寄らずのストップ安

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寄らずのストップ安(すとっぷやす)とは

売買不成立にして寄り付かない。

そのまま値幅制限の下限に付け、売り気配継続。

そんな銘柄が寄らずのストップ安。

ストップ安張り付きとも呼ばれます。

ザラバ中、急に売買が成立し始める場合もあります。

あるいは、日がな一日、全く寄り付かない場合も。

これが寄らずの、寄らずたるゆえん。

事実上の取引停止に等しい。

ストップ安とは

意味

ストップ安とは、値幅制限の下限を意味します。

S安(えすやす)と、短縮して呼ぶ場合もあります。

当日中の値幅制限は、前日終値をもとに決まります。

前日終値が基準値段となり、この基準値段に対応する制限値幅が割り当てられるのであります。

基準値段ごとの制限値幅の一覧表は、下記のサイトに公表されています。

JPX日本取引所グループホームページ>内国株の売買制度

値幅制限の実際例

例えば、前日終値が2300円だった場合、この価格帯に対応する制限値幅は、上下500円。

したがって、

  • ストップ安価格1800円
  • ストップ高価格2800円

すなわち、値幅制限は1800円~2800円と決まります。

どんな銘柄がストップ安になるのか

ストップ安となる理由はさまざまです。

理由不明の場合も少なくありません。

後付けで理由が出てくることも多い。

ストップ安を前もって言い当てることは難しいのです。

そんなことができるなら、予め空売りを仕掛けておけば大儲けです。

どんな銘柄がストップ安を付け、張り付け状態となるのか?

これは、相場の摩訶不思議。

寄らずのストップ安は何を意味するか

買い持ち株が寄らずのストップ安で引け。

そんな場合、おそらくは翌日、とんでもない下げを食らいます。

ストップ安連続なんてことも十分あります。

ストップ安を付けた時点で、すでに前日終値から概ね15~20%は下げています。

翌日もストップ安となれば…

買いで入ってストップ安、しかも寄らず。

すなわち、生きた心地がする筈もなし、と言う訳であります。

当方、これを何度も食らっています。

値幅制限4倍となるストップ安銘柄

以下、冒頭の日本取引所のサイトからの抜粋です。

臨時に制限値幅を変更することがあります。

例えば、内国株については、2営業日連続で

(1) ストップ高(安)となり、かつ、ストップ配分も行われず売買高が0株

(2) 売買高が0株のまま午後立会終了を迎え、午後立会終了時に限りストップ高(安)で売買が成立し、かつ、ストップ高(安)に買(売)呼値の残数あり

のいずれかに該当した場合、その翌営業日から制限値幅を拡大することとしております。

この際、値幅制限が4倍にまで拡大されることがあります。

寄らずのストップ2連安が、そこからさらに値幅制限の拡大措置。

買い持ち勢にとっては、想像したくない状況。

それでも、寄り付けばまだ良いのであります。

確かに、値幅制限がそこまで拡大されれば、大方は寄り付く場合が多い。

しかし、相場に絶対はありません。

ストップ安連続の危惧は払拭できず。

過去には20連続S安などの記録があります。

ストップ安で売れない場合どうする?
結論から言いましょう。 S安を食らったら「誰より早くあきらめる」と言うことです。 これは忍耐力を美徳と考える文化とは逆の発想であります。 ストップ安からのリバウンド狙い、これすなわち逆張り癖。 思わず反発狙いの手が出る、と言う仕組みでありま...

【実録】ストップ3連安【2019.2.1】

ストップ安が連続する、某新興株。

何と本日で3営業日連続、寄らずのストップ安。

寄らずと言っても大引けでは多少、出来高がありました。

しかし、ストップ安も3営業日続くと、株価は半分くらいになってしまいます。

3カ月かかって3倍まで上がったのに。

しかし、3日で半額。

本日は金曜。

まだ寄り付いていないので、週明け、どうなるかわかったものではありません。

この状態で週末をむかえるのかよ。

某新興株の3営業日連続ストップ安の日足チャート

株式掲示板は盛況

半年に1回くらいはこのようなことがあります。

恐いもの見たさで、某株式掲示板を見てみると?

