スキャルピングの回数は1日何回?

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売買頻度をどうするべきか?

経験則から導き出された結論、それは安定性。

トレード回数から見たデイトレ成功の鍵を探ります。

以下、当方のデータです。

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【実録】5営業日の結果(2019年5月)

1日の新規建代金
(万円)
利益
(万円)
トレード回数
130 0.9 3
60 0.7 3
120 1 6
290 1.1 13
160 0.9 7

ワンショットは大体20~30万円。

たまに値がさの株で、それ以上の金額になる場合も。

ですが、なるべく30万円以内に収まるようにした場合の結果です。

トレード回数は1日当たり3回でOK?

的確なポイントで着実にインできるなら、一日当たり3回のデイトレで十分。

1日80回のトレードをやった結果

以前、1日80回のトレードをやっていたこともあります。

しかし、あまり上手く行きませんでした。

なぜそうなったのでしょうか?

ワンショット20~30万の利益とは?

デイトレ1回の利益は、概ね2000円~3000円。

ヤバいと思ったら早目に降りるため、ほとんど利益が出ないことも多いです。

「ヤバい」と思う理由も、単にビビッているだけ。

機械的にトレードしようとしているのに、ビビって勝手に手が動き、決済してしまいます。

投入資金の0.5%~1.0%の利益が出れば御の字。

しかし、利益を足して行きますと、1%の利益でも10回重ねれば10%になります。

10回のトレードで、ワンショット金額の10%分の利益。

計算上は十分です。

デイトレの利益率は半端ない

少額資金とは言え、率で考えると半端ない。

問題はそれが継続できるかどうかだけ。

スキャルピングは安定性・継続性が全てです。

逆に言うと、安定性のないスキャルピングは、急速に資金を減らす原因となります。

10%ずつ資金が減るなど、考えただけでも恐ろしい。

資金減少率がシャレにならない

「ワンショット20~30万円で、10回トレードしたら10%資金が減った。」

これ、よくあるパターンです。

金額で考えると2~3万円の負けなので、たいしたことが無いように感じてしまいます。

しかし、よくよく考えてみると、とんでもない負けです。

スキャルピングの安定性とは

「ここでインすれば高い確率で利益が出る。」

そんな確信を得るのはかなり難しいことです。

軽い気持ちでインし、急速に資金を減らすほど、無駄なことはありません。

買いでインしたのに一直線に下落されたのでは、上手に損切りするなど不可能。

買ったらすぐ上がってくれて、その中で利幅をどれくらい伸ばすのか。

それとも同値で降りるのか。

それを考えるのがデイトレーダーです。

トレード回数の解

スキャルピングの回数は1日当たり何回がいいか?

