寄り付きで儲けるデイトレの買い方

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デイトレは寄り付き15分、あるいは、30分での買い。

少ない資金で朝だけトレードし、上手くやれば1カ月の食費を1日で稼ぐ。

そのくらいでなければ、デイトレをやる意味はありません。

寄り付きで確実に儲ける方法を極めたい。

これが相場の夢物語であります。

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寄り付きで確実に儲ける方法

背に腹は代えられません。

まずは生き残ること。

連休前後や夏枯れはもとより、相場は閑散になることが多い。

活況な売買が期待できない場合には、強い銘柄だけに集中すべし。

少しでも弱さを感じたり、出来高の不足している銘柄は監視から排除。

損切りらしい損切りが1度もなく、前場の30分から1時間を乗り越えることができる、それが理想です。

ひと月の食費のうち、お米代と卵代くらいは前場中に稼ぐ。

もちろん1日で。

10時20分頃には、早々に様子見態勢。

これが食べるためのデイトレです。

朝だけトレーダーの株の買い方

狙いをつけていた銘柄が流行らない、なんてこともよくあります。

そんな時には、個人の零細トレーダーが集まっていそうな銘柄を探す。

売買代金、株価ともにそこそこ上がり、動いている銘柄です。

これを相場用語で、動意づいた銘柄と呼びます。

低位株、IPO株も見逃してはなりません。

そして、10時半以降はなるべく入らない。

なにしろ、そこで食らうことが多いのです。

急騰待ちのチャンスなし

意味もなく急騰する株は、毎日のようにあります。

それを探しつつ、不用意には決して手を出さない。

そうこうしているうちに前場は終わっているものです。

急騰株につられ、安易に手を出してはなりません。

確信のないところに利益なし。

全員参加型の仕手株的値動き、そんな銘柄は意外に難易度が高い。

そこで勝てるようになるには、相当の腕前が必要です。

デイトレの時間帯

スイング持越株の1銘柄がほぼ同値。

もう1銘柄がギャップダウン。

トータルマイナス。

そういうこと、よくあります。

「米株爆上げなのに、なめてんの?」と独り言を言うのもやむを得ません。

寄り付き直後の30分は、そんな憤慨を引きずる余裕もなし。

取り返しに行かざるを得ない。

慌てて強い銘柄をどんどん買って行く。

どの銘柄が強いかの「選び」が全て。

一番「とがっている」銘柄はどれなのか。

それ以外の株も15分毎に登録銘柄を刷新。

ヘタった銘柄はどんどん排除。

前場の利益のほとんどは、値動きの激しい、「とがった」1銘柄になることが多い。

微益確定チャンス待ち

ある程度利益が出たら、他の銘柄も微益・微損程度でどんどん切っていきます。

これで本日の生活費は稼げたか、と胸をなでおろす訳です。

スイングの損をデイで取り返す。

これは一つの命題であります。

その時点で9:40AM。

さらに監視銘柄を削除、更新。

デイトレタイム終わり。

その後も他銘柄のイチ押し(1回目の押し)を見逃さないため、じっと監視。

一旦利益が出たら、焦って買う必要もない訳で。

本当にチャンスが来たと思った時のみインすればよろし。

チャンスはここに

10時前に爆上げしている銘柄を探します。

押したらチャンス。

しかし、つられて買いを入れるのはNG。

これが難しい。

もっとも「とがった」銘柄とは何か?

さらに爆上げする銘柄をそう呼びます。

始値はギャップアップしていないのだけれど、場中にその分、動き回る銘柄もあります。

イチ押しで上手く入れば、一回は抜けるのでは?

そんな淡い希望。

需給とイナゴ集団

スルーした銘柄に限って値を上げる。

買っていない時だけスイスイ上がる。

毎度のパターンです。

需給を読むのは難しい。

上の板がスカスカになっているかどうか。

上がスカスカで、下にそこそこ板が詰まっている状況で買いが入れば、どんどん値が上がる。

その筈であると。

イナゴ軍団は途端に上に売り注文を出します。

自動返済発注の時代ですから。

これであっと言う間に上の板が詰まります。

上も下もぎっちり詰まって動かなくなります。

即刻監視から外す

この登録銘柄のマメな更新。

10時半、某銘柄が急落し、少々弱い感じのヘタリ方。

手を出さず様子見。

板薄銘柄の下げ、すぐ監視銘柄から外します。

結局欲しいのは、追随した買いがモクモク沸いてくる「無限連射機関砲」。

そういう銘柄の大きな値動きを狙うのであります。

10時以降はチャンス急減。

これ相場のパターン。

急騰銘柄を追い掛ける

強い銘柄は高止まりで、そうそう下がっては来ません。

結局スルー。

そういうのが多すぎる。

本当に利確売りが連鎖し、下がる局面で、押し目のつもりでインすると、さらに崩れて損失になります。

下手をすると大損します。

10時以後はそのパターンが多い。

皆がチャンスを待っていて、プログラムを組んで最速で先頭の板を取る訳ですから。

手動でモタモタしていては間に合わず、指値で待つとそこまで降りて来ません。

後場の膠着分足チャート

後場、ずっと上昇銘柄を追っても、膠着が多い。

インできるスキがないのです。

前場に利益が出ていないと、無理矢理インしてやられるパターンにハマることも。

その後、偶然、急騰する銘柄を発見しインするものの、全く利を伸ばせず地団駄を踏む。

後場はそんな感じが多い。

デイトレードは前場が勝負で、前場で勝てるなら後場はおまけ。

大引け間際、チャンスが落ちているのを探すくらいでしょうか。

売買代金1000億円→500円の利益

売買が集中している銘柄で1ティック抜き。

買いと空売りを同時に双方出しての1ティック抜きがよろしい。

なぜなら、その買い方なら発注速度の遅さは関係なくなります。

純粋にトレードが上手いか下手か、それが明らかになるのです。

これで500円くらい儲けることはできないこともない。

しかし、欲を出してもう少し厚い発注を出すと、たいてい思い通りいきません。

自分の売り玉が全部は約定してくれない。

そのうち、じわじわ下がってくる。

地団太を踏むことになります。

普通にやれば、負けると相場は決まっているのであります。

買いボタンと売りボタンを相互交換すれば勝てるのでは?