次から次へと書き込みが殺到中。

  • 「終わった。終わってもた!」
  • 「投機をやっているからこうなるんだよ!」
  • 「某銘柄ではこのくらいで下げ止まった」

こんな投稿が次から次へ。

経験上、このような銘柄を持っている時には、思わず掲示板を見てしまうことが多い。

茫然自失のまま、やることはそのくらいしかないのであるからして。

ストップ安連続の後に寄り付いた後、リバウンドをする場合もあります。

何しろ、このような銘柄はとんでもなく値動きが激しい。

乱高下の下で買って上で売りたい、そんな思惑も見え隠れする株式掲示板。

短期筋の理由

ただし、このようないわゆる短期筋がいるからこそ、寄らない銘柄が寄ってくれるのです。

皆が長期投資の人であれば、リスクを負ってまで買う人は少なくなり、なかなか寄り付かなくなります。

とりあえず買ってくれる投機筋。

だからこそ、この存在には意味があります。

バトンタッチする相手がいなければ、売買は成立しません。

本日の大引け時点でこの銘柄、ストップ安価格に売り注文が数百億円分もたまっています。

果たして明日以降、どうなるののでしょうか。

寄らない理由はここにある

おそらくはどこかのタイミングでリバウンドがある、そう思って短期筋は買いを入れます。

しかし、寄り付いた後にリバウンドがあるのか、それとも下がるのか。

あるいは、寄ってすぐに特別売り気配をもう一度やるパターンもあります。

何とも危なっかしいストップ安3連。

ここまで寄らずに下がってしまうということは、投機筋・短期筋の人口が減っているのかも知れません。

そのような人が多ければ、もっと早くに寄っていた筈なのであるからして。

短期筋は駆逐されている

ある程度資産が増えれば、自分の全資産を短期トレードにぶちこみたいなどとは思いません。

少なくとも資金の一部については、中長期投資にまわそうとする筈です。

AIなどのコンピューターテクノロジーの発達で、デイトレーダーが駆逐されています。

今まで短期投資をしていた人の多くが狩られてしまい、短期売買から撤退。

多くの人が株をやめるか、中長期投資に回ります。

その結果、リスクを請け負って買いを入れる筋が少なくなるのです。

ストップ安が連続する新興銘柄に買いを入れようなどと言う、いわゆる投機筋・短期筋。

いなくなってしまったとするなら、状況はさらに悪くなる一方。

短期筋消滅後の相場

ハイ・フリークエンシー・トレーディング(HFT)が広まる。

あらゆるデイトレーダーを駆逐。

相場に占める長期投資家の割合が増える。

誰もリスクを負いたくない。

やばいアレには手出し無用。

かえって不安定な相場になる。

相場と言うものは、適度なバランスが必要。

「短期筋は気に食わないから駆逐しろ」

などと言う考えは、自らの首を絞めることになりかねません。

その結果、とんでもない現象が起こり得るのであります。

【実録】連続ストップ安 その後【2019.2.6】

相場と言うものは、値動きが先にあり、後付けで説明が加えられます。

最初から説明でき、言い当てられるなら大儲けです。

このため、当方、「結果が出てから動けば良い」と考えるようになりました。

つまり、待ちの姿勢です。

ポジションを持つからこそ大損するのであります。

しかるに、まずは様子見。

そりゃあ、寄らなくなるわな。

その後、買い持ちしていたらおそらくは大損したであろう、ひどい値動きが出る。

そこから出動すれば良い、と。

「例の銘柄」に当方が気づいたのは、ストップ安連続2日目でした。

全員駆逐の恐怖

「え…?まだ寄らないの?」

と思ったのがその翌日。

ストップ安は相場全体としては珍しいことではありません。

とは言え、2日連続はそれなりに珍しい。

理由不明のまま、その後もS安張り付きは止まらず。

分厚い売り発注は出たまま。

とてもではありませんがそれを吸収する買いが来やしない。

この時点で、某株式掲示板、該当銘柄のスレッドでは信じられないほどの書き込みが殺到。

書き込み内容も殺伐としたものばかり。

3営業日連続のストップ安は、張り付いたまま大引けをむかえました。

損を耐える方法

結局、相場とは食らったら仕舞い。

大損したらそれを取り消しできません。

相場の界隈は不可逆なのであります。

突発的な不運はいずれやって来ます。

だとするなら、それを避けようとするのではなくて、あえて受け入れる。

仮に損を出しても耐えられるやり方を取る必要があります。

その一つが分散です。

3日間で半額にまで下げた銘柄を横目に、今さらながらその結論。

4営業日もストップ安が続きますと、トータルで8割くらいは下げてしまいます。

相場においては、こういうことがまれにあります。

当方、実は何度かこういうのを経験しています。

そして、その結果、相場に腰が引けてしまった、と言う訳です。

残念無念。

本日の結果および相場雑感【2023.1.20】

さて、本日の結果はノートレ。

目星をつけているアレな株はありました。

IPOとか低位のアレ買っとけば、一撃儲かったのであります。

全部どんどん上がり素っ高値へ。

しかし、問題はここから買っていくべきか・否か。

ちょっと手が出ない。

日経があまりにショボいからです。

こんなんでは、米株がアレしたら目も当てられません。

当方が危惧しているのは、第2リーマンショックです。

まあそこまで酷いことにならなくても、きっしーの眉毛見たらそりゃもう。

相場やってたらその位ピンときますわな。

日本製鉄買うかどうかかなり迷って、結局やめてノーポジ。

眉毛のせい。