誰しもお地蔵さんのように座ったまま、利益を積み上げたい。
しかし、悲しいかな、人間はお地蔵さんではありません。
忍耐力もブチ切れる場合がある。
それを思い知った。
相場と言う魔物に、思い知らされた。
当方のお地蔵さんハイレバ手法。
その開発経緯。
そして、その結果やいかに。
以下、参考にする方などいらっしゃらないとは思いますが、当然ながら参考非推奨であります。
真のお地蔵さんのみ、貫徹できる手法であります。
レバをめぐる旅
レバレッジとは、英語でレバーの派生語であり、てこの作用を意味します。
レバによって利益を飛躍的に増加させたい。
しかし、実際には損をする場合も、てこが効いてしまいます。
トレードが下手である場合には、下手さが拡大されるのであります。
すなわち、上手であれば利益が増えますが、下手であれば、損が増えてしまう。
そして、下手なものを、手の平を返すように上手にすることはできない、この現実。
ですから、安全のためには、レバを効かせないほうがよろしい。
現物株でトレードをするか、レバレッジ1倍となるよう信用取引でトレードをするのであります。
しかし、何とかレバを効かせたい。
この誘惑。
自動損切りの罠
利益が拡大するのであれば、誰も困りはしません。
しかし、損失の拡大、これが問題。
損失を一定範囲より大きくさせない。
すなわち、損失のコントロール。
ここで多くの人が考えるのが、逆指しによる損切りであります。
ある価格に達したら、自動で損切りが出るように設定。
例えば、株価が下げて500円に達した時、成り行きの売り発注を出す。
損失が一定範囲に収まる筈です。
あくまで筈に過ぎない。
実は、成り行きで売る以上、必ずしも想定した価格で売れるとは限りません。
買い板が離れていて、450円にしか買い発注が存在していなかった場合には、450円以下での損切りとなります。
自動損切りの約定価格は、誰も保証できません。
完ぺきなトレードなど、存在しないのであります。
完ぺきへの指向性
想定した通りに株価が動き、想定した株価で買い、売る。
その理想にどのくらい近づけるか。
この程度を、トレードの完全性と呼びます。
(当方の勝手な用語。)
トレードが上手くなるためには、この完全性を高める必要があります。
上記の自動損切りで言うならば、500円で売ると想定したなら、何がなんでも500円で売らねばなりません。
売ろうと思ったけど売れなかったとか、500円ではなく450円で売れてしまった、等はありえない。
つまり、言い訳無用。
これが出来て初めて、大損を回避し、レバの有用性を享受できます。
浮上した窮余の策とは
相場において、想定通りの値動きを期待することは難しい。
しかし、その確度を上げること。
これがトレードをより完全たらしめ、安全にレバレッジを効かせることにつながります。
すなわち、値動きに暴れまわられては困る。
上がるのなら静かに、ゆっくり上がってくれよ、と。
下がる場合も同様。
あっちこっち、瞬時に動き回るような値動きは、不完全なトレードの原因でしかありません。
しかし、相場の本質として、価格は常に上の板と下の板を行ったり来たりしているもの。
すなわち、想定通りの値動きなど、厳密には存在しない。
ここで窮余の策として現れる手法。
お地蔵さんハイレバ手法の勃興であります。
お地蔵ハイレバ手法の勃興
一定時間の間に、何パーセント値が動いたか。
これが時間当たりの値動き率です。
時間当たりの値動き率が大きい場合には、より予想を裏切って価格が動くことになります。
逆に言えば、動かないでじっとしている、値動き率ゼロの状態。
この場合、お地蔵さん状態であります。
すなわち、時間当たりの値動き率を見ることはたやすく、人の目に明らかであり、数値として把握することもできる。
大きく動いたら、それは想定通りではないと言うことです。
と言うことは、値動きは小さいほうが良い?
確かに、動かない銘柄なら大損しないので、いくらでもレバレッジをかけられます。
お地蔵さんのように動かない銘柄、ここにハイレバをかける。
すなわち、お地蔵さんハイレバ手法。
そんな算段でのぞんだ、本日のトレード。
デイ勝ち、スイング負け。
なぜ買い持ちで日経が上がったのに、スイングで損するんだ?
想定外過ぎる。
そんな思いで、静かに切れ、机の天板をおもむろにグーでぶち壊す。
デイも苦労しました。
延々うんつく言いながら、やっとこさ利益確定。
お地蔵さんハイレバ手法とは、利益が反映されるまでに時間がかかり過ぎるのが難点。
しかも、スイングの損、取り返せず。
わいは言いたい。
わいはお地蔵さんなんかではない。
人間や。
後場、デイ、ストップ高狙いで崩れ、損切り。
そういうことか。
そっちがその気ならこちらにも考えがある。
机の天板など、こうしてくれるわ。
と思うや否や、壊れた机の天板を、さらにメキメキ粉砕し、粉々に破壊。
爪がはがれた。
血だ。
狂気の目をしている。
呼吸がぜーぜー言っている。
モニターもマウスも吹っ飛んだ。
わいはお地蔵さんなんかではない、わかったか。
その時、鉄板の机が必要かも知れないと思った。
ヤケっぱちでアレな株持ち越し。