買いと思った時に空売り、売りと思ったときに買いをやってみたら全勝、なんてこともありました。

夢を打ち砕くようですが、これ、完全に運です。

一日は銘柄探しに終わる

異常に売買代金が集まってしまうと、板(買い板、売り板)は厚く、すき間なくびっしりと発注が詰まっている状態。

これを板に行列ができている、と呼びます。

値動き的には膠着。

逆に、売買代金が少なすぎると、場合によっては板が飛んでいて、損切りをするにもずっと下の買い板にぶつけるような状態になります。

その板も薄い(発注株数が少ない)ため、損切りした瞬間にさらに値が下がって、売れ残りが出る。

すなわち、自分の売りでさらに損をすることになります。

売買代金は大き過ぎず、少な過ぎない銘柄がよろしい。

(20億円~60億円くらい?)

そういった銘柄選びの感触については、毎日ザラバを見て経験則で覚えていく必要があります。

人によってやり方が違うので、断定的なことは言えません。

寄り付き直後の脳内

デイトレはやらなくていいんだ。

やらなければプラマイゼロだ。

強い銘柄にだけ入ればいいんだ。

安易なインは止めておこう。

手数を減らしたとしても、損するよりはマシなんだ。

わかるかい?(自分へ問うている。)

自分のルールを守ることがどれだけ大変なことか。

そんなデイトレーダーの独り言。

相場のプレッシャー

寝ても覚めても株、株、株。

一部の大金持ち、一部の才能あふれるトレーダー。

彼らを除いて、相場のプレッシャーが常に脳を圧迫します。

「何苦しんでんだよ、ドMなのかよ?

やめてしまえ。

株なんてかなぐり捨てろ!」

内心キレながら無言で、静かに黙々と、モニターに向かいながらマウスを握りしめ、自分にそう吐き捨てる。

そんなことがよくあります。

株中毒のリアル

やめられるくらいならとっくにやめてます。

やめられまへん、勝つまでは。

これが本当の株中毒です。

これが世に言う、株コワイコワイのリアルです。

あくまで、一部の大金持ち、一部の才能あふれるトレーダー、一部のドMの方を除いて、下手に株に手を出すとこういうことになりかねない。

そういうことです。

時間帯の重要性

もしこれから株を始める方に何かを伝えるなら、株はやらないほうがいい。

まず第一にそういうことです。

その上で、さらに何かを伝えるなら、デイトレなら朝30分のゴールデンタイムに集中。

寄り付き直後の上昇局面を狙うのが一つのパターンかと。

いや、わかりません。

自分のことだけで精一杯。

これが相場です。

負けはロケットの残骸

ここから脱出するしか方法はない。

そのためには勝つしかない。

勝つしか。

葛飾に移住するか。

そんな絶望的なダジャレが思い浮かびながらも、毎度の損切り。

「これノイローゼやん、やばいやん、ストレスマックスやん!」

思わずそんな言葉が口をついて出た。

あきまへん。

打ち上げに失敗したロケットほど役に立たないものはないのです。

図体だけが大きい無用の長物。

今言える一つの結論

あなたが勝てると思うならやれば良い。

これが今あなたに伝えられる、精一杯のことです。

損切りをしておカネを減らす。

このパターンは少なくない。

「急騰株よ早く来い、1ティック抜いてやる」

と思って待機すれば、そんなの来やしません。

しかし、よそ見をしていれば、チャンスを見逃がす。

拘束時間は短くないのであります。

損しなければ丸儲けの世界。

そして、デイトレの第一目標は飯代の死守。

醤油かけご飯を卵かけご飯にグレードアップ。

いや、豆腐も食いたい、かつお節も!

と夢は果てしない。

何を隠そう、デイトレ風情はそんなもの。

はっきり言いましょう。

今までしこたま儲けていて、これからも儲け続けられると思えば、広告塔などやりません。

それボランティアですか?

言葉の端々に「私の使ってる株ツールは●●と●●ですけどね」なんてことも言いません。

ひたすらに静かにステルスに、儲け続けるだけです。

なぜなら、広告料なんぞより、相場の儲けの方がはるかに大きい。

考えたらわかることであります。

1日で最高級の新車1台分稼げるのに、他の仕事をしますか?

同額の報酬を保証してくれるなら、話は別ですが。

そこんとこ強調しつつ、本日の当方の結果は?

スイング引き分け、プラマイゼロ。

あっぶねえ。

ぺらっぺらに板が薄い夏枯れ相場。

プラマイゼロで降りられただけで、勝ちに等しい。

あと少し耐えれば利益は出ましたが、そんなことより損する可能性に耐えられない。

これが相場です。

これが相場の水飲み吟遊詩人です。

やべえ株買い持ち。