ノーポジ最強の株対処法

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ノーポジとは、防御力の話であります。

全体相場が大きく下げた時、相場の達人はたいていノーポジションであります。

達人なら空売りを仕掛けている筈だ、と言う意見もあります。

しかし、この界隈、買いも売りも両方、ダブルで取れる人は少ない。

むしろ、ダブルでやられる往復ビンタと言う現象、こちらの方が世を席巻しているのであります。

すなわち、往復ビンタを食らわず、チャンスを虎視眈々と狙う手法。

それがノーポジ戦略。

当方のノーポジ最強、その心は以下のようなものであります。

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ノーポジ最強のわけ

なぜノーポジか?

なぜ往復ビンタを食らうのか。

相場の達人ではないからであります。

したがって、ノーポジでチャンスを待つ。

達人でなくとも、チャンスは拾えます。

本当のチャンスだけを狙えば良いのであります。

多くを望まず、控え目に取る。

これで資金は増えるのであるからして。

すなわち、相場の素人でも勝てる方法、そして玄人でも採用している手法、それは本当のチャンスのみにインするトレードです。

では、本当のチャンスとはどこにあるのか?

チャンスの場所

本当のチャンスの場所がわからない?

それなら、トレードをしない方がよろしいのです。

相場からは足を洗った方がよろしい。

ですから、やるからには、チャンスの場所がわからなければなりません。

逆に言えば、チャンスの場所が判明するまで、ずっとノーポジでいれば良い。

チャンスの場所は、みずからが発掘する必要あります。

経験則から言わせて頂きますと、概ね月に2回程度はチャンスが落ちている。

これを探すのであります。

月に2回ってどこよ?

以下の式をご覧ください。

(月に2回のチャンス)=(ザラバ)+(ザラバとザラバの間のギャップアップ)+(ザラバ)

これが当方の思う、本当のチャンスであります。

まずザラバで3%程度値上がりする。

次にギャップアップして翌日寄り付く。

このギャップ幅が3%程度。

さらに寄り付き後の値上がりが+3%。

合算して概ね9%程度の値上がり。

当方の感覚で、これが月に2回はある、と。

しかし、なぜ月に2回なのか?

月2回の理由

実は、このような値上がりをする銘柄は、月に2回どころではなく、日常的に随処に出現しているものであります。

しかし、その毎日わらわらと現れる、グイグイ来る銘柄は、そうそう掴むことはできません。

1ケ月の間、目を皿のようにして観察し、やっとのことで捉えることができる類いのものであります。

それより多くを望むべきではありません。

月2で十分なのであります。

すなわち、それ以外はノーポジでよろしゅうございます。

これが月に2回の理由です。

しかし、この論は実に流行らない。

なぜ、流行らないのか?

流行ってはいささか困る筋の人々が、それなりに多くいらっしゃるからです。

ノーポジの株屋事情

ひと月分の利益を、たった1度か2度のトレードで得る。

実は、これ、証券会社からすると非常に困るお話であります。

そのやり方を皆が真似ますと、手数料が取れません。

その一撃必勝手法、何としてでも阻止したい。

そんなノリもあるとか、ないとか。

彼らにしてみれば、1日100回、月に2500回、1年で3万回のトレードをしてほしい。

それが偽らざる本音でしょう。

信用取引においては、手数料が無料だとしても、必ず金利が掛かるようになっています。

たとえデイトレでも。

株屋さんは営利法人ですので、ここは避けて通ることができない仕組みとなっています。

すなわち、ノーポジでいてもらっては困る。

できるなら、スキャで狂ったようにトレードしてほしい。

弱小個人が儲かろうが儲からなかろうが、知ったこっちゃぁない。

それが手堅い手数料商売と言うものです。

このあたりが知る人ぞ知る、相場の裏事情となっています。

閑散・横ヨコを察知する方法

閑散・横ヨコをどう定義するか?

日経やダウの出来高を見れば良いのか?

