踏み上げ相場の条件
踏み上げ相場は、踏み上げる条件がなくなるまで続きます。
踏み上げる条件とは何か?
条件はその時々によって変わり、例えば以下のようなものがあります。
円安傾向
ドル円の日足チャートを見ると、
151.94円→127.21円
となった後の140円台。
再び150円以上を目指すか?
円安は日経平均の押し上げ要因。
日経平均がここから下がるのか・上がるのか。
担がれたショート筋の動向やいかに。
主力株→小型株への流れ
資金の流れは常に主力株と小型株の間を行ったり来たりします。
今回の上昇局面で言えば、半導体、商社、日経平均寄与度の高い値嵩株が相場を牽引しました。
一極集中と言っても良いほど。
資金の流れとしては、主力株から小型株へ動くことが多い。
となると、相場はこの資金の流れを持って継続するのではないか?
小型株に来るのか?
すなわち、上昇を牽引するセクターが移動しつつ、相場はまだ腰折れないのではないか?
その答えは相場のみが知っています。
小型株相場の特徴
小型株は必ずしも日経平均に連動するものではありません。
日経平均が下げているのに爆上げすることもあります。
なぜなら、小型株が爆上げするのに、主力株ほど大きい資金はいらない。
たとえ日経平均が高値をつけなくとも、ある種の相場活況がやってくる場合があります。
日経平均は微妙だけれど、小型株がストップ高を連発する、など。
そうこうしているうち、ふたたび大型株に資金が戻り、再度日経平均が高値を取るのであります。
担がれる筋
踏み上げ相場は、担がれている筋が慌てて買い戻しを入れることによります。
慌てて買い戻すため、相場は一直線に上がってしまう。
買いから入る筋は、そんな買い方をしません。
押し目を探し、慎重に買っていきます。
一直線に買い上げる行為を嫌うのであります。
踏み上げがすぐに終わることはありません。
ある程度の期間、続くことが多い。
インフレ傾向
商品価格の上昇。
戦争の影響もあり、その他にも様々な要因から、回りまわって物価が上昇。
日本だけ無関係ではいられません。
インフレ傾向となると、相場はたいてい上がるものです。
この思惑がさらに相場を押し上げます。
インフレが踏み上げ相場を誘因するのであります。
失われた30年の反動
30年以上にわたり株価が低迷するなど、通常はありません。
日本はその中で苦しんでいました。
反動がいつ来るのか?
今でしょ?
相場なんて、いずれは上がるものであります。
にも関わらず、長きに渡りそうはならなかった、この反動。
相場は踏み上げ続けるのではないか?
当方、そんな思惑に取り付かれています。
失われた30年の亡霊に取り付かれているのです。
踏み上げ相場の終わり
踏み上げ相場は売り方が担がれ、焼き尽くされるまで続きます。
これがまだはもうなり、もうはまだなりの相場格言です。
ひとことで言えば、踏み上げ相場はそうそう簡単には終わらない。
当方の見立てでは、物色の矛先が循環しては手を変え品を変え、相場は上がり続けるのではないか?
大相場とは規模の大きい踏み上げ相場であります。
踏み上げ相場がいつ終わるのか?
これは誰にもわからず、思いのほか長く続くことが多い。
当方の勝手な経験則ですが。
さて、本日の結果は、スイング負け。
結構やられました。
もうちょっとうまくできなかったのか?
こういう日もあります。
そして、今月の結果は、先月を越えた勝ち。
実は、数年来月間損益のうち最高値です。
これも相場が良いからに他ならない。
すなわち運。
上昇相場はあまり得意ではありません。
ただし、こういう時に上手くついていかないと、相場では儲けられません。
相場は下げているくらいがやりやすい。
しかし、やりにくい上昇相場こそ一番儲かる。
買えない高値を買う難しさ。
買えないスッ高値にこそチャンスがある。
そんな思いであります。
新興株のみ、いくつか買い。
玉はそこそこ。