くからでも聞こえる感じ。

当方、時計のカチカチ音も気になるほうですので、こういうストレスは減らすべきと判断。

センサーの反応の良さも、実感できることは一度もありませんでした。

実感しようと日々努力しましたが。

ゲーミングマウスは壊れる

ゲーミングマウスの故障に直面したこと、ありますか?

これが恐ろしくストレス。

まず、モニター上で不具合が発生します。

その時点では、原因がわかりません。

不具合の内容は無意味な記号(英数字)が勝手に無作為に入力されてしまう、と言うものです。

例えば

,cvm

,,,,,,,,,,,,,,,]xzcvm

cv,]cvm

,]mcv

と言うような文字が矢継ぎ早に入力されます。

改行も勝手に自動で入ります。

これが突然始まったり、突然やんだりするのです。

最初はウイルスを疑いました。

ゲーミングマウスを使っているとそういうことがあります。

原因究明に2日はかかりました。

ご注意ください。

なお、キーボード・テンキーが故障しても同じ症状が出ることがあります。

(経験済みです。)

安物マウスで何も困らない

従来型のシンプルなマウスが使いやすい

静音マウス、安いものをネットで購入しました。

買ったのは

バッファロー BSMOU27SMWH

有線光学式マウス3ボタン

Mサイズ ホワイト

でネット通販で400円台(2021.11現在)。

今は値上がりしているかも知れません(下記に詳細あり)。

無線だと電池切れの際、慌てる場合があります。

それを避けるため、有線しか使わないトレーダーも少なくないとか。

有線の方が通信の安定性においても優れています。

わずかな機会とは言え、いきなりつながらなくなる可能性のあるマウスなど、使いたくはありません。

このマウスは、確かにクリック音は小さいし、使っていて何の問題もありません。

ストレスフリー。

当方の手はかなりデカいほうですが、Mサイズでちょうど良いです。

なお、大きいマウス(Lサイズ以上)は使い勝手が良くありません。

手のひらとマウスの間に空間ができるくらいがよろしいです。

これはマウスのつかみ方にもよりますが。

当方はつまみ持ちと言って、指先で操作する持ち方ですので、そういう場合は小ぶりなマウスがのほうがよろしい。

手の形をかたどったマウスも最近多いですが、つまみ持ちの場合には意味がないどころか、使いづらいだけ。

あれは被せ持ちと言って、手の平全体で被せるように持つ場合に良いとされているものです。

結論を言いますと、

・有線式、かつ、従来型のシンプルなマウスが最も使いやすく

・故障の際、原因究明がしやすく

・廉価であるため交換するのも気軽である

と言えます。

【追記】同製品の値上がり及び弱点発見の件

2023.6現在、上記マウスは900円台に値上がりしていました。

約1年半でほぼ倍にまで値上がり。

さらに使っていて弱点を発見しました。

弱点とは、スイッチ部品の寿命が比較的短いのではないかと言うことです。

購入してから2年弱で左クリックが入らなくなりました。

交換用の新品と比べたら、さらに静音化と言うか、摩耗したのか、クリックの際のカチカチ感がなくなっていました。

すり減ったのか、経年劣化か、それともホコリでもたまっているのか。

分解できないので、正確なところはわかりません。

当方の憶測ですが、確かにこの製品はクリック音が静か。

しかし、クリック音がうるさい部品に比べ、寿命が短いのではないかと思われます。

そう考える理由は、過去に使っていたカチカチうるさいマウスは、たとえ安物(PC購入の際のおまけ品)でも4~5年くらいは壊れなかったこと。

なお、当方は一日15時間マウスを握っているヘビーユーザー。

製品寿命が短くなるのも致し方なしではあります。

通常の使い方であれば、この倍は持つ筈です。

しかし、静音マウスはクリック音を低減するのと引き換えに寿命が短くなっている可能性はあります。

製品寿命を気にする方であれば、もっと値の張るマウスを購入する、あるいは、カチカチうるさいマウスでも気にせず使うのがよろしいかも知れません。

当方はこのまま今のマウスを使い続けるつもりです。

価格的に気兼ねなく交換できますし、操作感が良いからです。

【追・追記】新規マウス購入

某サイトで「静音マウス」で検索し、最も安かったものを新たに購入。

交換用としてまとめ買い。

バッファロー BSMBU108SV 有線Blue LED 静音3ボタンマウス

色はシルバー、価格は700円台(2023.6現在)。

アマゾンなどのサイトではもっと安いものもあります。

200円とか300円のものも。

それらはたいてい中華系の無名メーカー。

トレードの入り口を占める重要なツールですので、そこまで安さに惹かれる理由はありません。

今回のものは前回の静音マウスよりさらに小ぶりな印象。

ただし、全く問題ありません。

デカい手にマウスが小さすぎると言うこともない。

スイッチング反応も問題なく、クリック感もよろしい。

ただし、配線が黒色であり、視認しづらい。

照明下、黒色のマウスパッド上の配線がほとんど目視できないレベル。

有線なのに無線マウスに見える感じ。

前回購入のものは配線まで白色だった点が良かったです。

