凄腕トレーダーの実際

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凄腕トレーダーは一体どこに生息しているのか?

謎に包まれた巨額資金の男。

いや、男と断定するのは早計であります。

女性であるかも知れない。

なにせ、情報は少ないと来ています。

少ないながら、彼らにありがちな状況を列挙すれば、以下のようなものとなるでしょう。

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株主として名前が公表されている

会社四季報を調べれば、どこかで凄腕の個人トレーダーに行き当たります。

なぜなら、ワンショットがデカくなりすぎている。

気をつけていても、日々トレードを繰り返していれば、いつのまにか玉がデカくなります。

デカくなることに気をつけるのみならず、もっと注意すべきは、発行株に対する買いポジの株数比率であります。

低位の株が活況となった時などは要注意。

いつもと同様の金額でトレードしていたとしても、発行済株式数に対する株数の割合が格段に増えてしまう。

小型株であればより一層。

保有株が発行済株式数の5%を超えてしまいますと、面倒なこととなります。

5%ルールとも呼ばれ、5営業日以内に金融庁に書類を提出しなければならないこととなるのです。

これが大量保有報告書です。

この時、凄腕トレーダーの名前が白日のもとにさらされます。

また、上位の大株主となる場合には、有価証券報告書に名前が掲載されます。

この結果、会社四季報にも名前が載ることとなります。

すなわち、凄腕トレーダーの名前がどこかに公表されるのは時間の問題、と言うことです。

表舞台に出て来ない

凄腕トレーダーは、そうそう表舞台に姿を現しません。

その必要がないからです。

なぜ必要がないのか?

自分1人で稼げるからです。

それも、破格に稼げるのです。

どんな仕事よりも、です。

そして、顔を覚えてもらう必要がありません。

誰かを頼る必要がないのですから。

凄腕であればあるほど、いわゆる株クラにおいても、顔を出す必要がないのであります。

必要がないだけではありません。

みずからの容貌のみならず、名前、住所、電話番号、経歴その他、個人情報をみずから公開しても、何も得することがないのであります。

それは単にリスキーな行動です。

でははたして、彼に必要なものは何か?

資産運用会社を持っている

資産運用会社とは、プライベートカンパニーとも呼ばれます。

凄腕トレーダーならば、資産は巨額。

はたして、資産が少ない凄腕トレーダーは存在するのでしょうか?

少々考えればわかることであります。

さしあたり、彼に必要なものは資産運用会社と言うことになります。

なぜなら、資産の維持のみならず、税金対策。

彼はみずからの能力の特性上、その重要性を痛いほどわかっています

相続税まで見越した手筈を整えておかなければ、損をするばかりであると。

その布石として資産運用会社を作り、みずからオーナーとなり、給料をもらうと言うパターン。

これは様々な面でメリットがあります。

そして、こう呟くのです。

「もう給料安くてイヤになっちゃうよ」と。

手法もポジも公開しない

図体がデカくなればなるほど、一撃で大きくやられる可能性が増えます。

このため、みずから手法のヒントを公開することはありません。

ただでさえ危険なのに、その危険をみずから増やすことは避ける。

これは相場の生き残り戦術であります。

自分のポジションですら、やすやすと公表することはないでしょう。

図体のデカいトレーダーがみずからのポジを公開すれば、相場にインパクトを与えかねない。

相場操縦と疑われかねないリスクになります。

トレードが上手ければ上手いほど、生息領域は不明。

不気味な静けさをもって、相場に切り込んで来る、それが彼らの日常に他ならないのであります。

切り込まれたなぁ、今日も。

さて、本日の結果はデイ負け・スイング負け。

デイではストップ高張り付き狙いでハズして損切り。

おまけにIPO株に飛び込んで切り刻まれた。

スイングもトータル微妙に負け。

やはり閑散相場は手を出すべきでなかったっぽい。

強い株は徹底的に強く、弱い株はなすすべなく弱い。

月末にして今月マイ転さようなら。

ヘンテコな株ずらずらと買い持ち。

皆様におきましては、よいゴールデンウィークをお過ごしくださいますよう。