残念ながら、それだけでは判断がつきにくい。

閑散を察知し、うまくかわす手法。

当方の思いは、以下のようなものであります。

一定目線を維持する

日々、日経平均、ダウ、S&P500など、各指数の出来高を観察。

しかし、これだけではピンと来ない場合が多い。

適度に出来高が盛り上がっていても、実は相場としてはたいしたことがない、そんなパターンは多いのであります。

相場の流行り廃りは、指数の出来高だけでは読めません。

もっと突っ込んだ実態を探る必要があります。

的確に実態をつかむには、一定目線を日々、維持することであります。

これによりわずかな差異を捉えることができます。

当方の場合には、新興市場・小型株のうち、一定売買代金以上の銘柄をくまなく観察しています。

そうすると、これらの銘柄数を自動的に体感することになります。

監視銘柄数は、日ごとに50~80程度を行ったり来たりしています。

もちろん、相場が流行れば、この株はグッと増えるのです。

このやり方には、突出した銘柄を見逃すことがない、と言うメリットがあります。

突出銘柄を観察する

仮に一見、相場が流行っていないように見えても、突出した1銘柄が相場を牽引することはあります。

目線を横に広げるだけではダメで、盛り上がった銘柄に着目すべき。

これにより、相場の盛り上がりを掴むことができます。

突出銘柄は、ある時はIPO、材料株、主力株であったりします。

全ての分野に目を通し、グイグイ来ている銘柄を探すのであります。

この銘柄を当方、極超グイグイ銘柄と呼んでいます。

極超グイグイ銘柄はたいてい、突出した出来高。

そして陽線、あるいは時には陰線をつけるものです。

この銘柄が全員参加型となる時、全体相場がそれほど盛り上がっていなくとも、イケている感じになることがあります。

ターゲットの集中、これが相場を活況にしてくれるのであります。

ターゲットの分散を避ける

ターゲットは分散されていない方がよろしい。

グイグイ銘柄がいくつも出る時は要注意であります。

相場が流行っているように見えて、実は肩透かし、なんてことがあります。

確かにアベノミクス初期のグイグイ相場では、グイグイ銘柄がわらわらと沸いて出て来たものです。

しかし、中途半場なターゲットの分散、これは実は強い相場ではないことが多い。

見せかけだけの、デス相場です。

見せかけだけ、と言うのはかなり痛い。

グイグイ頑張ると見せかけて、見かけ倒しの増税。

さすが年貢の国ですね、と。

そして相場を下げ、経済が頓挫。

ターゲットが分散されるよりは、一見苦しくとも1銘柄突出銘柄であります。

その方が良い相場の入り口であることが多い。

良い相場とは、ターゲットが絞られており、そのターゲットが相場全体を牽引するものであります。

始値は終値を規定しない

株価を規定すると言えば、終値であります。

始値をもって、その銘柄の株価を指すことはありません。

終値こそが全て。

なぜそう言えるのか?

相場は場中に作られるからです。

寄り付きだけ上がって、あとはずるずると落っこちる。

このように、見せかけだけの盛り上がりを見せる銘柄は多い。

また、大きく下げたので安くなったと思わせておいて、さらにダラ下げすることもあります。

IPOなどは、10%下がったところから、あっと言う間にさらに10%下げる。

急上昇直後に急降下すれば、ストップ安につけることなく、平気で20%も下げてしまいます。

引けまで目が離せない、それが相場であります。

値がさ株は嘘をつかない

低位株は、その1円を引き上げるための金額が少ない。

雑魚でも低位株を動かすことができます。

しかし、値がさ株はそうはいかない場合が多い。

大口さんが買ってくれなければ、動かないのです。

すなわち、値がさ株は嘘をつかない。

値がさ株が出来高を伴ってグイグイ来たら、それは結構イケる相場、あるいはその前兆。

値がさの突出相場、これこそ、当方の探しているものであります。

大口さんの動向を探る、と言う訳であります。

閑散相場の対処法

閑散相場はいつ来るか?

連休前後、そして夏枯れの時期であります。

なぜその時期に閑散となるかと言えば、大口の参加者が売買を手控えるからです。

彼らは何かと相場を離れ、旅に出ます。

なぜなら、そこまで相場に拘泥する必要がありません。

人生を楽しむ方が優先する、と言う訳であります。

その結果、相場の出来高は薄くなり、ボラティリティが下がります。

閑散に売りなし

相場が動かないと売りたくなります。

しかし、相場格言はこう言っています。

すなわち、売るべきではないと。

しかし、それなら、買って行けばよいのか。

悩ましいところであります。

下がらないが上がらない。

閑散相場ではそういうことが多い。

日本株で言えば、例年のゴールデンウィーク前。

場合によっては4月の早い時期から相場が動きません。

GWを控えた1ケ月間、何もしなければ良かったなんて年も少なくないのであります。

その後には夏枯れ相場が待っています。

ヘタをすれば、1年中、閑散相場なんて恐れなんてことが無きにしもあらず。

様子見戦略

相場はチャンスのみインすれば良いのであります。

なぜそんなに手を出したがるのか。

勝ちたい気持ちが先走っているからです。

しかし、相場巧者は早めに降りる。

だからこそ、連休前に閑散相場となるのです。

大口が皆、手を引くと言うのに、なぜ自分だけトレードをしたがるのか。

相場巧者ではないからです。

すなわち、相場巧者となるためには、様子見戦略。

静寂の中の飛翔

ただし、相場が閑散のなか、静かに上がる銘柄がない訳でもありません。

静かに淡々と上がっている銘柄が、全体を見渡せば、わずかに見つかります。

その場合には、そこに乗る手もない訳ではありません。

静寂の中の飛翔を見つけることは、それほど難しいことではありません。

閑散相場の中ですから、目立つのです。

当方、今回もそのチャンスを不意にしました。

グイグイ上げ、ストップ高張り付きとなっていたのを横目に。

買い遅れは負け

どんな時にも、チャンスが取れなければ負け。

なぜ買い遅れ涙目になるのか?