なぜ視認しづらいとまずいかと言うと、間違えて配線を手に引っ掛けたり、場合によっては足に引っ掛けたり、予測できない憂き目にあうからです。

この新規採用マウスについてはしばらく使ったのち、シルバーの塗装の具合、耐久性など、レビューを載せたいと思います。

故障の対処

故障の際にも、有線マウスのほうが対処しやすいです。

有線マウスが壊れる原因は、通常は配線の断線です。

マウス自体にはたいした機能が入っていませんので。

これも経験したことがありますが、マウスポインタが突然ふっと消えたりします(下記に体験記)。

かと思うとまた現れたり。

断線による単なる接触不良ですが、これも最初は原因がわかりません。

1回経験すれば、すぐ気づけるようになりますが。

機能が単純であればあるほど、故障の原因も単純ですし、早く気づけることが多いです。

無線マウスの場合は、そうはいきません。

クリック音も前のゲーミングマウスより静かですし、反応も普通に良いですし、有線だからと言ってストレスもありません。

以前のゲーミングマウスの長所

戻るボタン・進むボタンが瞬時に押せることくらい?

スイッチングの反応が良いかどうかは、どう試してもわかりませんでした。

むしろ当方が使っていたマウスではクリックが深く、反応が遅れるんでは?

とさえ感じていたほどです。

ゲーマーでない限り、複数のボタンに役割を持たせる機能はいりません。

1ボタンでコピペできるように設定したこともあります。

しかしそんなにコピペの頻度も高くないので、ほとんど意味がありませんでした。

仕事でコピペをしまくる人だったら役に立つのかも知れません。

PCまわりは白で統一するのが良い

パソコン及び周辺機器を黒で統一する人がいらっしゃいます。

実用の観点からすると、黒一色と言うのはかなり難があります。

薄暗い際に見えなくなるからです。

これは結構ストレスです。

例えば、黒いマウスパッドの上に黒いマウスが置いてありますと、照明を消した時に全く見えません。

間違えてその上にコーヒーを満たしたカップを置こうものなら、エライことになります。

ホコリや汚れなど、異物も見えにくくなりますので一見良い感じがしますが、不衛生と言えます。

総合的に考えて、実用上の観点からは白色が一番よろしい。

キーボードも暗いとキーが見えづらくなるため、白色が良いです。

なお、銀色のマウスは触れている部分の塗装が剥げ、黒く変色することが結構多い。

白はだいたい塗装が剥げません。

配線コードの類いも白がよろしい。

デスクと壁の間の暗がりでは、配線コードが黒色では全く見えず、懐中電灯が必要になります。

白色の配線コードなら、懐中電灯なしでもなんとか見えるものです。

PC周辺機器ではありませんが、スマホも白が使いやすい。

カバンの中にスマホを入れた時、見つけやすいためです。

黒いスマホを使っていて、延々カバンの中を探したことがあります。

カバンの中は影になっていますので、黒いスマホがヘンなところに入ると、延々見つかりません。

急いでいる時に限ってそんな目に合います。

マウスの不調がどう始まるか

デイトレ中マウスポインターが消えた

マウス・ポインタが突如消える症状。

これに見舞われたら、デイトレではアウト。

原因不明。

叫びを上げ、慌ててポインタを探しまくるものの。

株価が下がるとともに、血の気が引いて為すすべなし。

直ったか?と思ったら

1時間に1回、30分に1回と消えていたものが、徐々に消える頻度が増してきました。

そして、消えたが最後、何もできません。

「なんだコレはーっ!」

さすがの私も声を荒げました。

どの部品が壊れているのかもわからず。

ネット情報を調べても、コレと言う原因が見つかりません。

マウスを3~4個持っていたので、順に取り換えて見ましたが、状況は変わらず。

ブチ切れついでに、大損をこきました。

故障の原因

途方に暮れ、どうして良いかわからぬまま数日間、そのまま耐えていました。

仕方なしに新品のマウスを買ったら、即座に解決。

このマウス・ポインタ病、よくよく調べてみたら、配線コードに原因がありました。

原因は単純、有線マウスの断線です。

断線と言っても、接触が悪い程度の中途半端な場合、原因はそう簡単に判明しません。

まさか3~4個のマウスが同時に断線、接触不良になるとは、思ってもいませんでした。

考えてみれば、飛行機事故も、同じ時期に同じ機種で頻発する傾向があります。

それが物理的な劣化であり、自然現象です。

配線の劣化は、主に金属疲労によるものなので、同時期に起こることが多いという訳です。

複数のデバイスが同時に壊れる

2台のPC(デスクトップ)を使っていて、電源ユニットがダメになった時期も、ほぼ同時期でした。

電源ユニットは、PC部品の中で壊れる頻度が最も高いものの1つ。

ダメになるといきなりPCの電源が落ちます。

そして、電源が落ちる頻度がどんどん上がり、最終的には全く電源が入らなくなります。

PC運命共同体のデイトレ勢にとっては、とんでもない症状です。

以後、予備の部品を各種、常備することにしました。

このような情報はネットや本で調べても出ていないことが多いです。

(あるいは、出ているのかも知れませんが、的確に引き出しを探し当てることが難しい。)

