暗黙のルールを守るべし

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相場には暗黙のルールがあります。

手法を開示してはならない。

この掟を破ったものは、相場から追放される。

なぜなら、相場の女神に嫌われてしまうからであります。

相場の魔力。

そのあたりの諸事情は、以下の通りであります。

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相場の横並び

皆が同じことをやり始めると、ガラが来る。

ガラとはナイアガラの滝であります。

例えば、皆が同じタイミングで入り、同じように利確しようとする。

すると、買った時点で、すでに買い値が高くなっている。

もちろんそのことに当人は気づいていません。

当人も周りも気づいていない。

にも関わらず、次の瞬間に売り指値を出す。

今や全員が、即刻、自動返済発注で売りを出す時代であります。

なぜそうなるのか。

発注を出すのが遅れれば、どうなるかわかったものではありません。

さまよえる群衆の心理が、同じ行動を取らせてしまうのであります。

ガラの仕組み

そして、何が何でも必死に、誰より先に利確売りを出そうとする。

すなわち、本来の買い値より高く買わさせられているにも関わらず、すぐ上にどっさりと売り指値がたまるのであります。

すなわち、皆で壁を作り、皆で突破をしようとしている。

しかし、突破しようとすればするほど、人が集まれば集まるほど、壁は厚く、見上げるほどに高くそびえることになるのであります。

そのうち、一人、二人、と脱落し始めます。

そして、ある時点で、皆が一斉に蜘蛛の子を散らすように退散。

これがガラの正体であります。

逃げ遅れたらアウト。

すなわち、独自性のない、横並び一線のトレードがガラを生む。

そういうことであります。

壁を突破できるか

当方も常々、この壁と対峙して来ました。

世の中が便利になればなるほど、そしてトレードが身近になればなるほど、壁はたやすく出現するようになります。

利便性がかえって、壁を厚く高くするのです。

その壁は、難攻不落、鉄壁の壁であります。

どこかで語られているような、聞いて来たような手法、これによりトレードをしますと、まあ大体そういう目に遭います。

ナンピンなんかしていようものなら、場合によっては壊滅的にやられかねません。

なぜ、皆、横並び一線のトレードになるのか。

そもそも、競争倍率が高すぎるのであります。

誰もが、より有利なポイントでインしたい。

利益確定を必ずしたい。

であるからして、どうやったってタイミングが重なって来てしまうと言うことであります。

ルール概要

手法を公開してはいけないと言う暗黙のルール。

この掟を破った者は、早晩、相場から駆逐される運命にある、これは冒頭で述べた通りであります。

ネットの伝播力と相場の魔力。

これを甘く見てはいけません。

聖杯はネットの情報伝播力によって、まったく使えない、錆びたポンコツの器に瞬時に様変わりします。

それどころか、相場はその者の息の根を止めにかかるのであります。

すなわち、震えて眠らざるを得ない。

それが当方の経験則。

では、はたして本当の聖杯を持ち、その状態をキープする者は、一体どこでどうしているのでしょうか。

聖杯をたずさえる者

真の相場の聖杯。

これをたずさえる者は、そうそう易々と正体を露わにしたりはしません。

なぜなら、その必要がないからです。

必要がないばかりでなく、人前に出て解説をするなど、リスクしかありません。

聖杯とは金メダルでも勲章でもありません。

きわめて実用的かつ即物的な、利益を生み出すためだけの、であるからこその貴重な器であります。

ましてや、皆で共有するや否や、無用の長物になるとわかっているのであります。

これが打ち出の小づちである。

これが黄金の、魔法の聖杯である。

そう言って群衆の前に現れる、その人が一体どういう素性の者であるのか。

考えてみればわかりそうなものであります。

そして、界隈には愉快犯すら存在します。

相場の愉快犯

聖杯をたずさえているにも関わらず、あるいは、聖杯を手にしているからこそ、人々を煙に巻いて、お茶を濁す。

そのような愉快犯さえ、ネット上には出現します。

オタオタする群衆を見て、にやにやしながら眺めるのであります。

とある相場巧者がこう言い放ちました。

「角度だよ、角度。チャートの角度が45度になったら買えばいいのさ。」

これにだまされた相場の素人も少なくなかったでありましょう。

そして、角度が45度のチャートを探しまくる者たち。

彼らは相場の迷宮に迷い込んでしまったのです。

悲しいかな、これも相場の一面であります。

45度など言うもっともらしい数字を、もっともらしい言い方で出されたら、思わず信じてしまうと言うものです。

角度は一義的でない

そもそもチャートに角度は存在しません。

正確に言いますと、角度は一義的なものではないのであります。

すなわち、チャートにおいて、横軸・縦軸の目盛りをいじくれば、全く同じチャートの角度を10度にも45度にも描くことができます。

横軸と縦軸の目盛り間隔など、どうにでも変更できる。

これがチャートに角度が存在しない理屈であります。

少々株をやれば、誰でも知っているようなことであります。

おそらくは相場の暗黙のルール、手法は開示できない、これを知り尽くした者が、素人相手にもっともらしいことを言い、注目を集めながらけむに巻く。

そんな一例でありましょう。

もちろん僭越ながら、当方も似たような手を使ったことがあります。

とある知人にトレードについて聞かれ、こう答えたのであります。

ルール順守の方法

「ピコピコだよ、銘柄のピコピコを見るのさ」と。

もちろん、あながち嘘ではないのであります。

その日、盛り上がっている銘柄にインすると言う意味では。

しかし、当然ながら、そのくらいでは相場で勝つことはできません。

その場を収めるため、嘘ではないが、それらしいことを言ってお茶を濁す。

当方も返答に窮しているのであり、このくらいのことはご容赦いただきたいのであります。

ただし、暗黙のルールを破ってはおりません。

あくまで相場から追放されないために。

ルールは守り切ったのであります。

聖杯探しの難点

最近では「その手法、やってる人多いから使えないんだよ」と言う機会が増えてきたような気がします。

「そのやり方、10年前にやってたよ。使えないからやめたんだし。」

と言うパターン。

そもそもベラベラと話すのは危うい。

まことにけしからない状況であります。

そもそも現況においてはSNSが普及し、情報はまたたく間に伝播します。

手法はすぐさま伝わり、結局のところ、使えなくなってしまう運命にある。

伝播速度がトレード手法の陳腐化を加速する、と言えましょう。

聖杯探しの難点はここにあります。

相場とは語るに落ちる類いのもの。

注意すべき事象であります。

さて、当方、本日もピコピコが激しい銘柄にインしました。

ピコピコ手法の実践であります。

結果はデイ勝ち、スイング勝ち。

デイが今一つ伸ばせない。

ずっと持っていればもうちょっとイケたんですが、デイで握力とは、微妙なものです。

スイングみたいになっちゃいますから。

難しいなぁ。

今月は儲かったり損したり、結構いろいろありましたが、結局利益で終えられたので良し。

しかし、デイのほうで爆益がほしい。

そうしたら、かなり楽になります。

せめて相場の女神に、息の根を止められないように。

そうお祈りする日々であります。

クソ株いろいろ厚めに持ち越しヤベ。