その答えは、チャンスを的確にモノにできないためです。

そのチャンスは、そもそも数が少ない。

数が少ないのだから、上手く取れなくて当然です。

数が多ければ、多少おこぼれにあずかれることもあるでしょう。

したがって、閑散相場では、買い遅れ涙目が普通であると言えます。

買い遅れ涙目は当たり前であります。

閑散の中チャンスに乗る方法

相場と言うのは7~10年周期くらいで山と谷が来ます。

リーマンショック的な下げは、いずれやってくると思っておいて間違いありません。

大きく動いたらチャンスはやってきます。

そこについて行くだけ。

チャンスがないのにいくら動いても無駄です。

やればやるほどやられます。

振り返れば、相場なんてものは、動かないことの方が多い。

1年を振り返れば、閑散続きもいいところです。

時系列に

  • 年始
  • ゴールデンウィーク
  • 夏場
  • クリスマス
  • 年末

の各時期において、相場が動かなくなることが多い。

真夏の時期は、暑さの影響か、家族旅行か、そのせいで夏枯れ相場。

クリスマスの期間は欧米圏の連休。

こうして見ると、下手をすれば1年中、閑散相場になりかねない。

動かない相場をどう乗り越えるか。

当方が思う、その方法は概ね以下のようなものです。

仕手株に乗る

相場とは無関係に、グイグイ来る銘柄。

閑散においては、嫌でもこの銘柄が目に入ってきます。

仕手株とは、実体不明の仕手筋によって動かされている、とされる銘柄。

あるいは、そうであるかのように見える、極端に値動きの大きい銘柄を指します。

これは、あくまで相場における俗語であり、明確な定義はありません。

閑散相場においては、この仕手株が異彩を放ちます。

なお、仕手株でのトレードを推奨する訳ではありません。

なぜなら、あまりに危険が多い。

しかし、危険を考慮に入れ、小ロットでトレードするならば、それはそれでよろし。

本当の閑散相場においては、ここでしかトレードができない場面も少なくありません。

やむなく手を出さざるを得ない、相場の必要悪的存在、それが仕手株であります。

爆下げを探す

動かない相場においては、爆下げ株がチャンスとなる場合が少なくありません。

なぜなら、大きく下げた後の戻し。

リバウンド狙いであります。

実は、大きく値が下がった直後のリバウンドは、俯瞰で見れば、小さくしか戻っていないように見える場合も多い。

チャート上においては。

ところが、率を調べると、思いのほか大きく上がっている場合が少なくないのであります。

10%くらいのリバウンドならば、よくあること。

場合によっては、平気で2割・3割上がる。

銘柄によっては、2日で倍、なんてことも。

戻しの率に注目し、そこから頂くと言う手法は、なかなかにおいしい。

ひたすら待つ

閑散相場における正攻法は、待つと言うこと。

一番まずいのが、待つべき相場で下手に手を出し、かえって大損すること。

大きくやられるくらいなら、何もしない方がマシであります。

そして、相場が活況になった時だけ、参加するのです。

1年のうち、数回だけトレードをして、十分な利益を出している人がいます。

実はこのやり方が最も効率的であります。

チャンスはどこかに固まって落ちているからです。

チャンスの固め取り。

そのためには待つこと。

膠着には勝てない

結局のところ、膠着相場には勝てないのであります。

膠着しない、値動きの軽いところを探す。

これが当方の結論。

そして、GOサインをすかさずとらえる。

GOサインを見抜くプロとならなければなりません。

Goプロを目指す、と言う訳であります。

さあ、夏の終わりの旅に出ようかな。


さて、本日の結果は、ノートレ・ノーポジ。

夏が終われば9月、この時、相場は動くことが多い。

動くと言っても、大暴落、なんてこともあります。

大暴落なら、それなりに対応するのみ。

閑散相場よりはいくらかマシ、かも知れません。

そう思わざるを得ない。

9月は要注意の月でありながら、夏枯れを払拭してくれる、隠れたチャンスの月であります。

ノーポジ引け。