100円から買える株を安く買う

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安く買う指値

指値を出して安値を待つ。

これ、相場の常套手段であります。

なぜ待つのか?

ミスプライスを待つのであります。

ミスプライスは偶然の産物。

すなわち、誰かが間違えて売りを出す。

その他、何らかの理由で、たまたま安くなった銘柄を拾う。

実はこの手法、他力本願に他ならない。

自分は指値を出して待つだけであるからして。

相場が勝手に安くなってくれるのを、ただ受け身で待ち構えるのであります。

安く買うために指値を出す手法は、実はこれが弱点であります。

いかにも努力しているような錯覚。

その実、受動的。

はっきり言いましょう。

ダメ手法であります。

もっと攻めたい。

攻撃的に利を取りに行くのであります。

では、どうすれば良いか?

安く買えるタイミングをどう探し、攻めれば良いのか?

安く買うタイミング

高い・安いは相対的なもの。

何をもって安いと判定すればよいのか。

すなわち高安の基準。

これを定める必要があります。

高安の基準に基づき、安く買えるタイミングを探すのであります。

では、高安の基準をどう定めるか?

例を挙げますと、

  • 財務状況
  • テクニカル
  • 平均乖離

など。

財務状況

PER、PBRから安いと判断する。

あるいは、財務諸表から総合的に判断する。

それも一つの手法でしょう。

要は高安の基準が定まれば良いのであります。

とするなら、以下の手法もありますわな。

テクニカル

テクニカルで高安を決める。

テクニカル指標の数値を追う。

指標は時間とともに変化します。

この数値をもとに、安くなったと判断できたら、買う。

あるいは、平均からの乖離を見るか。

平均乖離

移動平均乖離率。

これもテクニカルの一種と言えば、そう。

平均乖離については、統計的手法の基本。

乖離が異常となった時、その戻りが来ます。

そこを狙うのであります。

平均回帰を知らないと大損する


しかし、これしきのことで儲かるくらいなら、誰も苦労はしないのであります。

なぜなら、そんなことは、皆やっています。

皆がやっていると言うことは、全員が同じ安値を狙っているのであります。

すなわち、そうそう安くなんて買えやしない。

しかるに、さらにもっと違った目線が必要となります。

その別目線とは何か?

その答えは、誰もが気づかない方法を探すしかない、と言うことであります。

言い換えるならば、当方がここに書いたら、それで終い。

にもかからず、あえて書くとするならば?