不調は忘れた頃にやって来る

株を始めた当初、気になるのがPCシステムの速度。

確かに、反応が遅いと、そのおかげで大きな機会損失となる場合もあります。

短期売買の場合には特に。

反応が鈍いパソコンで、デイトレしていた時期もありました。

しかし、今思えばシステムが遅くて負けることよりも、単にトレードが下手で負けたことのほうが圧倒的に多い。

パソコンはスムーズに動いていても、いくらでも負けられるのであるからして。

PC環境について言えば、性能の追求よりも故障した時にすぐ復旧できることが大事です。

PC部品の交換やメンテナンスをいかにスムーズにできるか。

それが当方のトレード環境をめぐる結論であります。

ゲーミングマウスの問題

デイトレ発注の入り口

当時、私が使用していたマウスは、結構いいやつ。

値段は奮発して買ったので、1万円くらいしたと思います。

何年も壊れずに使っていました。

クリック感・スイッチング感もしっかりしていて、普通に使う分には問題なし。

ところが、このいかにもちゃんとしたマウス。

なかなかどうして、ストレスの原因になっていたのです。

クリック感の重要性

クリックの深さ、これはデイトレではとても大事です。

浅すぎるクリック感のマウス

浅すぎれば、思わぬ時に誤クリックが発生。

寝ぼけていたりすると、意図していない時に勝手に指に力が入ることがあります。

いわゆる、寝ぼけ買いの発動です。

寝ぼけていなくとも、誤クリックはたまにあります。

クリック感が深すぎると

クリックが深すぎると、何度クリックしてもオンにならない場合があります。

私の使用していたマウスは、このパターンでした。

性能自体には何ら問題がなく、耐久性も十分。

しかし、原因不明の空振りクリック多発。

肝心な時にクリックのやり直し。

これを何度も経験していました。

デイトレ優先度№1はマウス

今やPCの性能がいかにショボいものを使っていたとしても、クリックさえ入れば無問題。

そういう人が多いでしょう。

発注さえ出せば、ものの0コンマ何秒で株は買えます。

ところが、「カチッ」とクリック感はしっかりあるのに、実際はクリックされていない。

ウンともスンとも言わない時、ないですか?

あの現象は勘弁してほしい。

空振りしたら、すぐさまもう一度クリックするので、実害は少ない。

しかし、これ、無意識の間に結構なストレスになっています。

毎日のことですから。

ベストなマウスのクリック感

浅くもなく、深くもない。

誤クリックは無し、空振りクリックも無し。

それがベストなマウス。

ゲーミング・マウス、性能は良かったのです。

しかし、いかんせん空振りクリックがたまに出ていた、と言う訳です。

さらに高価な製品を買うべきか、とも思ったのですが。

マウス・パッドも発注

マウスと一緒に買った、超滑らかな硬質マウス・パッド。

これも性能はとても良い。

ハードタイプ、摩擦が全く感じられません。

洗えば半永久的に持ちそう。

当初は買って良かった、と思われたものです。

価格は数千円。

マウスパッド(ハードタイプ)の注意点

室温が低い(5℃以下くらい?)と、パッドと手の温度差で間違いなく結露します。

布製パッドなら、結露した水分は吸収されることでしょう。

しかし、ハードタイプのマウスパッドでは、水分が水滴のまま、いつまでも残ります。

これがマウスの下に入ると、ドエライことに…。

光学マウスのセンサーが突然感知しなくなるのです。

いきなりマウス・ポインタの移動、クリック、全て無反応に。

早急に水滴をふき取る必要があります。

慌てふためきながら。

真冬、厳寒の朝に、何度これをやらかしたか解かりません。

(夏場の手汗はほとんど気になったことがありません。

結露の水分のほうが量的に多いためでしょう。)

布製のマウスパッドがおすすめ

この結露現象への対応策は、布製のマウスパッドを使用すること。

大昔に買ったショボいノート・パソコンの付属品。

タダのやつ。

その方がましだ、との結論です。

洗うこともできますので、衛生上も問題なし。

ハードタイプと布製マウスパッドのメリット・デメリット

メリット デメリット
ハードタイプ 洗えば半永久的 低温下の結露
布製タイプ 結露なし 摩耗 → 劣化

大事なのはマウスとマウスパッド。

これが長年に渡る、PC周辺デバイスに関する結論です。

さて、本日のトレードは、スイング負け。

ほとんど同値降りだとは言え、毎日損切だと、怒りがふつふつと湧いてきました。

キーボードクラッシャーの異名を取る当方であります。

仕方ないので、低位・IPO株をチマチマ買っていったら、ストポ張り付きが買えました。

いつもですと、引け前に奈落の底に落ちて、頭を抱える訳ですが、本日は違います。

たまには当方も運がよろし。

明日の利確を切に願います。