米国株でデイトレードする場合のメリットなどをまとめました。
当ブログは日本株専門ですが、過去には隙あらば米国株への参入を考えていた時もありました。
- 税金
- 手数料
の問題がネック。
前者については解決されつつある模様。
残すは頻繁な売買の際のコスト問題。
今後に期待大です。
米国株投資のための口座とは
当方、米国株の口座は、10年以上前から某証券会社の口座の中ですでに開いてあります。
しかし、様々な条件から米国株に二の足を踏む状態が続き、いまだに手つかずの状態です。
当初、米国株投資に踏み切れなかった理由は、一つには税金の計算が大変だと言うことでした。
ところがその問題は、証券会社によっては外国株について特定口座での対応が可能になり、クリアされてきています。
特定口座とは
証券会社の口座には、特定口座と一般口座があります。
通常は口座の開設時に、いずれか一方を選択します。
特定口座を選択した場合には、さらに源泉徴収あり・なしのいずれかを選択します。
源泉徴収ありの場合には、証券会社が税金の手続きを代行してくれると言うシステムになっています。
一般口座の場合には、自分自身で税金の計算をし、確定申告をする必要があります(利益が出た場合)。
米国株で短期売買をしたい?
米国株の特定口座扱いについては、証券会社によっては数年前より可能になったため、これを機会に米国株に本格的に手を伸ばそうと考えたこともあります。
考えてみれば、その時米国株を買いそのまま放置しているだけでかなり儲かった筈で、尻込みしている意味はありませんでした。
しかし、問題はその当時、すでに私が短期売買をメインに株取引をしており、もはや完全にそれが癖のようになっていたことです。
そして、短期売買でもっともネックとなる事柄は、実は手数料の問題です。
日本の証券会社の場合、米国株の手数料は、約定代金の0.45%と言う場合が多いです。
0.45%と言うとピンと来ませんが、20万円分の株を買ったら手数料が900円かかると言うことです。
(計算)200,000×0.45÷100=900
デイトレードで20万円分の株を一往復するのであれば、買いで900円、売りで900円の合計1,800円が手数料としてかかることになります。
米国株の手数料問題
ネットでの株取引が始まった頃には、日本株の取引でもそのくらいの手数料は当たり前でした。
それでも株で大儲けしている人はいましたし、短期売買をやっている人もいました。
その後に証券会社の企業努力のおかげでしょうか、日本株の手数料はどんどん下がりました。
これにより、日本株は以前に比べ、かなりやり易くなりました。
その恩恵を受けながら、何とか退場せずに株取引を続けている人も少なくないと思います。
実は株の売買では経験則に頼ることが多いですので、長く続けられると言うことは大事な要素になります。
米国株については、確かに中長期で株の取引をする人の場合には、このくらいの手数料水準で問題はないかも知れません。
しかし、短期売買で資金を回転させようとする人の場合では、敷居が高いと言えなくもありません。
いわゆる手数料負けの問題です。
米国株がなぜ魅力的なのか
実は、株の短期取引の場合には、たくさんの銘柄からトレードし易い銘柄を選んで売買することが多いため、銘柄の母集団が大きい米国株はとても魅力的です。
投資には、FX、商品先物、先物オプション、最近では仮想通貨など様々な種類があります。
しかし、銘柄選択の幅の広さについて言えば、株に置き換えられる投資先はなかなかないのです。
もし、米国株で日本株と同じような手数料水準で取引できるとなると、日中は日本株、夜は米国株と言うように、幅が2倍に広がります。
デイトレーダーにとっては、365日が2倍の730日になったのと同じ効果があるとも言えます。
「それでは寝る時間がなくなってしまって大変ではないか」と言う反論もあります。
しかし、実際の話、日本株では前場に取引し易い銘柄が集中することが多く、ザラバ中ずっとトレードしている訳ではありません。
正直な話、大引け後に振り返ると、後場はやらなくても良かったと思う日も少なくないです。
今後の米国株への期待
米国株でもデイトレードをする場合には、早い時間帯(米国時間の午前中)がメインになると思われます。
24時間デイトレし続けると言うことは考えられません。
米国株をやりたくて仕方がないと言うデイトレーダーは多いと思います。
そう考えると、米国株の手数料の問題は大きなファクター。
とは言え、ここまで日本株で苦労している私が外国株に手を伸ばすのも、差し出がましいことかも知れません。
まずは日本株で大儲けしろよ、と…。