単元未満株を買う方法

単元株は安い

日本株には特徴的なルールがあります。

通常は1株のみを買うことはできません。

現在、日本株ではほとんどの場合、100株が最小の単位。

これを多くの人は、当然のことと思い込んでいます。

だからこそ、誰も疑わない。

そういう場所を狙う必要があるのです。

この最小の売買単位のことを単元株と呼びます。

日本株を最も安く買うための最小単位が、この単元株。

100株単位への統一は最近

日本株において、2018年以前はこの単元株が1株、10株、100株、1000株の銘柄とバラツキがありました。

1000株単位の銘柄が大勢を占めていました。

このため、最小の1000株だけ買う場合でも、100万円以上の資金が必要なケースが少なくありませんでした。

東証では株の売買単位を100株に揃えるため、長らく行動計画を進めて来ました。

その甲斐あって、ついに2018年10月以降、10万円~30万円くらいの資金で買える株が非常に多くなりました。

個人投資家が投資しやすい環境が整ったのであります。

100株単位で買える銘柄

株をできるだけ安く買おうと思ったら、単元株価格の安い株から銘柄を抽出する、それも一法。

100株単位で買える銘柄が多くを占めるようになった昨今。

ごくまれに1株、あるいは10株単位でないと買えない銘柄もあります。

それらを含め、以下のサイトでは、単元株価格の安い順に並べられた株を一覧することができます。

ヤフーファイナンス トップ>株式>株式ランキング 単元株価格下位

もちろん株と言うものは、何でもかんでも安く買えれば良いと言うものではありません。

株価が安い場合には、それなりの理由がある場合も多い。

業績その他が冴えないからこそ安い、そんな注意を要する銘柄もあります。

業績その他に問題がなくても、流動性(出来高)が低ければ、売ろうにも売れないリスクあり。

しかし、これだけ安く買える株が揃ったおかげで、個人投資家の選択肢は広がっていると言えるのであります。

単元未満株の分散投資

今やデイトレでも、ワンショット(1回のトレードで投入する金額)20万円程度は当たり前。

一回のトレードに費やす金額が安ければ、頻回にトレードを繰り返した結果として、時間的分散につながります。

同じ1000円の利益を出す場合でも、3回に分けてトータルで1000円儲けたほうが、リスクを小分けにできます。

これが時間的分散。

そして、そのようなトレーダーが増えれば増えるほど、ザラバの流動性も上がります。

中長期投資の場合でも、より細かく分散して投資することが可能になり、リスク分散が可能。

持ち株は細かく分散されているほうが安心でき、狼狽売り防止にもつながります。

と言う訳で、ここを突破口として、どのように相場に対峙するべきか。

【裏技】端株で究極の分散投資

実は単元株価格の安い銘柄を狙う以外にも、安く株を買う方法は存在します。

端株を狙う手法です。

端株(はかぶ)とは

端株とは、相場においては、単元株未満の株に対する俗称。

(一般に多用される端株と言う語はあくまで通称であり、法令上の定義は違っています。)

すなわち、100株より少ない株、つまり、場合によっては1株からでも、株は買うことが可能。

これを知らない人は多い。

何を隠そう、端株投資法と言うシロモノ。

この手法を使えば、少額資金で何百と言う銘柄に分散することも不可能ではありません。

1株から株を買う方法と注意点

証券会社によっては、1株から株を買うことができます。

1株と言えども、配当を受け取ることもできます。

これにて、分散投資が可能。

例えば、1050円の株なら、文字通り1050円でその株が買えます。

(手数料はかかります。)

【単元未満株購入の注意点】

  • 証券会社が限られる
  • 発注時刻が限られる
  • 銘柄が限られる
  • 成行注文しか使えないことが多い
  • 手数料が通常の取引に比べ割高
  • 株主優待がもらえない場合がある
  • 議決権がない場合が多い

このあたりに注意した上で、1株から買える証券会社を調べ、究極の分散投資に挑戦するのも悪くはなし。

【合わせ技その1】口座開設時の手数料無料キャンペーンを使う

単元未満株を買う場合、手数料無料キャンペーンの対象外となっているケースが多い。

しかし、証券会社によっては、単元未満株の手数料も無料になる場合があります。

アフィリエイト・トレーダーだと、ここで、

「私はこの証券口座を使っています」的な、ア●みたいなコメントを載せたりしますが。

【合わせ技その2】NISA口座の非課税メリットを活用

NISAの口座では、単元未満株の手数料がかかる場合が多い。

しかし、上手く中長期投資の体制に持ち込めれば、手数料分は非課税のメリットで打ち消すことが可能。

リーマンショックのような大きな下げが来たら、少額ずつ1年くらいかけて単元未満株でナンピン買いをしていくのもありか?

すなわち、まだ誰も気づいていない、独自手法。

このあたりから開発するのはいかがなものでしょう。

あくまで自己責任ですが。


さて、本日の結果は、スイング負け・デイ勝ち、トータル負け。

昨日、勝負をかけたスイング玉は朝から下。

どうにもなりまへんな。

すぐ損切り。

そして、思わず手が出たデイ。

ここで損の上塗りがパターン。

ヤバいので、おっかなびっくりすぐ手を引きました。

スイングの値幅をスキャで取り返そうとする愚劣。

もうさんざん痛い目を見ているわけで。

まーた月末に削ったなあ。

今月は日次で3勝3敗、トータル勝ち。

平均月間収益よりやや少ない程度か。

ただ、稼働日数が6営業日と少ない。

それを考慮すれば、まあこんなもの?

なんて思っていたら、思わず勝手に手が出た。

さらに勝負で、アレな株いろいろ厚めに買い持ち。

微含み損。

いよいよやってもうたかも知れない。

たすけて。