その答えは、安定性があれば何回でも構わないと言うことになります。

安定性があるのなら、回数が多ければ多いほど儲かります。

不安定なトレードなら、回数は少ないほうがよろしい。

損が少なくなる分、マシだからです。

と言うより、トレードをしないほうが良いのであります。

スキャルピングの鍵は、やはり安定性と言う結論であるからして。

全勝に持ち込む方法

完ぺきなトレードなどと言ったものは存在しない。

完ぺきな退場が存在しないようにね。

相場の女神はそう教えてくれました。

しかし、女神さんには挑戦をしなければなりません。

なぜなら、勝たなければならないからです。

そのコンセプトは以下。

前提

全勝、すなわち「100%勝ち」に持ち込むためには、その前提条件として、もともと勝率の高いトレードをしていなければなりません。

勝率が5割なのに、それを全勝にしよう等は夢物語。

ある程度の勝率の高さがあってこそ、それを底上げし、全勝に持ち込むことができます。

勝率9割ならば、何かの間違いで10割にまで持ち込むことができるのであります。

つまり、偶然性を味方につけると言うこと。

世の中において全勝とは、奇跡みたいなもので、本来ありえないものです。

ありえないものを手に入れるには運しかありません。

そして、勝率9割の人が全勝、すなわち勝率10割にするためには、10回中1回の負けを排除する必要があります。

9勝1敗の1を待つ

勝ちを◯、負けを×とし、9勝1敗を視覚化しますと、例えば以下のようになります。









×

この例ですと、合計10回の試行回数のうち、負けは9回目に登場。

負けの1回は、どこで登場するかはわかりません。

ただし、いつも平均的に9勝1敗と、安定しているならば、やってやれないことはありません。

この負けの1回を待ち、その直後からインすれば、全勝に持ち込める。

すなわち、勝つために負けを待つのです。

全勝のための「負け待ち」

負けを待ち、その直後にインする。

そこからトレードに参加するのです。

「負けトレード」に実弾は投入せず、見送ります。

以降、実際にインし、勝ちが続いたところで早めに勝負を降ります。

その後は再び「負け待ち」。

同じことを繰り返します。

負けをパスし、廃除するために、負けを待つ。

このアイデアは、相場格言である「休むも相場」からヒントを得ています。

と言うより、「休むも相場」そのものかも知れません。

負けを待ち、そのトレードを休むことによって、運が良ければ全勝に持ち込むことができる。

あくまで、運が良ければ、ですが。

運を味方につける

負けが込んできますと、この手法は使えません。

あくまで元々の高勝率が必要です。

相場を休む・見送ることによって運を味方に呼び寄せ、全勝に持ち込む。

パーフェクトな全勝、そこに何とか近づきたい、その心意気であります。

その日勝ち逃げする方法

勝ち逃げにいたるコツ。

デイトレでも中長期投資でも、勝ち逃げが大事です。

含み損可能性

結論から言いますと、結局のところ、運。

その確率は何パーセント?と問われても、断言できません。

そして、買ってからすぐ含み損になってしまう銘柄、それはおおむね負けを意味します。

短期売買の場合は。

買ってすぐ上がりそうな銘柄を選んでインしているのに、その逆ならば、完全な敗北と言うことです。

相場とは、逆に動かれたら負け。

それをまず認めること。

他人様の心理を100%言い当てることは不可能。

これが相場の難しさです。

ここで言う他人様とは、相応の資金を持ってトレードしているお方、あるいはその集団のことを指します。

彼らがその銘柄の動向を決めていると言えましょう。

他人様だからこそ予測が難しいのであります。

候補銘柄数による確率増

たぶんこうじゃないか、おそらくそうですよ、と。

それがトレードの読みであり、その読みは多分に不確定。

実に心もとないのであります。

その状況を若干補ってくれるものが候補銘柄数の多さです。

上がると思える銘柄がたくさんあり、その全てにインする。

それができれば、多少は含み損の憂き目に会う確率を下げられるのではないか?

本当にそうなの?

そんなんで上手く行くの?

含み損になる確率、何パーセント下げられるの?

と聞かれても明言はできません。

ですが、

「たぶんそうなんじゃないか?

だよね?」

と言う。

実に仕事のできないお兄ちゃんの様相を呈して来るのであります。

しかし!

私はあくまで主張する。

「やられる確率は下がってる筈だ。

一応エクセルにつけておる!」

と言う訳であります。

切るべきか耐えるべきか

ここで、次の段階に入ることになります。

このインした銘柄、含み損になったのだが、切るべきか・耐えるべきか?

最初の段階から悩ましく、次の段階も悩殺プレイ。

悩殺プレイの連続、それが相場。

チマチマ打ち込んだエクセルの表をひたすら信じ、含み損銘柄を持ち続ける。

それも一つの方法でありましょう。

もはや他に信じるものはない、と言うことであります。

当方はそこまで追いつめられた!

他に何か参考になるものはないのか?

と、ワラにもすがる気持ちになった時、急浮上するものがあります。

ふところ具合と言う、自分自身の事情であります。

ふところ具合との相談

もし財布に札束が満たされているならば、あなたはラクな気持ちで損切りをすることができるかも知れません。

逆に借金だらけなのであれば、損の上塗りを自分から進んで行うには辛すぎる。

つまり、追いつめられれば追いつめられるほど、適切な行動ができなくなるのであります。

デイトレで言えば、その日その時点で利益が出ているのか?

出ているのであれば、損切れる。

逆に大損をブッこいてるのであれば、ブン投げることは難しくなるのであります。

そのような心理をかなぐり捨て、自らの財政状況を無視し、機械になり切ると言うのは難しい。

人間ではなく、単なる物体、装置になる。

損切りを淡々と行う機械。

そうなれた時、若干なりとも損を減らせるのではなかろうか?

その日勝つことの重要性

そうして、数銘柄のトレードを終え、やっとのことで利益にありつく日々。

このまま終えればその日のデイトレは勝ちでした。

しかし、次なる候補銘柄が残っていました。

最終候補銘柄の、とある1銘柄。

この銘柄にインするかどうか?

当方の相場えんま帳、チマチマつけたエクセル表によれば、その銘柄は買い候補であります。

インして勝てば利益が増え、負ければ減る。

場合によってはトータルが損失となるかも知れません。

ふところ具合はどうなのか?

その日はプラスで来ていました。

当方はその瞬間、勝っていることの重要性、それを重視。

勝ち逃げや!

と言うことで、その1銘柄はパス。

候補銘柄の検証結果

その買い候補銘柄、分足を追ってみますと。

1~2分後は含み損、その後急騰。

含み損のところでカットしてしまうと、その日の利益をかなり飛ばしてしまったかも知れません。

耐えれば利益の上積みが可能でしたが。

実に難しい。

これが含み損になった時点で負け、と言うことです。

すなわち、その銘柄をよけたのは正解でありました。

そんなわけで。

勝てて良かったぁと安堵の大引けとなった訳なのであります。


さて、本日の結果は、ノーポジからのスイング買い。

やらなきゃいいのに、アレな株に思わず手が出てしまいました。

これでも最近は抑えていたのですが。

非常に嫌な雰囲気になってきました。

PTSが下げているのであります。

こんなことばっかりやっているよ。

スイングはこれが日常であります。

つれーつれー。